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完全栄養食のテレビCM内容を消費者ニーズから考える

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最近よく見かけるようになった完全栄養食(完全食)について、

消費者のニーズを分析しながら、テレビCMをする時にどんな内容にすればいいのか、ということを考えてみたいと思います。

完全栄養食の認知度はまだ低い

【完全栄養食についての調査】利用者の7割が満足!気になる実態と、市場成長のキーとなる課題とは?!によると、

完全栄養食を知っているかどうか、という設問で、

  • 知っている…11.7%
  • 聞いたことはある…34.1%

という結果が出ていました。

「聞いたことはある」を含めても、完全栄養食を認知している人は全体の約5割。

さらに完全栄養食の認知者に、完全栄養食を利用しているかを問う設問では、

  • 利用している…8.7%
  • 利用したことはあるが、今はりようしていない…15.5%

となっており、利用経験者は合わせて24.2%。

認知者のうち4人に1人しか利用した経験がない、ということがわかりました。

この結果から、テレビCMをやる時は、そもそも完全栄養食というものがどういうものなのか、ということを解説するような内容にしてみても良いのかなと思います。

そもそも完全栄養食は1食分で1日に必要な栄養素の3分の1を摂取することができるとされている食品のことですが、その情報自体もあまりまだ知られていないことなのではないかなと思います。

関連記事:CM制作をする時にヒアリングさせていただく5W1H

完全栄養食は利用満足度が高い

同アンケートでは、完全栄養食の利用者の満足度の設問で、

  • とても満足している…22.5%
  • まあ満足している…45.0%
  • あまり満足していない…2.5%
  • 満足していない…0.0%

という結果が出ており、全体の7割弱が完全栄養食に満足感を感じていることがわかります。

つまり、一度食べてもらえれば、良いと思ってもらえる可能性が高い、ということです。

試食会場を用意して、それを宣伝するようなCMにしてみるのも一つの手かもしれません。

完全栄養食を利用したことがある人の継続利用意向を聞く設問では、

  • 利用していきたい…67.5%
  • 利用していきたくない…12.5%

と、継続利用の意向がある方が多いということもわかっていますので、

やはり一度利用してもらう、試してもらう、ということが重要なのではないかと思います。

ちなみにこういった「とにかくまず食べてもらいたい」という食品の場合は、視聴者プレゼントというやり方もあります。

プレゼントができるテレビ局・番組には限りがありますので、どの番組でもできるわけではないですが、

無料のプレゼントには多くの方が応募してくれます。

特に食品は人気が高いので、こういったやり方も視野に入れてみるのも良いでしょう。

関連記事:テレビで視聴者プレゼント企画をやる

完全栄養食に期待することは「購入場所の利便性」

また、同アンケートによると、完全栄養食に期待することは、

  1. コンビニやスーパー、ドラッグストアなどで手軽に買えるようになる…37.8%
  2. 一人一人の好みや健康状態に合わせた完全栄養食が発売される…28.2%
  3. 病院や介護施設で普及していく…25.1%

という結果が出ていました。

日常的な食事の選択肢の一つとして完全栄養食を認知してもらうためには、手軽に買えるということがとても重要なのだと思います。

「どこで買えるのか」ということは強調しても良いかもしれません。

また、病院や介護施設での普及という意見が入っているのも面白いですね。

高齢者や病気のせいで食事をとるのが億劫になってしまっている人(栄養バランスを考えて自炊するのが難しい人)をターゲットにしたCMを考えてみるのも良いかもしれません。

あとはやはり自炊をする習慣のない男性をメインターゲットにするのが良いかもしれませんね。

CMを放送する時はなるべくターゲット層を細かく絞るのがおすすめです。

不特定多数に見られるテレビCMは、「刺さる人をなるべく増やしたい」と考えてしまいがちですが、

逆にターゲットを広げることを考えすぎると、内容が抽象的になりすぎて、覚えてもらいづらいCMになることが多いです。

ターゲットを細かく絞ることによって、印象に残りやすいテレビCMを制作することができるでしょう。

関連記事:印象的なCMの特徴とは

テレビCMを放送する時に注意したい考査のこと

テレビCMを放送する際は、テレビ局側で考査と呼ばれるCMを放送するための審査のようなものがあります。

具体的には、

  • 視聴者に誤解を与える表現などが使われていないか審査する表現考査
  • テレビCMを放送して問題のない起業家どうかを調べる業態考査

の2つの考査があります。

特に表現考査においては、データがしっかりと裏付けできるものではないとCMに盛り込むことができないようになっています。

特に完全栄養食のCMなんかは直接人体に影響する内容になってきますので、慎重に考査が行われるかと思います。

映像が出来上がってしまってから考査でNGが出ると修正が必要になり、余計な費用がかかってしまいますので、

できれば絵コンテ(CMを制作する時にはじめに作る、イラストや写真を用いた映像イメージ資料)の段階で一度テレビ局側に考査を依頼した方が良いです。

広告代理店に相談していただければ、そういった部分のサポートをさせていただきます。

どうぞお気軽にお問い合わせください。

関連記事:CMの考査基準について、広告代理店が解説します!

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長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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