テレビの枠つまり放送枠にはどんなものがあるのでしょうか。
情報番組枠、ドラマ枠、ニュース枠、細かくは夕方ニュース枠、など。
いろんな呼び方があります。
テレビの枠の種類
大きく分けるとテレビの枠の種類は固定の枠と流動性のある枠にわかれるでしょう。
固定枠にはどんなものがあるかというとニュース枠、情報番組枠、ドラマ枠、アニメ枠など。
そして流動性のある枠というと、旅番組をやってみたり、クイズ番組をやってみたり、歌番組をやってみたりとワンクール(約3ヶ月)、2クール(約6ヶ月)など期間を決めていろんな番組をやってみるような枠です。
また特別番組などもこの流動性枠に入ります。
テレビ局によってこれらの枠のどれに重点を置くか、ドラマ枠を多くするか、情報番組枠を多くするかなどは(編成といいます)テレビ局が決めていいことになっていますので、局によりある程度の個性がでています。
今回はこれらの中からニュース枠、情報番組枠、ドラマ枠についてです。
ニュース枠
テレビといえばやはり一番に出てくるのがニュース枠です。
そもそもテレビは国の許可事業ですから正しい情報を多くの国民に伝えるという責務があります。
そのためニュース枠というのはどのテレビ局も必ずあります。
それも1日に何度もニュース枠を設けています。
- 朝ニュース枠
- 昼ニュース枠
- 夕方ニュース枠
- 夜ニュース枠
- 深夜ニュース枠
そのほか「スポーツニュース枠」などと呼んでスポーツニュースだけを扱う枠を作っているところもあるようです。
何時にニュース枠を入れるかはそれぞれのテレビ局で決めています。
ニュース枠は長いものをメインで一つ入れてあとは短いものを朝から夜まで何度か流すというの局が多くなっているようですね。
例えばキー局の場合、各局の看板番組にもなっているメインの長いニュース枠を見てみると
- NHKは夜9時開始の「ニュースウォッチ」
- テレビ朝日は夜10時(9:54分)開始の「報道ステーション」
- 日本テレビは夜11時開始の「NEWS ZERO」
- TBSでは同じく夜11時開始の「NEWS 23」
- フジテレビでは夜11:30開始の「ユアタイム」
- テレビ東京では夜11時開始の「WBSワールドビジネスサテライト」
とこんな感じで放送されていますね。
これを見てわかるように夜の11時台は4つの局がニュース番組をやっているので、いかに視聴者を捉えるか苦労しています。
情報番組枠
ニュースと並んでテレビ局の看板番組とも言えるのが情報番組枠でしょう。
というのもニュースと同様情報番組枠も平日毎日やっているものが多いからです。
かつてはワイドショーなどとも呼ばれニュース番組とは分けて、主に芸能などのエンタメ情報(エンターテイメントの略)を扱っていた枠でした。
現在では情報番組と呼ばれるようになり、ニュースや芸能、スポーツ、生活に関わることなど番組の中に幾つかのテーマを設けるようにしているテレビ局が殆どです。
情報番組枠もニュース枠同様1日に何度もあります。
- 早朝の情報番組枠
- 朝の情報番組枠
- 昼前の情報番組枠
- 昼の情報番組枠
- 夕方の情報番組枠
といったところでしょうか。(テレビ局により異なります)
この中でも朝の情報番組枠はテレビ局の顔とも言える看板番組枠で、現場は大勢のスタッフによって支えられています。
ライズプランニングからもキー局の情報番組に多くスタッフが行っています。
例えばキー局の場合、朝の情報番組枠というと
- 8時から日本テレビの「スッキリ!!」
- 8時からテレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」
- 8時からTBSの「白熱ライブ ビビット」
- 8時からフジテレビ「とくダネ!」
なんかがそうですね。
これらの朝の情報番組枠にはテレビ局はとても力を入れています。
