弊社ライズプランニングは、テレビ局出向型の番組制作会社です。
主に情報・報道番組の制作に携わっています。
テレビ業界未経験の方が業界に入った際は、まずはアシスタントディレクターとしてキャリアをスタートさせることになります。
アシスタントディレクターと聞くと、
毎日ロケや収録があって、芸能人とお仕事ができるんでしょ!
というようなイメージをされる方が多いと思いますが、実はロケや収録以上にあるのがデスクワーク。
ロケや収録を成功させるために、たくさんの準備が必要で、実はロケや収録よりももっともっと準備には時間がかかるものなのですね。
特に新人のうちにたくさんやることになる業務が「リサーチ」です。
リサーチとは?
リサーチとは言葉そのままなのですが、情報を調べることです。
- 番組の企画に沿ったネタを探すこと
- 取材をするお店を探すこと
- 番組で探している人を探すこと
- 巷で流行っているネタを探すこと
といったようなこと、全てリサーチの仕事となります。
こういったリサーチには新聞や雑誌、書籍などの紙媒体も多く使われますが、
ネット検索ももちろん多用されています。
今回はリサーチでネット検索をする時に便利よく使う検索コマンドについて解説してみたいと思います。
リサーチの仕事をされている方や、これからリサーチ業務が入ってくるかもしれない、という方にぜひ読んでいただきたいです!
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“キーワード”で完全一致
探しているキーワードを“”で囲むと、完全に一致する語句が含まれる結果を出してくれます。
たとえば「将棋大会で優勝したことがある人」を調べたい時はどうでしょうか?
この場合は、検索窓に
「“将棋” “優勝” “さん”」
と入力すれば、将棋大会などで優勝したことがある人の名前を調べることができます。
さらにここに、
「“群馬”」を足してみましょう。
「“将棋” “優勝” “さん” “群馬”」
と検索すると、群馬県で開催された将棋大会で優勝したことがある人が出てきたり、将棋大会で優勝した群馬県出身の方が出てきたりします。
ちなみに「”“」は半角で使用します。全角だと使えませんので注意です。
このようにコマンドを入れて検索をすると、より検索の精度が高まるので、リサーチ業務ではコマンドを利用することが多いのです。
https://pencre.com/%e3%80%90%e5%ad%a6%e7%94%9f%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%83%90%e3%82%a4%e3%83%88%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%80%91%e3%83%86%e3%83%ac%e3%83%93%e6%a5%ad%e7%95%8c%e3%81%a7%e5%83%8d/キーワードA OR キーワードBで選択肢
ORで複数のキーワードを繋げることで、「どれか一つを含む」あるいは「複数を含む」結果を出すことができます。
たとえば番組リサーチでよく使われるのは「行列 OR 話題 OR 人気」というような使い方でしょう。
弊社の場合は情報・報道番組を制作していることが多いので、
「今、このエリアで人気のスイーツがこちら!」というようなコーナーの制作をすることが多いです。
こういった検索でも使いやすいのが「OR」です。
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キーワードA AND キーワードBで両方含む
「OR」の場合は「いずれか(もしくは両方)を含む」でしたが、「AND」の場合は「どちらも含む」の指定をすることができます。
たとえば「城 AND 遺跡」というような検索の仕方をすると、城と遺跡、どちらも含んだ結果が出てきます。
ANDではなく普通の検索だと、どちらかが含まれる検索結果が出てきてしまったりしますので、このコマンドも便利です。
site:(URL)で特定のサイト内を検索
「site:(URL)」を使うことで、特定のサイトの中のコンテンツを検索することができます。
たとえば、弊サイトの中の「インタビュー記事」を調べたい場合は、
「インタビュー site:https://pencre.com/」と検索すると、インタビュー記事ばかりが検索結果に出てきます!
ちなみに組み合わせも可能で、たとえば複数のサイトにまたがって特定のキーワードを調べることも可能です。
今回はリサーチ業務で使いやすいGoogle検索コマンドについて解説してみました。
検索の精度が上がることで、より業務の効率も上がるのではないかと思います。