テレビADやディレクターの履歴書・職務経歴書の書き方
弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社です。
主に情報・報道番組の制作に携わっています。
今回はテレビ業界に就職・転職する時にみなさんが必ず書くであろう履歴書・職務経歴書の書き方についてです。
新卒でテレビADを目指してこれから就活をする方や、テレビ業界内で転職をしたい、という方の参考になりましたら幸いです。
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履歴書・職務経歴書は合否に大きく影響する
書類選考では履歴書・職務経歴書に記載されている内容によって合否が決まりますし、その後の面接でも基本的に履歴書・職務経歴書をもとに話を進めますので、就職活動や転職活動において、履歴書・職務履歴書の書き方はとても大切です。
そして、自分自身がどのような仕事を求めているのか、ということを自覚するためにも重要な役割を果たします。
どんな仕事をしていきたいのか、将来どうなりたいのか、ということも考えつつ、時間をかけて書くようにしましょう。
履歴書・職務経歴書で書く内容
履歴書・職務経歴書に主に何を書くか、整理しておきます。
履歴書
個人の基本的なプロフィールや略歴を簡潔にまとめたものが履歴書です。
記載する項目としては以下のようなものになります。
- 個人情報
- 学歴・職歴
- 免許・資格
- 志望動機
- 自己PR
- 配偶者欄
- 本人希望記入欄
職務経歴書
これまでの業務経験や、入社後に仕事で活かせる知識やスキル等の情報を詳細にまとめた書類が職務経歴書です。
記載する項目としては以下のようなものになります。
- 職務経歴・社内実績
- 取得資格・スキル
- 志望動機
- 自己PR
履歴書では書ききれなかった特に伝えたい内容について、端的にまとめて記載します。
これらを書く時は、
- 履歴書で深く考えなくても書ける項目(個人情報の項目部分)
- 職務経歴書の深く考えないと記入できない部分(職務経歴や志望動機、自己PRなど)
- 履歴書の志望動機や自己PR
という順番で記入するのがおすすめです。
というのも、履歴書はどうしても記入するスペースに限りがありますので、端的にまとめて書くのが難しくなるんですね。
先に職務履歴の方で書いたものを要約するイメージで履歴書の志望動機や自己PRを書くと書きやすいと思います。
関連記事:好きなタレントに会いたいからADになった人っている?それが志望動機でもいい?
履歴書・職務経歴書作成時のポイント
表記を統一すること
数字や漢数字、同一単語の漢字表記か平仮名表記か、などの表記揺れがないよう、なるべく統一して書くようにしましょう。
表記揺れがあることによって読みづらい文章になります。
文章を短文にする
1つの主語に対して述語がたくさんあるような文章や、読点でいくつも文章が繋がっているような文章はとても読みにくいです。
なるべく短文で簡潔に、分かりやすい文章を書く、ということを心がけましょう。
これは話をする時も同じで、1文がとても長い文章になると理解が追いつかなくなります。
書類選考から面接に進んでからも、なるべく1文が短くなるように、文章を短くして喋る意識をしてみましょう。
関連記事:テレビADの面接でよくある質問
誤字脱字チェック、空欄を残さないように
提出をする前に、必ず誤字脱字チェックをし、空欄がないか、ということも確認しましょう。
手書きで書く場合でも、まずはPCで制作をしてみることをおすすめします。
検索すればフォーマットをそのままダウンロードできるものがたくさん出てきますので、そちらで制作し、固まったところで手書きにすると良いでしょう。
また、PC上に制作しておけば、あとからブラッシュアップしていくことも可能です。
関連記事:テレビ業界への就活でよく課題になる作文について解説
志望動機を書く時に考えるべきこと
志望動機を書く時には、
- 原体験
- その会社を志望する理由
- 具体イメージ
という順番で書くと良いです。
原体験
まず原体験ですが、テレビ業界を志望する理由として、何かしらのきっかけがあったと思います。これをまずは言語化できるようにしましょう。
自分のエピソード、体験をしっかりと入れ込みます。
例えば、
- 小さい頃からいつも家でテレビがついている家庭で、テレビばかり見ていた
- この番組がずっと好きだった
- このタレントさんがずっと好きだった
そういったもので大丈夫です。
少し前に、弊社のアルバイトに応募してくださった方は、とあるお笑い芸人さんが好きで、毎週深夜のラジオを聞いており、ラジオに投書もしている、というお話をされていました。
もちろんそういった原体験でも構いません。
具体的であればあるほど、記憶に残りやすくなります。
その会社を志望する理由
原体験をもとに、その会社でしかできないこと、をメインに据えて会社を志望する理由を書いていきます。
弊社の場合ですと情報・報道番組がメインにはなりますので、
「東日本大震災の時に報道番組に助けられて…自分もニュースなどで伝えていくことで、人の命を救ったり、役に立ちたいと考えました」
というような志望理由を話してくださる方が多いです。
具体イメージ
最後に、入社後に具体的に何をしたいのか、自分のどんなスキルや強みを活かせるか、といったことを話せると上手くまとまるかと思います。
報道・情報番組ですと帯番組といって、月曜〜金曜まで毎日同じ時間帯に放送している番組が多いです。
その中のミニコーナーなんかは新人ADさんが考えている企画のものもあります。
なので、新人のうちから企画案の提出をすることも多く、「やってみたい企画」などをお話しいただくこともありますね。
関連記事:テレビ業界の面接でしてみるといい逆質問
履歴書、職務経歴書作りの参考になったら幸いです!