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プロデューサーとはどんな仕事か?

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今回はテレビプロデューサーの仕事内容について、プロデューサーとはどんな仕事なのか?ということを解説していきたいと思います。

テレビ制作の現場にはプロデューサー以外にも

  • ディレクター(D)
  • アシスタントプロデューサー(AP)
  • アシスタントディレクター(AD)

といった役割の人たちがいますが、どのように仕事内容に違いがあるのでしょうか?

 

プロデューサーは制作における総責任者

 

テレビプロデューサーは番組を作る上で制作の総責任者となる人です。

番組の最後に流れるクレジットを見ていると「制作統括」と書かれていることもあります。

番組を作っていく上で一番の責任を背負う代わりにあらゆる決定権を持っているんですね。

クレジット表記でも一番最初に名前が書かれていることが多いです。

自分が好きでよく見ている番組のクレジットに注目して番組を見てみてください。

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プロデューサーとディレクターの違い

 

ではプロデューサーとディレクターはどのように違うのか?

番組制作に携わったことがない方からするとイマイチその違いがよく分からないものだと思います。

大まかに言うと、番組を作るということに対して全ての責任を負っているのがプロデューサーです。

それに対して現場で実際に指示を出したりして現場指揮を行っているのかディレクターという感じですね。

 

皆さんテレビ番組がどのように作られているかということはご存知でしょうか?

全く何もないところから急にテレビ番組は作れません。当たり前ですが、番組を作るにはお金が必要です。

ではそのお金は誰が出しているのでしょうか?それは番組内で広告を出稿するスポンサー企業です。

テレビ番組にはスポンサーがつかないと番組制作をすることができません。

これは番組制作をする現場とは違うところの話です。面白いと思える番組をただ作っていればテレビ番組として成立するというわけではないんですよね。

視聴率が高い良い番組を作ることができるからこそ、そこにスポンサーがついてお金が入ってくるから、さらにお金をかけて番組を作っていくことができるという流れがあるわけです。

つまり番組も、スポンサーがどれくらいついてくれるかということについて予算が決められるわけで、そういったことを管理したり進行していくのがプロデューサーの仕事というわけです。

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プロデューサーはどんな仕事をしてる?

 

では具体的にプロデューサーはどのような仕事をしているのでしょうか?

予算管理

 

どれくらいのスポンサーがついて、そのスポンサーはいくらスポンサー料金を払ってくれるのか?

そしてそこからスタッフさんやキャストさん達へのお給料やギャラを払って余ったお金で制作にどこまでお金をかけられるのか。

そういったことを考えるのがプロデューサーの仕事です。

 

ぜひ番組を見ながら、どれくらい制作にお金をかけているのかということを考えてみてください。

こういうテレビ番組の見方ができるようになるととても面白いです。

「この番組はお金がないんだな」とか、「この番組は大きなスポンサーがついてるからスタジオも豪華だしロケにも随分遠くに行けているなぁ」みたいなことが分かってきます。

新しく始まったバラエティ番組を追いかけていると、どんどんスタジオのセットが豪華になっていくみたいなこともあるんですよ。

企画会議と進行

 

新しく番組が始まる時はプロデューサーとディレクター、さらに放送作家や限られたスタッフ達で企画会議を行います。

その企画が本当に面白いものなのか?視聴者に受け入れられるものなのか?ということを客観的に考えるのがプロデューサーの仕事です。

そしてそこで出来上がった企画を局の編成部や上層部にプレゼンするのもプロデューサーの仕事です。

承認がおりれば晴れて番組制作を行っていくことができるということですね。

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スタッフ編成やキャスティング

 

どのようなスタッフで番組を作っていくのかということを考えたり、タレント事務所へ出演交渉などをするのもプロデューサーの仕事です。

集まった人材に対して指示を出してまとめていくのがディレクターで、その前段階、人を集めたり構成を作ったりというのがプロデューサーの仕事なんですね。

プロデューサーとディレクターは息を合わせて制作を行っていかなくてはいけないのです。

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ほとんどのプロデューサーがアシスタントディレクターとして仕事を経験しています。

テレビ業界未経験の場合で業界に入るなら、ますアシスタントディレクターからキャリアをスタートというのが一般的です。

ディレクター業務を経験したことがあるという人も多くいます。

 

プロデューサーとして働く場合は今度は自分がディレクターやADにお願いをして制作を行っていくわけですから、ADやディレクター業務を経験しておいた方が制作現場の最も汲み取ることができ、よりスムーズに仕事を進めていくことができるでしょう。

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プロデューサーの働き方

 

フリーのプロデューサーもごくまれに出てきていますが一般的にはテレビ局や番組制作会社でプロデューサーをしている方が多いです。

実は予算管理や企画の進行、出演者のキャスティングなどの仕事がメインとなるので、デスクワークが多くなります。

クリエイティブなアイデアを出すことが求められる仕事でもありますが、それ以上に細かいことを考えたり客観的に物事を見られる視点が求められると思った方が良いでしょう。

クリエイティブな仕事をメインにしたいのであればプロデューサーのではなくディレクターの方が向いていると思います。

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ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。


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