テレビ局でもかなり稀ですが中途採用をやっている時があります。
それはテレビ局でも辞めてしまう人がいたり、人手が足りなくなることがあるからなんですね。
どのテレビ局でも新卒の採用倍率は高いですから新卒でテレビ局に行きたかったけれど採用試験に通らなかった、という人が中途採用試験に応募してみよう、ということはよくあることだと思います。
ただテレビ局の中途採用試験というのはまた新卒の採用試験とは大きく意味合いが異なってくるものになるので注意が必要です。
今回はテレビ局の中途採用試験についてお話してみたいと思います。
キャリアを求められる
中途採用というのは新卒採用とは違って人手が足りないから募集をかけるものです。
新卒の場合はキャリアがもともとないのは当たり前ですし、テレビ局側も「これから育てて行こう」という意気込みで採用をしています。
しかし中途採用というのは人が突然辞めてしまったり、急に人手が欲しい、という時に基本的に募集をするものになるので即戦力になるような人材を求めているんですね。
なので中途採用で採用する人には即戦力になるようなキャリアを求めています。
新卒でテレビ局に入ることができなかったからといって、じゃぁ中途採用でいいのか、というとそうではないんですね。
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中途採用として採用されたあとも「中途採用枠で入ってきた人」という扱われ方をされることになります。
つまり新卒採用された人よりもプレッシャーがよりかかってくる、ということなんです。
新卒採用された人たちは「これから育てて行こう」とテレビ局内で思われている人たちですが、
中途採用で採用された人は「今すぐ働ける人材だ」と思われています。
そうでないと、中途採用をする意味がないのです。
中途採用する人材に求められるもの
前述した通り、中途採用で採用する人というのは即戦力になる人なのでまずある程度のキャリアを求められます。
それ以外に中途採用で採用する人に求められるもの、それは柔軟性です。
中途採用する、ということはつまりテレビ局の局員として採用する、ということです。
しかしテレビ局で実際に働いている人、というのはテレビ局の局員だけではありません。
むしろかなり多くの人が番組制作会社の人だったり、テレビ局への派遣社員だったり、という人なんですね。
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テレビ局の局員になる、というのは相当狭き門をくぐっていかなくてはいけませんから。
つまり現場スタッフには番組制作専門のスタッフがたくさんいる、ということなんです。
そういう人たちとテレビ局の局員は何が違うか、というと
- テレビ局のカラーを理解してこれからそのテレビ局の番組コンテンツをさらにより良いものにしていけるか考えることができる
- そのために新しい企画を考えることができる
- 番組制作以外の仕事もやる
というところなんです。
テレビ業界で働くとすぐにわかることですが、テレビ局はその局によって全くカラーが違います。
どのテレビ局に入るかによって仕事内容さえ全く違います。
単純にテレビ番組制作をするための人手ならば、番組制作会社の社員や派遣社員で良いんです。
でも中途採用で採用するテレビ局員、ということは「その局に必要な人」という観点で採用される人なんですね。
だから中途採用で採用されるにはそのテレビ局のことを理解して発展させていけるような人でないとダメだ、ということなんです。
そしてテレビ局も会社ですから、仕事は番組制作だけではありません。
他の会社と同じように
- 財務
- 営業
- 法務
などといった仕事もあります。
テレビ局に入ればテレビ番組コンテンツを作る仕事が必ずできる、ということではないのです。
もしテレビ番組を制作する方の仕事をやりたいと思っているなら、むしろテレビ局の中途採用枠を狙うのは遠回りと言えます。
テレビ局の現場仕事をしたいなら
テレビ局の現場仕事、つまり番組コンテンツを作っていくような仕事をしたい、
テレビ局でこういう仕事がしたい、というものが予め明確に決まっているなら、番組制作会社やテレビ局への派遣、という形で仕事をする方が絶対に良いと思います。
その方がテレビ局の人事に左右されないので自分のやりたい仕事をやることができるんですね。
弊社ライズプランニングではテレビ局への派遣業務を営んでいます。
主に
- テレビディレクター
- アシスタントディレクター
- タイムキーパー
などとしてテレビ局の報道・情報番組でお仕事をしてもらっています。
なぜ報道・情報番組なのか、というのはこちらでお話しています:テレビ番組制作会社に入るなら、最初は報道か情報番組がいい理由
また学生アルバイトも募集しています。
実はテレビ局は大学生のうちからでも働くことが可能なんですね。
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現場系の仕事がしたい、と思っている方にはこういった働き方をするのが一番良いかと思います。
キャリアのある方にはすぐに現場に入っていただけますし、なるべくやりたい仕事にマッチングできるようにご相談させていただきます。
テレビ局で働きたい、という方と一緒に働くことができるのを楽しみにしています。
ご相談・ご質問は下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。
では今日はこのあたりで。