弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回は美術館のテレビCMについて、どんな表現方法があるか、解説してみたいと思います。
実は私、美術館とても好きでよく行っちゃうんですよね〜!
私見になりますが、自分がどんなCMを見たら美術館に行きたくなるか、ということも踏まえてお話ししていこうと思います!
作品や画家のストーリーがわかる
美術館に行くきっかけはやはり
- 「有名な絵が来る」
- 「企画展がある」
だと思います。
そういった情報はテレビCMをはじめとした広告媒体から知ることが多いですが、CM映像の場合はそこに色々な情報を詰めることができますので、作品や画家のストーリーを入れてみるのも面白いのではないかと思います。
例えばゴッホは日本の浮世絵との出会いで衝撃を受け、日本に大変関心を寄せていたことで有名です。
浮世絵に影が描かれていない、という理由で、日本は常に太陽が真上にあって、光に溢れている国なんだ!と勘違いしていたそうです。
その後日本のような気候を求めて、南フランスのアルルという村に住むことになり、『黄色い家』は大変有名な絵となっていますよね。
さらに有名な『ひまわり』もこの頃に描かれた絵。
そんなストーリーを知ると、ゴッホの作品の見方が大きく変わります。
画家の背景と作品の解説を合わせると、絵はとても深みが増してくるもので、
なかなか諸説あるものもあり難しい部分もあるとは思いますが、そういった知識が得られる展示というのは魅力的なのではないでしょうか。
テレビCMは短尺ではありますが、画家の生涯や絵が描かれた背景なんかを紹介してみるのも面白いと思います。
それに合わせて長尺のプロモーション動画を作成し、公式サイトで公開する、といったことをしてみてもいいかもしれません。
美術館に行く前の予習動画、のようなものもあると便利ですね!
見る作品をより深く楽しむために、絵について事前に予習することができる動画があれば人気が出そうです。
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作品がどこから来たのかがわかる
海外から作品が来日することで企画展が開かれることがよくありますが、
その作品がどの国のどの美術館から日本にやってきたのか、ということがわかるようなCMにしてみるのも面白いと思います。
絵画が海を渡って日本にやってくる、というのはすごいことですよね。
つい最近も東京都美術館にドレスデンからフェルメールの『窓辺で手紙を読む女』が来ていました。
フェルメールが大好きなのは日本人だけだそうですね笑
この絵も、実は手紙を読んでいる女の後ろにある壁にかけられた画中画が塗りつぶされていることがわかり、復元作業によってキューピッドが現れるという面白いストーリーのある絵です。
このネタ自体がCM映像になっていました。
ドレスデンはドイツの都市ですが、その美術館がどんな美術館なのか、
ドレスデンがどんな街なのか、ということをCMに盛り込んでみるのも面白いと思います。
普段なかなか行くことができないようなところから絵画がやってくる、というはそれだけで特別感がありますよね。
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出演者が実際に美術館を楽しむ様子
タレントを起用して、実際に美術館を楽しんでもらい、その様子をCM映像として利用する、という見せ方もあります。
作品や企画展示に沿ったキャスティングをすれば、見せ方も広がるでしょう。
また、タレント自身にファンがついていますので、「あの人が実際にここで美術を楽しんだのだ」ということを感じるために、美術館を訪れてくれるかと思います。
さらに、実際にその場所で楽しんでもらっている様子を撮影することで、
実際の美術館の空気感や雰囲気を伝えることも可能かと思います。
どれくらいの規模感で、どんな空間なのか、ということが伝わると、よりその場所を訪れるイメージを持ってもらいやすいでしょう。
有名タレントや声優を音声ガイドに起用
美術館では有名タレントや声優を音声ガイドに起用していることもあるかと思います。
その音声ガイドを楽しみに美術館を訪れる方もいらっしゃいますので、それを全面に押し出したテレビCMをしてみるのも一つの手です。
音声ガイドというのは会場でしか聞けない限定ボイス。
期間限定の企画展ならではの特別感を感じられるかと思います。
音声ガイドを担当したタレントや声優にそのままCMに出演してもらう、というのも良いかもしれません。
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