CM・広告の仕組み

商品の魅力を引き出すことができるテレビCMとは

魅力的に映る商品CM

テレビCMは15秒か30秒が基本ですが、その時間の中で伝えるべきことは何でしょう?

それは商品の魅力だと思います。

 

その短時間の中でそのテレビCMを見た視聴者に「これが欲しい!」と思ってもらい、商品を購入してもらうことが目標でしょう。

 

つまりテレビCMを見て購買意欲を掻立てることが大切なのです。

 

しかし1日のうちにテレビCMはたくさん放映されていて、その中で印象に残るテレビCMというのはほんの一握りでしょう。

1人の人が1日に見るCMの本数の平均は約200本と言われています。

 

思っているよりも多いと感じませんか?

それはきっと、それだけ印象に残るCMが少ない、ということなんだと思います。

 

ではテレビCMを見ていて「これが欲しい!」と思う時というのはどんな時なのでしょうか。

どんなCMを見たらその商品が欲しいと思えるのでしょう?

 

今回は商品の魅力を引き出すテレビCMについてお話してみたいと思います。

 

CMを成約に結びつける動線

 

そのCMがどのような動線で成約に結びつくのか、ということが考えられているCMというのはとても上手いCMだなと感じます。

 

例えば「ネットで◯◯を検索!」という言葉が入っているテレビCM。

これはそのキーワードを入力したら必ずこの商品の情報にたどり着けますよ、というフローが作られているんですね。

 

今はテレビを見ながら片手にスマートフォンを持っている視聴者がとても多いですから、

手元で操作して、その商品をすぐに購入することができるようになっているというのは成約に繋がりやすいテレビCMだと言えるでしょう。

 

逆に商品の購買意欲を高めるためのテレビCMなのに

それがどこで買えるのか、商品名やキーワードがわかりづらい、もしくは覚えにくいテレビCM内容になっていると

どうしても視聴者が成約まで辿りつくことができません。

 

視聴者がどのようにして商品を購入するのか、ということを考えてテレビCMの内容を考えることがとても大切なのです。

関連記事:売れるCMを作るためにはターゲットの設定が重要

 

印象に残るCMが正解ではない

 

では、印象に残るCMを作ることが重要なのか、というと、実はそれも違うように思います。

 

例えばわかりやすい例で言うと、新しいテレビCMを作る時に、今話題になっている有名タレントさんやお笑い芸人さんを起用するとします。

いわゆる時の人を起用する、ということですね。

 

これはきっとその時に話題になっている人でしょうからそのテレビCM自体も話題になるでしょう。

 

しかし肝心の商品の魅力や内容を伝えることができるないようになっていない場合は

「誰々が出演しているCM」という印象になってしまって、商品の内容を印象付けることはできません。

 

テレビCMが印象に残るのではいけないのです。

あくまでそのCMで紹介している商品が印象に残るようなCM作りを心がけなくてはいけないんです。

関連記事:CMに有名タレントを起用するメリットとデメリット

 

感情を引き出すCM

 

人間の記憶は感情とともに保存されることが多いです。

 

特に感情のわかないものよりも感情がたくさん動いたものの方が記憶に強く残るでしょう。

 

今までで印象に残っているCMを何本か思い浮かべてみてください。

思い出されるCMはきっと何かしらそのCMについて気持ちが動いたものなのではないでしょうか。

 

  • 可愛い
  • 親近感を感じる
  • 自分のことのように感じる
  • 共感できる

そんな感情を持つことができるテレビCMが話題になることがしばしばあります。

 

つまり多くの視聴者が、CMに「ドラマ性」を求めているのです。

特に今、大量生産大量消費社会で物が溢れている生活の中に私たちは生きています。

 

そんな中できっと必要とされているのは物そのものではなく、そこにドラマがある物、愛着を感じるような何かなのではないでしょうか。

 

だからこそ、ドラマを持っているコンテンツというのはヒットしやすいのだともいます。

関連記事:青汁のCMドキュメンタリーはなぜ効果的なのか?

 

手に入れた未来を見せるCM

 

消費者が商品を買う時に考えることというのは「この商品を手に入れた自分が、今の自分とどう変わるか」ということです。

 

その商品がない生活とその商品を手に入れたあとの生活を無意識的に想像しているものなんですね。

 

例えば、道を歩いていたらとあるお店にディスプレイしてあった素敵な洋服と巡り合ったとします。

その洋服が欲しいと思うのと同時に、その洋服を着た自分や、その洋服を手に入れたらどこに着て行こうか、誰との約束でそれを着て行こうか、

ということを瞬時に考えるのが人間というものなんですね。

 

つまり、商品のCMをやる時は、より消費者に「この商品を手に入れたらどんなことができるのか」ということを考えてCMを作ると効果的です。

 

例えばオーブンのCMで料理のレシピや作り方などを見せるのがこの方法です。

オーブンを購入しても、商品紹介で作っていた料理の具材などはついてきません。

でも商品紹介で見た料理のレシピで「自分が料理する時にこのオーブンがあったらきっとあんなことができるだろう」という想像をすることができるんです。

 

このように、CMを見る人に商品を手に入れたその後の未来を見せることが、商品の魅力を引き出すことができるCMを作るコツです。

関連記事:CMを作る時に整理しておくべき事

 

テレビCMをやるなら

 

今回は商品の魅力を引き出すことのできるCMの作り方についてお話してみました。

これからテレビCMを作ろうと思っている方のご参考になれば幸いです。

 

弊社ライズアドバートではテレビCMの動画制作から広告枠の獲得までをワンストップサービスでご提供させていただいております。

これにより、通常よりも費用を抑えてテレビCMを放映することが可能です。

 

ご予算に合わせたCM作りのご提案をさせていただきますので、ご質問ご相談等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

関連記事:CM予算はどうやって決めるべきか

 

では今日はこのあたりで。

ABOUT ME
長倉 さやか
テレビの広告代理店「ライズアドバート」の長倉です。テレビでCMを打つ、となると身構えてしまう人がたくさんいると思います。でも実はテレビ広告はやり方によっては手軽に、そして楽しく挑戦してみることのできる広告です。テレビの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆していきます。 番組制作を行うライズプランニングではサポートも行っています。

弊社ウェブサイト








    15秒30秒のスポットCM広告を出したいタイムCMを出したい見積もりが欲しい広告全般のご相談