CM・広告の仕組み PR

CMのキャスティングはどんな事を考えてされている?

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弊社ライズアドバートはテレビCMを中心に取り扱う広告代理店です。

テレビCM放送のための放送枠の獲得とともに、CM映像の制作も行うことが可能で、実際にCMを制作する時に必要になってくることの一つとして「タレントをキャスティングするかどうか」という項目があります。

今回はテレビCMのキャスティングについて、どのようなことが考えられているのか、ということを解説してみたいと思います。

これからテレビCMの制作・放送を検討されている企業さまのご参考になれば幸いです。

CMをどれくらいの予算で制作するか

まず、CMをどれくらいの予算で制作するかによって、タレントをキャスティングするかどうかが変わってきます。

例えば、なるべくCM制作費用は抑えて、とにかく安くCMをまずは放送してみたい、というようなケースの場合は、新規で撮影を行わずに、すでに企業さまの方でお持ちのスチール画像(ホームページなどを制作される際に撮影された写真)などを組み合わせて、スライドショーのような形で映像を作り、

そこに音楽やナレーションを足してCM映像とする、というやり方があります。

この方法をとればCM制作も20万円〜30万円程度で行うことができ、

地方局や独立局などの比較的安い金額でCMを放送できるテレビ局を選べば、50万円程度からでもCM放送を行うことができるんですね。

特に初めてテレビCMを放送されるという企業さまの場合はこのような作り方をすることも多いです。

ある程度CMの効果が見えてきて、ブラッシュアップしたい、という段階で新規で撮影をしてCMを作ります。

新規で撮影をしてテレビCMを制作する場合は、撮影をするためのスタッフのコストもかかりますので、最低でも制作費は100万円程度かかります。

タレントさんのギャラに関しては知名度によるところも大きく、知名度が高ければ高いほど金額も高くなります。

関連記事:CM制作費の相場はいくらか

タレントを起用するメリットデメリット

ではテレビCM制作をする際にタレントを起用するメリットとデメリットについて解説してみます。

メリット

有名タレントを起用する場合は、そのタレントの知名度がすでにありますので、まだ一般的に知られていない知名度の低いサービスや商品もタレントの知名度によって知名度を上げることができます。

また有名タレント自身が持っている印象を借りて商品やサービスのPRができるでしょう。

例えば、透明感のある女優さんが爽やかな清涼飲料水のCMをしていると、なんだか美味しそう、と感じるような気がしてくる…といったような感じです。

デメリット

デメリットとしてはまずコストが高くなってしまうということ。

起用するタレントさんの知名度が高ければ高いほど、CM起用コストも高くなります。

そこにどれだけ金額を割けるのか、ということは初めに考えておかなくてはいけません。

さらには、タレントを起用することによってCM映像素材に使用制限がつく、というデメリットもあります。

基本的にタレントは1クール(3ヶ月)、1年、2年などといった期間を決めて、その期間で契約をする形です。

その期間中は出演してもらった映像素材は自由に使えますが、それ以降もCM素材を利用する場合は契約更新して、さらに出演料を支払う必要があります。

タレントの出演がなければ、使用期限なしのものを制作会社に作って貰えば半永久的に素材が使えますから、そちらの方がコスパは良いですし、煩雑な権利のことを考える必要はないですね。

関連記事:CMに有名タレントを起用するメリットとデメリット

タレント起用時にどんなことを考えるか?

では実際にタレント起用をする時に、予算的なところが決まった上で、あとはどのようなことを考えてキャスティングされるのでしょうか?

企業さまにタレントさんのファンがいる

テレビCM制作をする企業は、その企業がお金を出して制作をするわけですから、ファンのタレントさんにぜひ自社のCMに出演して欲しいと考えるのは普通のことで、珍しくはありません。

イメージが合って、予算的にも問題がないのであれば、そういった理由で起用されることももちろんあります。

名前と関連がある

タレントさんのお名前、グループ名などと商品やサービスの名前が似ていたりする場合は、名前を掛けて、CMに起用するということはよくあります。

ダジャレのように感じますが、結局タレントさんの知名度に商品やサービスの名前を引っ張ってもらうための有効な手段です。

言葉のつながりがあることによって、人の記憶に残りやすくなりますからね。

商品のターゲット層とタレントさんのファン層が合致する

特に最近はインフルエンサーマーケティングでよく使われる手法ですが、

タレントさんが抱えているファンの層が商品やサービスのターゲット層と合致する、という理由で特定のタレントさんをキャスティングすることもあります。

例えばファミリー向けの商材であれば、ママさんタレントなんかはキャスティングされやすいわけです。

家庭があって、良いママとしてのイメージがあって、子育てもしている。

そんな印象が世間にあるからこそアピールできる商品・サービスがある、ということですね。

関連記事:テレビCM制作を初めてする時に決めておくべきこと

ということで今回はCMのタレントキャスティングについて解説してみました。

えいぞーさん

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長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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