テレビ業界の裏話 PR

テレビADの仕事をする時の心得

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社です。

全国のテレビ局で主に情報・報道番組の制作に携わっています。

毎年たくさんの新卒さんにご入社いただき、それぞれの番組制作の現場へ就業いただきます。

就業前には弊社の方で研修を行うのですが、もちろんほとんどのみなさんがテレビ業界のことをあまり知りませんし、未経験です。

テレビが好き、という理由で志望してくださった方がほとんど。

中には学生の頃からアルバイトをしていて…という方もいらっしゃるので、そういう方はテレビ業界のことは詳しいですけどね。

【学生インタビュー】テレビ局内でデータ入力や書類整理などの仕事をしています! 本日は東京キー局の報道局エンタメ班で学生アルバイトとして働かれている東堂さん(仮名)にインタビューさせて頂きます。 どうぞよろし...
えいぞーさん

弊社でアルバイト勤務をしてくださっている方のインタビュー記事です!具体的なお仕事の内容についてもお話しいただいているので、ぜひ読んでみてください!

こういった方は本当に稀で、ほとんどの方が全くテレビ番組制作の裏側については知らない、という方なので、事前にしっかりと研修を行います。

テレビ業界の効果的な新人研修!ライズプランニングも研修を行っています今回はテレビ業界の新人研修制度についてです。 研修はあるのかないのか。 どんな研修なのか、研修はどんな効果があるのか...

今回はこちらの研修でもよくお話しする内容で、アシスタントディレクターとしてのお仕事を始める前に、知っておいて欲しい、仕事をする時の心得について解説してみたいと思います。

報告する

どんな仕事に就いてもこれは大切なことですが、とにかく報告をする、ということは最も重要なことです。

例えばアシスタントディレクターのお仕事の中では、

  • 取材先とのやりとりで相手を怒らせてしまった
  • ロケ中に注意された
  • ロケで使用していたケーブルで一般人が転んでしまった
  • ロケ先で物を壊した

といったアクシデントが起こることがよくあります。

こういった「報告したら怒られるであろうこと」も、絶対に報告した方が良いです。

気持ち的には報告したくない、というのは大変よく分かります。

えいぞーさん

報告せずになかったことにして、それで問題にならなければ、そのほうが良いですよね…私も怒られたくないですもん笑

ただ、隠していたことが後で大問題になることがあります。

一般人が転んでしまった、といったようなものは、後から問題になれば番組打ち切りになりかねません。

問題が小さいうちから対処しておく、ということが大事なのです。

失敗したことがあっても、報告はするようにしましょう。

昔はテレビ業界も怖い人が多かったようですが笑

今はそういった雰囲気はありません。

チームで仕事をする、という感覚でお仕事に取り組めたらいいなと思います。

関連記事:テレビマンには本当に怖い人が多いのか

連絡する

テレビ番組は一人で作るものではないので、進捗を共有することも大切です。

例えばADとして働き始めたら、すぐに街頭インタビューに出るようになると思います。

街録とは?現場での流れと撮影のコツも解説 テレビ番組を見ていて、 テレビ 街の人たちの声を聞いてみました… といって、街ゆく人たちのインタビュー映像がたくさん流れ...

基本的に取材内容が「うまくいく」ということを前提にディレクターも構成を考えています。

ですが、実際にはインタビューに答えてくれる人をうまく見つけられなかったり、思っているようなコメントを聞き出せない、ということがあります。

ディレクターは街頭インタビューに同行しないこともありますので、その状況を共有するため、一定の時間・一定の成果が出た時点で連絡をとって状況を伝えるようにしましょう。

連絡を取るにも時間はかかってしまうものですが、それでもそれは良いものを作るのに必要な作業なのです。

【インタビュー】AD3年目!自分の特徴を出せる映像作りを目指しています 本日は北海道のテレビ局の夕方の情報番組において、アシスタントディレクターとしてお仕事をされている吉田さんにインタビューをさせて頂きまし...

相談する

ADのうちは特に、困ったことがあったり、何かが発生した時は「どうしたらいいか」ということを上の人に相談し、指示を仰ぎましょう。

新人だけで判断して悪い結果になることもあるので、必ず上に人に相談することが大切です。

上層部の判断で、今動かしている企画自体がストップになることもあります。

自分たちで判断して動くことが逆に仕事を増やしてしまうこともあるので、やはり相談が一番大切ですね。

【ADインタビュー】2年目で自分の成長を感じる。早くディレクターになりたい! 本日インタビューさせて頂くのは、名古屋のテレビ局で働く、AD2年目の渡辺さんです。 インタビューさせて頂いた渡辺さん 弊社...

確認する

テレビ番組制作はチームで行う仕事のため、作業を途中で引き継ぐ、ということが結構あります。

そういった時に、

  • 次の人が許可を取ってくれるはず
  • 前の人が許可を取っているはず

といった思い込みがあると、大事故につながる可能性があります。

「やっていないのではないか?」と良い意味で疑う気持ちを常に持ち、「どこまでやっていて、何をしなくてはいけないのか」ということを毎回確認するようにしましょう。

さらに、「前回はOKだった」というケースもあって、

その「前回」がどれくらい前なのかによって、もう一度確認した方が良いと判断できるものもあります。

最近ですとコロナを境に条件が変わった、ということも多いです。

許可取りは特にそういったことが多いので、確認は大事ですね。

関連記事:撮影許可ってどうやってとってるの?

驕らない

「マスコミである」「テレビの撮影である」ということで驕ってしまう、というのはよくあることではあります。

ですが、コンテンツを作るためには取材先や協力してくれる方の力が欠かせません。

それなしには映像は作れないのです。

お店の取材も、私たちはあくまで「取材させてもらう」立場です。

飲食店の撮影では、営業時間外に時間をいただくことが多く、

通常であれば仕込みや休憩のための時間を、わざわざ提供していただく、ということを忘れてはいけないです。

営業時間中にカメラが入れば、通行の邪魔になったり、テレビに映りたくないから買い物ができない、という人が出てくることもあるでしょう。

こういった不満やトラブルはSNSですぐに拡散されるようになりました。問題が起きやすくなっているとも言えます。

常日頃から謙虚な気持ちで撮影に携わるようにしましょう。

関連記事:【AD・AP必見】番組撮影現場で喜ばれるお菓子・ケータリングの選び方

今回はアシスタントディレクターとなった時にまず、最初に心に留めておいていただきたいことをまとめてみました。

えいぞーさん

ぜひこれからのお仕事の参考にしていただけたら幸いです!

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。


LINE@」からテレビ業界に関する質問を受け付けています。

友だち追加







    テレビ業界への転職を検討している新卒でテレビ業界へ就職したいテレビ業界に関するご質問全般