弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回はメイク用品の中でもチークのテレビCMを放送する時に、どんなことを考えたらいいのか、消費者アンケートを見ながら広告戦略を考えていきたいと思います。
チークに期待されていること
女子はチークにどんな効果を求める?という記事によると、「あなたはチークにどんな効果を求めますか?」という設問に対して、
- 顔色を良く見せたい
- 明るい印象にしたい
- 健康的(若々しく)に見せたい
- 小顔に見せたい
- 立体的に見せたい
といった回答になっていました。
女性はメイクをしていないと、どうしても血色感が無くなってしまいますよね!
チークは印象を明るく、健康的に見せるために欠かせないもの、ということがよくわかります。
また、同アンケートで「あなたは、どんなチークメイクをしてみたいですか?」という設問では、
- 『血色感チーク』(健康的でナチュラルな仕上がり)…約83%
- 『「目の下」に入れたい』(おフェロ顔など色っぽい顔を演出したメイク)…約6%
- 『日焼けチーク』(頬骨より少し上に入れ、火照った頬を演出したメイク)…約4%
- 『「おてもやん」チーク』(バブル感漂う全体的に濃いメイク)…約2%
といった結果が出ていました。
ほとんどの人がナチュラルな仕上がりを望んでいる、ということです。
他のメイク用品と違ってチークが面白いなと思ったのは、
- 血色感
- おフェロ顔
- 日焼けチーク
- おてもやんチーク
といった、流行語のようなものがよく見られることです。
同じチークでもどこに入れるかによって印象は大きく変わりますし、
こういった流行語と合わせてPRすることによって、商品の使い方がよりイメージしやすくなり、高い広告効果が期待出来そうです。
商品自体は同じだけれど、
それぞれのメイクコンセプトでこんなに印象が変わる、というようなCM内容にしてみるのも面白いかもしれません。
たった一つの商品で印象を劇的に変えられる、という謳い文句があれば、ユーザーにはお得感を感じてもらえると思います。
ユーザーがチークに関して困っていること
テレビCMの内容を考える時によく注目するのが、「今その商品を使っている人が困っていること・不満に思っていることは何か」ということです。
これらのポイントから考えて、「それらの困りごとを解決することができる」という方向でCMを作ることがあります。
6600人アンケートでわかった!みんなのチーク事情【可愛いの基本Beauty】という記事によると、
「チークのつけ方で分からないことはなんですか?」という設問で、
- 濃くならないつけ方
- バランスよく見える位置
- 似合う色の見つけ方
- チークを入れる順番
- TPOでの使い分け方
という結果が出ていました。
トレンドがあるチークの位置というのはなかなか難しく、
どうやって入れたらいいか分からないと悩んでいるユーザーが多いように見受けられます。
そこで、トレンドを紹介したり、顔の形にあったチークの入れ方などを紹介する、ハウツー系のCMにしてみるのも面白いかもしれません。
悩みを解決できるような商品、あるいはCMにすることによって、ユーザーに興味を持ってもらいやすくなるでしょう。
関連記事:CM予算ごとに、できることを紹介します!
コロナで志向にも変化が?
メイク用品は新型コロナウイルスの影響を大きく受けました。
Withコロナの働き女子メイクスキンケア事情(購入実態編)という記事によると、
コロナ流行語はメイク・スキンケアアイテムとも使用金額が減少しており、その中でも特に
- ファンデーション
- チーク
- 口紅
の現象が顕著となっています。
私自身、マスクをする生活が当たり前になってしまってからは、チークを付ける頻度がかなり減りました。
さらに困っているのはマスクにチークが付いてしまうことです。
マスクを外す時にメイクが付いてしまっていると、不衛生に見えますし、他の人にもマスクの裏側は見て欲しくないな、という気持ちになります。
その日の朝に初めて使うマスクでも、夕方までつけているマスクはメイクがべっとり。
一度外したマスクを再び付ける時にメイクが付いていると、それもまた不快な気持ちになったりするものです。
最近はマスクに付きにくいメイク用品が多く出ていますので、そういった商品の打ち出し方も効果があると思います。
また、私の場合は目元にもチークを使うのですが、
チークを目元にも使える、という広告の打ち出し方をすると効果的かもしれません。
というのも、チークの使用率が減っているのはマスクが多くなったから、目元しか見えなくなった、というのが理由だと思うんですね。
つまり目元だけはしっかりメイクする、という人が多くなっているわけです。
そのため、目元にも使える、となればチークを購入してもらいやすくなるかもしれません。
関連記事:テレビCMを制作してWEBでも配信したい時に気をつけたい権利の話
化粧品に関しては直接肌に付けるものですので、テレビCMを放送する際に必要な考査と呼ばれる審査のようなものが通常よりも厳しくなる傾向にあります。
弊社ライズアドバートでは医薬品・医療関係のCMも承っており、こちらの考査のフォローもしっかり行います。(通常のCMよりも納品スケジュールに余裕を見ていただいた方が良い商材です)
ご予算に合わせた広告プランをご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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