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東北でテレビCMをする時に知っておきたいこと

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東北エリアでテレビCMを放送する時は、どのようなことを考えれば良いのでしょうか?

テレビCMをメインに取り扱う広告代理店ライズアドバートが解説していきます。

東北エリアは全て狭域圏のテレビ局

一つの都道府県に対応する形で放送エリアが定められているのが狭域圏(きょういきけん)です。

それに対して複数の都道府県にまたがって放送することができるのが広域圏(こういきけん)で、

  • 関東エリア
  • 近畿エリア
  • 中京エリア

は広域圏となっています。

東北エリアは広域圏のテレビ局はありませんから、それぞれの県に対応した形でテレビ局があります。

東北エリアで利用できるテレビ局は以下の通りです。

<青森>

  • 青森放送(RAB)
  • 青森テレビ(ATV)
  • 青森朝日放送(ABA)

<秋田>

  • 秋田放送(ABS)
  • 秋田テレビ(AKT)
  • 秋田朝日放送(AAB)

<岩手>

  • テレビ岩手(TVI)
  • アイビーシー岩手放送(IBC)
  • 岩手めんこいテレビ(MIT)
  • 岩手朝日テレビ(IAT)

<宮城>

  • 宮城テレビ(MMT)
  • 東北放送(TBC)
  • 仙台放送(OX)
  • 東日本放送(KHB)

<山形>

  • 山形放送(YBC)
  • テレビユー山形(TUY)
  • さくらんぼテレビジョン(SAY)
  • 山形テレビ(YTS)

<福島>

  • 福島中央テレビ(FCT)
  • テレビユー福島(TUF)
  • 福島テレビ(FTV)
  • 福島放送(KFB)

エリアによってテレビ局の数には違いがあります。

ただ東北エリアにおいては最低でも3つ以上テレビ局がありますので、選択肢はまだある方かなと思います。

関連記事:地方局でテレビCMをするメリットとは?

東北エリアでお試しに人気なのは宮城県

東北エリアのどこかでテレビCMをしたい…という企業さまによく選ばれやすいのが宮城県です。

まず、人口が約230万人で全国14位。

人口が多いところでCMを放送すれば、効果もでやすいですし、どのようなリアクションがあるのか、ということを測定しやすいでしょう。

では他にどのような特徴があるのかというと、以下のような項目が挙がっています。

  • 2014年住宅着工件数1位
  • 2018年吉野家店舗数[人口10万人あたり]1位
  • 2021年コンビニ店舗数[人口10万人あたり]4位
  • 2012年転職率2位
  • 2017年高血圧患者数(65歳以上)2位
  • 2016年ウイスキー消費量2位
  • 2017年脂質異常症患者数3位
  • 2018年医薬品購入量4位
  • 2017年高卒就職者に占める女性比率3位
  • 2016年働く父親の家事参加率5位

逆にワーストのランキングを見てみると以下のようになっています。

  • 2016年米消費量43位
  • 2016年休養・くつろぎ時間44位
  • 2016年合計特殊出生率44位
  • 2021年焼き鳥店店舗数43位
  • 2021年アイスクリームショップ店舗数39位

都道府県別統計とランキングで見る県民性 宮城県のランキング より

こうして見てみると、高卒就職者に占める女性比率が高く、また働く父親の家事参加率も高い、さらに休養・くつろぎ時間が短い、などから、とても勤勉で仕事熱心である県民性である、ということがよくわかります。

意外だったのは、米の消費量は低いということ、コンビニ店舗数が多いということではないでしょうか。

またランキングを見ていると健康的な問題を抱えている人が多いこと、子供の数が少ないことなどがうかがえます。

このような特徴を拾っていった上で、ターゲット層とCM内容が合致するか、ということを考えて見ても良いのではないでしょうか。

同じ東北でも県によってやはり県民性は異なるものですので、そういったことを踏まえてエリアを選ぶのも良いと思います。

関連記事:CM広告のエリアの決め方について

地方局は50万円程度から出稿可能

地方局であれば、50万円程度からテレビCM放送を始めてみることが可能です。

例えば予算100万円なのであれば、

  • 岩手県・宮城県の2つの県で50万円ずつ放送する
  • 同じ宮城県の中で3つのテレビ局で30万円ずつ放送する
  • 同じテレビ局で季節を変えて50万円分を2回放送する

というような条件分岐をすることができます。

このように、いくつかのパターンを用意してABテストしてみる、というのはおすすめです。

CMの最後にホームページやランディングページへの誘導をつけておいて、サイトにアナリティクス計測コードを埋め込んでおけば、CMによってどれくらい検索数が上がったのか、といことも測定することができます。

アナリティクスの分析を行えば、地域ごとの反応も見ることができますから、地域別にCMを行った時の効果測定も行えますね。

このように地方局であれば少ない予算でも十分テストをしながらCM放送を進めていくということができます。

地方でまずはABテストを進めて、その後関東エリアで放送する、その後全国、というようなステップを踏む企業さまもいらっしゃいます。

県民性とターゲット層の相性が良いのであれば、東北エリアでまずCMをしてみる、というのはおすすめです。

また、他にもお試しで放送される地域としては、

  • 北海道
  • 静岡県
  • 福岡県

などが挙げられます。

これらの地域もぜひ一緒に検討してみてください。

関連記事:CMのお試しをする際のおすすめプラン

えいぞーさん

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長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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