テレビ業界の裏話 PR

【インタビュー】ディレクターになって変わった仕事と責任の重さ

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今回はADとして働き始めて5年目の西さんにインタビューさせていただきました!

西さんには以前、入社して半年の時にインタビューをさせて頂いています。

報道番組に就職した新卒さんに実際の仕事について聞いてみた! 今回は今年から報道番組の演出補助として就職した新卒の西さんに、お仕事の内容や実際にやってみて感じたことについてお話をうかがってみました...

あれから4年ほど経ちましたが、現在はディレクターとしてお仕事をされている西さん。

新卒の頃と仕事内容はどう変わったのか、今どんなことを思っているのか、インタビューしてみました。

テレビ業界はもっとブラックだと思ってた

今回インタビューをお願いした西さん
えいぞーさん

2019年4月に入社して、以前インタビューをさせて頂いてから約4年ですね。入った頃と比べて変わったことなどはありますか?

西さん

テレビ業界、自分がいるのは報道ですが、印象はかなり変わりました。

もっとブラックなのかなと思ってたんですけど、全然そんなことはなくて、むしろきっちりしてるぐらいで驚いてますね。

えいぞーさん

テレビ業界はブラック!と思っている方は多いですよね。

西さん

しかも入社した時よりももっときっちりしたような感じになってます。休みや残業に関して、上の方がしっかり気にかけてくれているなという印象です。

えいぞーさん

じゃぁ休みは結構しっかり取れてるんですね!

西さん

そうですね、シフト制になっていて事前に休みの希望を出します。

えいぞーさん

それはいつ頃希望を出すんですか?

西さん

1ヶ月前ぐらいか、1ヶ月半ぐらい前に出して、シフトの調整をかけてもらって休みになるっていう感じですね。

えいぞーさん

希望通り休めていますか?

西さん

そうですね。スタッフ同士で了解を得てシフトの交換をしたりもしているので、休みはちゃんと取れています。

テレビ業界の仕事は休みがちゃんと取れないんじゃないかな、と心配される方も多いですが、特に報道番組は生放送なのもあって、放送の時間帯や制作スケジュールがきっちりと決まっているので、比較的休みは取りやすいという声を聞きます。

関連記事:ADに休みはあるの?休日は何をしてるの?

ディレクターになって仕事はどう変わった?

えいぞーさん

西さんは今ディレクターになったんですよね!

お仕事はどんな風に変わりましたか?

西さん

やっぱり責任の重さが段違いに上がりました。

ADさんの頃はやらかしても、上のディレクターの方が庇ってくれてよかったんですけど、

今は失敗は自分で責任を取らないといけなくなりました。

むしろ(他の人を)カバーをしなければいけない部分も出てきましたし、今まではディレクターさんにカバーしてもらってたけども、今は立場が変わってカバーしなきゃいけない立場になった。

えいぞーさん

ミスがあった時や、責任を問われるようなシーンで、西さんの方でやることはあるんですか?

西さん

一応メールを送ったり、そのあと今後の対策を共有しなきゃいけなくなってます。

えいぞーさん

なるほど〜じゃぁまずはそのミスが起きた経緯から改めて見直すという感じですか?

西さん

そうですね!こういうことがありました、今後の対策を立てて提案というか、こういう風にしていきます!っていう改善策を出します。結構頻繁にやることあるんですよ。

生放送なので、誰かしら…1週間に1〜2回はあります。

生放送は本当に今目の前で作っている番組がリアルタイムで放送されるので、どうしても失敗することはありますよね。

関連記事:生放送と収録の違いをインタビューしてみた

ディレクター業務ってどんなことをするの?

えいぞーさん

ディレクター業務って大体どういうことをやられるんですか?

西さん

今はオンエアディレクターとして、サブコン(副調整室/サブコントロールルーム)でVTRのスタートだとか、カメラのスイッチング(切り替え)を指示する仕事をしています。

えいぞーさん

緊張しますか?

西さん

緊張しますね!

やっぱり指先の感覚がなくなるぐらい緊張するときもあります。地上波のニュースとか。

8分。たった8分でもその8分間は完全に集中です。

その枠はもう8分と決まっていて絶対に8分で終わらせなきゃいけないんです。

8分過ぎたらアナウンサーさんの声切れちゃいますし、巻いたら無音の空間ができちゃうんで、早くてもダメだし、遅くてもダメで、ジャストが正しいみたいな。

えいぞーさん

その8分間の時間はどうやって測るんですか?

西さん

アナウンサーさんが原稿の下読みに来てくれて、そこで計算してオーバーしたら原稿をカットするとか、巻いたらちょっと足そうか、という感じでやっています。

それに従って連絡したりとか。

テレビ業界に向いている人はコミュニケーションを活発にとれる人

えいぞーさん

ニュースだと365日動いている番組になりますよね、そういった番組の中で働くのっていた変ですか?

西さん

そうですね、やっぱりしんどいです。

勤務時間も一定じゃなくて、そもそもどの時間帯でも自分は働きますし。

続けられているのはどっかしらでやりがいとか楽しさを感じられてるから

しんどいと思いつつも、まだ続けられてるのかなとは思ってるんですけど。

えいぞーさん

テレビ業界はどういう人が向いていると思いますか?

西さん

コミュニケーションが活発にとれる人がやっぱり向いていると思いますね。

入りたての頃はどんどん先輩に話を聞きにったり、その仕事だけじゃなくて、雑談だったり、コミュニケーションをとっていって、

そうすると上の人も色々教えてあげようって思える。

待ってるんじゃなくて、自分から動いて話をしたり、雑談しに行ったりとか。

えいぞーさん

なるほどです。

西さんはディレクターになられて、次の目標はあるんですか?

西さん

まずはディレクターとして信頼を得ていく

まだディレクターとしては新人なので、どんどん経験を積んで、大きな仕事も任されるようになりたいです。震災関係とかはやっぱり大きな仕事ですね。

えいぞーさん

いいですね!

これからもお仕事がんばってください、本日はありがとうございました!

西さん

ありがとうございました!

前回インタビューさせていただいた時はまだまだ新人だった西さん、4年のあいだに着々とキャリアを積み上げていらっしゃって、責任あるお仕事を任されるようになっていらっしゃいました。

これからもお仕事がんばってください!

ありがとうございました。

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長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。


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