というのも朝を制するものは1日の視聴率を制するという言葉もあるのですが、
朝起きて付けるチャンネルは、出かけて帰ってきてもそのままそのチャンネルから始まるので視聴率を制しやすいというのがあるのです。
確かにテレビの電源を入れた時に、とりあえずちょっと面白かったらそれを見続けるという可能性は高いですよね。
朝はテレビ東京を除いて各局情報番組枠を設けていて、朝の看板番組の視聴率はとても大事なのです。
さて、最近の情報番組枠はニュース番組の色合いが強く、導入はニュースから入るのが定番になってきている感があります。
情報番組のニュース番組と異なるところは、司会者はアナウンサーとは限らず、コメンテーターやゲストをおいていること。
また、ニュースの事実伝達だけではなく、関係者を調べたり、インタビューしたり、経緯を細かく調査し、
コメンテーターがそれに対して意見を述べるなどニュースに比べ細かく紐解いていく構成になっているところがニュースとは異なります。
このため、視聴者にとってはわかりやすい反面、どこに重きを置いて番組を作るかによって、視聴者に与える影響も大きいため、情報番組は物議を醸し出すのも多くなっているようです。
アメリカの大統領選挙などでも情報番組で大きく取り上げていたことが
実は現地アメリカでは全く異なる捉え方をしていたなどということもあり得るわけです。
ドラマ枠
ドラマ枠についても各民放局では大体曜日と時間を決めています。
- 月曜夜9時 フジテレビ(突然ですがある結婚します)
- 火曜夜10時 TBS(カルテット、逃げるは恥だが役に立つもここでした)
- 火曜夜9時 フジテレビ(嘘の戦争)
- 水曜夜9時 テレビ朝日(相棒15など)
- 水曜夜10時 日本テレビ(東京タラレバ娘)
- 木曜夜9時から テレビ朝日(就活家族、ドクターXもここでした)
- 木曜夜10時 フジテレビ(嫌われる勇気)
- 金曜夜8時 テレビ東京(3匹のおっさん3)
- 金曜夜10時 TBS(下克上受験)
- 土曜夜9時 日本テレビ(スーパーサラリーマン)
- 日曜夜9時 TBS(A LIFE 愛しき人)
- 日曜夜9時 フジテレビ(大貧乏)
2017年1月から3月まで(夜9時、10時台)
これ以外に最近は深夜帯もドラマ枠が多くなってきており、
テレビ東京の「勇者ヨシヒコと導かれし7人」深夜0:12分開始
テレビ朝日の「奪い愛、冬」金曜23:15開始
のように深夜帯にもかかわらずキャストも作りも豪華です。
ドラマ枠に限らず特に主要都市では深夜の視聴率が高くなってきている傾向があり、
以前に比べて深夜に力を入れているのがわかります。
また上記の一覧を見ると分かりますがテレビ朝日はゴールデンタイムのドラマ枠は他局と比べると多くないのですが、相棒やドクターXなどなかなかのヒット作品が生まれていることがわかります。
かつてはドラマといえばフジかTBSと言われたことがありましたが、最近はちょっと様変わりしているのかもしれません。
ドラマ枠は各局大体決まっているようですが、時々これらの編成は変わるので、今後はどうなるかはわかりません。
まとめ
今回はテレビの番組枠の中でもニュース枠、情報番組枠、ドラマ枠について書いてみました。
このほかアニメ枠や、ショッピング番組枠のほか、ワンクールごとにいろんな番組に変わる流動的な枠があります。
かつては歌番組の枠などもありましたが、最近は歌番組はとても減ってしまいました。
いずれにしても各局個性を出しつつ、いかに視聴率をとるか、番組編成にはとても苦労しているのがわかります。
また現場のスタッフさんたちも日々とても頑張っています。
ライズプランニングでは主にニュースや情報番組を中心とする番組に携わっていただけるスタッフさんを募集しております。
ご興味のある方は是非ご連絡お待ちしております。