テレビ業界の裏話 PR

ADになるためにはコミュ力が一番必要!必要とされる人はどんな人?

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

「ADになるためにはどんなスキルが必要ですか?」

「就業するまでに何か勉強しておいた方が良いことはありますか?」

というような質問をいただくことがあります。

 

多少編集ソフトを触れるようになっておいた方が良い、だとか、日常生活の中で近くになりそうなネタはないかアンテナを張っておいてほしい、といったようなテクニカル的なものはあるのですが、何よりも一番ADになるためには必要だなと感じるのはコミュニケーション能力だと思っています。

ADの仕事をする中でどうしてコミュ力が必要になるのか、この威力はどのように鍛えたら良いのか、ということについて今回はお話ししてみたいと思います。

 

他の番組スタッフとの連携

 

仕事をする上で同僚スタッフや先輩AD、ディレクターやプロデューサーなどとコミュニケーションをとって行く必要があります。

基本的に先輩のADやディレクター、プロデューサーなどは下の人に指示をしなくてはいけないので指示出しをするためにも向こうから話しかけてくれることの方が多いと思います。

もらった指示にとにかくしっかり対応していくということをまずは心がけましょう。

最初はわからないことも多くて指示に対して対応していくということだけでも大変なことが多いと思います。

仕事に余裕が出てきてからでいいので「他にやることはありますか?」とプラスアルファしていけるようになると良いかと思います。

積極的にこちらから話しかける、指示をもらう、という姿勢でいれば、「この人はやる気があるな」と思ってもらえるでしょう。

ADからディレクターに昇格する期間は平均すると5年前後です。

早い人だと3年くらいでADからディレクターになることもあるわけですが、やはりディレクターになるのが早い人はこういった部分が抜きん出ているな、と思います。

あいている時間に対して自分が何かできることはないかということを常に探す癖をつけると良いでしょう。

同じ番組でも別の会社から派遣で来ている人がたくさんいたりするのがテレビ業界というものです。

同じ番組に携わっている人なのであれば余計に、きちんとコミュニケーションを取れているということが仕事のやりやすさにも繋がります。

取材先の人とのコミュニケーション

 

ADの場合取材先を探すというのも仕事になります。

「今丸の内で女子に人気のカフェ」みたいな特集を組んだ時に、丸の内のカフェをひたすら調べて一件一件電話をして行くみたいな作業が発生するんですね。

それが数十件数百件になることもあります。

まずここで電話に慣れるという作業が必要になります。

最初は電話をする前に何を言うのかというメモを作っておくのも良いでしょう。

企画を説明して取材を受けてもらえるかどうかという交渉をしていきます。電話の対応が良いなと感じだからこそ取材を引き受けてくれた、というお店だってたくさんあります。

 

新卒でADになる場合は、会社などに電話をして何かを依頼するという経験があまりないですよね。

最初はちょっと苦労するポイントかもしれません。

実際に取材先に行った時に取材先の人とやり取りをするのもADです。

担当の方と名刺の交換をしたり何か借りるものがあればお借りしたり、現地でフォローをしなくてはいけませんのでコミュニケーションは当然必要になってきます。

安心して楽しく取材を受けてもらうためにも雰囲気作りが大切になるので、これもADの仕事と言えるでしょう。

関連記事:アシスタントディレクターの仕事を3年やると身に付くスキル

タレントさん(演者)とのコミュニケーション

 

ADのうちはあまり多くはないかもしれませんがタレントさん(演者)とコミュニケーションをとる機会もあります。

こちらも楽しく撮影に臨んでもらえるよう、雰囲気づくりが必要となるでしょう。

 

有名な方だとどうしても緊張してしまうところはあると思いますが、「何か必要なものがあったら声をかけてください」というような一言を添えるだけでも全然違うと思います。

会話を成り立たせようとしなくて良いので、一言付け加えるというのをまずは意識してみると良いでしょう。

関連記事:ADとして配属された番組に大ファンのタレントさんがいた!

街頭インタビュー

 

街頭インタビューもADが行くことがあります。

知らない人に声をかけて話を聞いてもらうというのはとても難しいことです。

話を聞いてくれそうな人にうまく声をかけなくてはいけません。

一緒に仕事をする人というわけではないので実はこれが一番難しいかもしれませんね。

とはいえ面白い街頭インタビューが撮れないと仕事が終わりませんので、数をこなして慣れていく必要があります。

関連記事:テレビの街頭インタビューのコツ

 

コミュ力を鍛える方法

 

実は私もよく話題に困って話す内容を考えてしまうタイプです。

昔仕事を教わっていた先輩に、話す時はどのようなネタが良いのかということをいくつか教えてもらったのでそれを書いてみます。

持ち物や服を褒める

 

最近はハラスメント問題などがあって難しい話題にもなりつつありますが笑

相手の持ち物や服装を褒めるというのは一番簡単な話題作りになります。

  • 「良い色ですね」
  • 「その服に合いますね」
  • 「どこのブランドですか?」
  • 「春らしくていいですね」

といった感じで相手を褒めてみます。

 

相手のことをあまり知らないうちから相手の良いところを褒めようとしても難しいので持ち物や服装を褒めるというのは一番簡単なんですね。

初めて会いましたという方でも話ができます。

天気の話をする

 

困ったら天気の話なんて言いますが、意外と天気の話ってよくするものです。

  • 「雨が降ってきましたね」「雨なんで気をつけて帰ってください」
  • 「今日は暑いですね」
  • 「風が強いですね」

それくらいでも会話の始まりのきっかけになります。

仕事に対する思いを聞いてみる

 

少し仲良くなれた人に関しては仕事に対する想いを聞いてみるとさらに関係性が深まりやすくなります。

たとえば

  • 「どうしてこの仕事に就こうと思ったんですか?」
  • 「この仕事をやっていて一番楽しかった時はいつですか?」

この二つの質問は私がよくする質問です。

数ある職業の中からこの仕事を選んだ理由を聞くというのはその人のルーツを探ることでもあります。

意外とこういった質問は空いても答えやすくて、普段あまりお話をしない人でも結構たくさん喋ってくれることが多いんですよね。

是非こういった話題を使ってみてください。

関連記事:ADの仕事でつらいと思うこと、悩みをインタビュー!

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。


LINE@」からテレビ業界に関する質問を受け付けています。

友だち追加







    テレビ業界への転職を検討している新卒でテレビ業界へ就職したいテレビ業界に関するご質問全般