CMをやりたいと思った時にどんなCM内容にしたらいいのか、CMの作り方についてはとても悩むポイントだと思います。
普段CMを見ていて「こういうCMいいな」と思っても、なぜそのCMがいいと思うのか、どういうところが印象に残りやすいのか、ということはなかなか言葉で表現するのは難しいですよね。
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CMは基本的には15秒、もしくは30秒ですから、一度見るだけでは細部を研究することはできません。
CMは3回見られないとその人の記憶には残らないとも言われています。
では良いCMの作り方、というのはあるのでしょうか?
今回考えてみたいのは、男性脳と女性脳の違いを考慮したCMの作り方、というものです。
日常における男女の違い
CMの作り方を考える前に、まず日常的に感じる男女の違いについて考えてみましょう。
生きていて、どうも男女の考え方の違いを感じること、ありませんでしょうか?
例えば女性の場合は集団行動をとても重んじます。
これは狩猟時代に女性がそもそも家族を守る役目を負っていて、周りの女性と子供たちと助け合って自分たちを守っていたことに由来していると言われています。
だから仕事もチームワークが向いていますし、ランチはとにかくみんなで食べる、という女性が多いですよね。
対して男性の場合はランチも外に出かけて行って一人で手早く済ませてしまうことが多いかと思います。
他にも、話をする時に女性は婉曲表現や抽象的な表現を多く使い、相手の感情の動きに沿うような話の仕方をするのが得意ですが
男性は要点特化型で、ストレートに表現し、短時間で話をまとめる能力があるかと思います。
つまり、日常的に男性と女性では生き方から違うのです。
これはマーケティングの世界でもとても重要なことなのではないかな、と思っていて、
男性脳と女性脳の違いを考慮した上でCMの作り方を考えていくのがとても大切なことだと思っています。
CMの受け取りてが男性なのか、女性なのか、ということによってそのCMの印象は全く変わってきます。
CM視聴における男性の特徴
まずは男性がCMを見る時、どんなところに注目するのか、ということについて話してみたいと思います。
シンプルが好きな男性
男性はとにかくシンプルなCMに対して好感度が高いと言われています。
テレビCMというのは詰め込もうと思えばたくさんの情報を詰めこめるものです。
- CM背景
- 情報としての文字
- 音楽
- セリフやナレーション
いくらでも情報を入れることができるのですが、男性は情報処理能力が女性に比べると高くありません。
視線も広域でなく、一点に集中しやすくなっています。
だから、もし男性がCMを見ていたとして、ながら見なんかをしようものなら、拾える情報はもっと少なくなってしまう、ということなのです。
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文字を追う男性
男性はCMの中に多くある情報の中で文字を追う特性があると言われています。
かならず視聴者に伝えたい情報、というものがCMをやる上で明確な場合は、ナレーションやロゴではなく、
はっきりと読みやすい文字にするのが男性にとってはわかりやすいCMになる、ということだと思います。
端的でわかりやすい情報、というのが文字なのでしょう。
CM視聴における女性の特徴
では今度はCMを見る人が女性だった場合、どんなCMの作り方をすれば受けがいいのか、ということについてお話してみたいと思います。
情報量が多い方が好きな女性
これは男性に対して正反対のことになりますが、女性の場合は情報量が多いCMの方が印象がよくなると言われています。
- 有名なタレントが出てくる
- ダンスなどの視覚的動きが大きい
- 背景が美しい
- 音楽が流れている
- ナレーションが流れている
- セリフが多い
などといった情報がたくさん詰まっているCMの方が華やかで好ましいと思われるそうです。
もちろん、好ましいと思われるCMがそのまま意図するコンバージョンに繋がるのか、
つまり印象のいいCMイコール理解できるCMになりうるのか、というのが難しいところではあります。
印象に残ったとしても、その後の消費活動に繋がらなければ意味がないですからね。
デザインに惹かれる女性
女性の場合は男性に比べてデザイン性が高いものに惹かれる特徴があります。
女性はどんなジャンルにおいても、美しいもの、華やかなものが好きなんですね。
これは動物学的に言っても頷けることなのではないかと思います。
生物界ではメスが地味でオスが派手な生き物が多いですよね。
女性の印象における判断基準は「派手かどうか」というところにかなり重きを置いているのではないかと思われます。
感情移入する女性
女性は男性に比べると感情移入しながらCMを見る人が多いと言われています。
感情移入の度合いも高い、ということです。
だからきっとわかりやすいCMよりもドラマチックでそこにストーリーがあるものの方が好まれるんですね。
例えば青汁のCMなんかがそうですよね。
あれは主婦層に向けた時間帯に流れていることが多いCMだと思いますが、見ていてCMだと最初は気づかないほどドラマに溢れたCMになっていることが多いと思います。
CMの作り方
男性のCMの見方、女性のCMの見方について話してみましたがいかがだったでしょうか?
テレビCMをする上ではどんなターゲット層にどのようにアプローチするか、というメディアプランを立てることがとても大切です。
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企業によっては男性用のCMと女性用のCMを分けて作っているところもあります。
ホームページで2種類のCMを流してみる、というのも一つの手ですね。
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ぜひCMを作る時にその作り方の参考にしていただければと思います。
弊社 ライズアドバートではテレビCMの制作から放送までをワンストップで承っています。
ご質問ご相談等ございましたらお気軽に下記フォームよりお問い合わせください。
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