テレビ番組制作の仕事に昔から興味があるのですが、きつい仕事だというイメージもやっぱりあって…
いわゆるホワイト企業みたいな会社はないのでしょうか?
と悩んでいる人が結構多いです。
弊社ライズプランニングはテレビ局出向方の番組制作会社で、主に情報・報道番組の制作を行っています。
面接を受けに来てくださる方とお話ししていると、
休みはありますか?
というご質問をいただくことは多いです。
番組制作の仕事をしたいけど、休みもしっかりとりたい。
そういう方にぜひおすすめしたいのが、生放送の番組です。
番組は生放送か完パケものに分かれる
テレビ番組は、放送形態で分けると、
- 生放送
- 完パケもの
の2種類に分けることができます。
生放送は読んで時のごとく、生の放送。
スタジオや現場からリアルタイムで放送を行うことです。
それと反対の意味になるのが完パケものです。
完パケというのは完成パッケージのことです。
テレビ局に編集したVTR(完成パッケージ)を納品して、放送時間になったらそのVTRを流す方法ですね。
これはリアルタイムで起こっている内容ではなく、放送の前にロケや収録を行って、そのVTRを編集したものです。
弊社で主に制作をしている情報・報道番組というのは生放送のものが多いです。
報道番組というのはニュースですね。
情報番組はバラエティ要素が少し詰まったニュース番組、という感じでしょうか。
朝の9時や10時ごろからお昼すぎまで平日に放送されている番組が情報番組と呼ばれるような番組で、
平日毎日放送されているので帯番組(おびばんぐみ)と呼ばれることもあります。
月曜日から金曜日まで放送している、というのが帯という言い方になるんですね。
こういった情報番組はテレビ番組制作の経験がない方におすすめのジャンルです。
番組制作はドラマやバラエティ番組も人気ですが、情報番組はドラマに出演されているタレントさんがゲストでいらっしゃったり、
アーティストさんがゲストでいらっしゃって楽曲を披露してくれたり、
お笑い芸人さんがいらっしゃってネタをやってくださったり。
再現でドラマを制作することもありますね。
そう考えると、情報番組は全部盛り!というような感じで、色々なジャンルの仕事を経験しやすい現場になっていると思います。
そういった観点から、情報・報道番組からまず経験を積むというのがおすすめなのです。
関連記事:テレビ番組制作会社に入るなら、最初は報道か情報番組がいい理由
生放送は時間が決まっているから休みがとりやすい
じゃぁなんで生放送だと働きやすいの?というところですが、
生放送は放送時間が決まっており、リアルタイムで作ったものがそのまま放送されますね。
つまり、準備はもちろん必要だけれど、放送時間に集まって放送して、それが終わったらちょっと反省会をして解散!となるわけです。
それに対して完パケものは、収録をしてからの編集がとにかく大変です。
ロケの部分とスタジオ収録の部分がある番組なんかが多いですが、
この場合はロケを先に行ってそれをある程度編集しておく必要があります。
編集したVTRをスタジオ収録の時にみんなで見て、それに対するリアクションを収録して、それをまた編集。
つまり完パケものの方が圧倒的に工程が多いのです。
しかも編集はこだわろうと思えばいくらでもこだわれてしまう。
頑張ろうと思えばギリギリのデッドまで頑張れてしまうのです。
生放送はリアルタイムで起きたことが全てなので、準備は必要でも、
放送当日が大きな勝負という感じです。
これがスケジュールに大きな差を生みます。
完パケものの場合はロケの収録が押せば編集が遅れ、
編集が遅れればさらにスタジオ収録にも遅れが生じ…という感じで休みだった日程が休みではなくなるということも多いんですね。
工程が複雑な分、トラブルが起きやすいというのもあります。
生放送の場合は放送当日のスケジュールをとにかく抑えておけば良い。
つまり休みをとりやすい環境にあるのです。
もちろんこれは携わる番組よっても変わってくるものですが、完パケものに比べたら生放送の番組の方が圧倒的にスケジュール管理はしやすいです。
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クリエイティブな仕事は休みも大事
お休みの日にいつもとは違う場所に出かけたり、読書をしたり映画を見たり。
そんな新しいインプットがあると、それが仕事のアイデアに繋がったりするのが番組制作の仕事の面白いところです。
ディレクターさんとお話しをしていたりすると、そういうアンテナがいつも張られているな、と感じる人が多いんですよね。
巷で流行っているものを感じ取っては、「これは次の放送のネタになるかもしれない!」と言ってメモを取り始めたりするわけです笑
クリエイティブな仕事だからこそ、リフレッシュするための時間もしっかりとって、
仕事に戻ったらそのリフレッシュで取り入れたインプットも次に活かす。
これもまた、番組制作の仕事の面白さの一つかなと思います。
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