テレビ業界に憧れて毎年テレビ局にたくさんの方が応募をし、テレビ局の採用倍率はキー局だと500倍〜1000倍とも言われています。
ではそれだけたくさんの人が応募していて、その中から見事選ばれ、テレビ局に採用される人はどんな人なのでしょうか?
- 学歴が良い人
- 出身学部がテレビ業界に強い学部
- コネクションがある人
- お金持ちな人
そんなイメージがあるかもしれません。
確かに、新卒でテレビ局に直接採用されようと思ったら学歴はもちろん必須です。
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ただ、上記のような条件では500人〜1000人の中から一人を選ぶ、なんていうことはできません。
よくテレビ局の採用面接の時に
- こういう大変なアルバイトをしてきたのでへこたれません
- 部活でこんなことを学んできました
という話をして、根気強さをアピールするような人がたくさんいますが、正直その話が1000人の人の中で1位になることなんてまずないでしょう。
学生が経験できるアルバイトや部活での経験は、テレビ局が求めるものではありません。
そんなこと以外にテレビ局は新卒採用で見ているポイントがあります。
今回はテレビ局が新卒を採用する時に一体どんなポイントを見ているのか、ということについてお話してみたいと思います。
テレビ局のカラーを理解して動けるか
テレビ局で採用する、ということはそのテレビ局以外のテレビ局が競合他社となるわけです。
- 他社のテレビ局に比べてどれくらい視聴率をとる番組を作ることができるか
- 他社のテレビ局とどう自社を差別化していくのか
こういったところでいつも戦っています。
なので新卒採用の時も、「この人を採用したら、うちのテレビ局にとってどんな利点があるだろうか」というところを見ているんですね。
基本的には一般的な会社と考え方は同じです。
多くの大学生がテレビ業界を過酷なところだと思っていて、元気の良さや根気強さをアピールするのですが、
元気が良いのも根気があるのもそれは個人的、あるいは一緒に番組を制作するチームくらいの規模での問題であって
会社規模の観点から見るとものすごく必要なこと、というわけではないのです。
1000倍の規模で人を採用する、というのはそういうことなのです。
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企画力があるか
テレビ局にはいろんな仕事がありますが、どんな仕事に就くにせよ求められるのが企画力です。
テレビを作っていくのに正解はありません。
マニュアルがあって、どういうものを作ればウケるのか、どういうものを作れば視聴率が取れるのか、ということが書いてあるわけでもありません。
なので常に新しいアイディアを求められます。
未経験で現場に入るならアシスタントディレクターとして仕事を始めることになるかと思いますが、アシスタントディレクターでも番組の企画段階から参加するような番組もあります。
テレビ局のカラーや入る番組にもよりますが意見を求められることはいろんなシーンであるのです。
ただ注意しておきたいのはテレビ局に採用されたからといって必ず番組制作に携わることができるか、というとそうではない、ということです。
番組制作するのももちろんテレビ局の仕事ですが、それ以外に会社としての仕事もあります。
自分が本当にやりたい仕事は何か、ということが明確にあるならテレビ局の採用試験にエントリーするのは間違った選択かもしれません。
詳しくはこちら:テレビ局で働きたいなら知っておきたいこと
能動的に動いていけるか
能動的に仕事をすることができるかどうか、ということはテレビ局以外の仕事でも求められることではあると思います。
しかしテレビ局の場合は自主性というは特に求められるものです。
職人気質の強い技術部(カメラマンや照明さん、音声さん)などと一緒にテレビ番組を作っていく仕事に就いた場合なんかは
本当に能動的に動けるかどうかでその後仕事を楽しいと思えるかどうかが決まってきます。
現場はみんなそれぞれに仕事を抱えていてとても忙しく目まぐるしい中で仕事をしています。
その中に新人が入っていくわけですから、仕事ができない人が放り込まれるわけです。
仕事も自分から聞いたら教えてくれる人が多いですが、自分から行けない人に関しては置いてきぼりになってしまうだけなんですね。
そしてその質問するタイミングも一歩間違えればとても相手が仕事をする上で迷惑なタイミングになってしまうかもしれません。
能動的に動けて、かつ空気を読めることが大切なのかもしれません。
実際にテレビ局で働いている学生アルバイトさんの声はこちら:テレビ番組でアルバイトをしている人の経験談、実際どんなことをしてるの?
テレビ局で働くなら
テレビ局に新卒として採用される、となるととんでもない倍率ですが
テレビ局内で働きたいなら
- 番組制作会社で働く
- テレビ局に派遣で行く
という方法もあります。
この場合はテレビ局という会社に属するわけではないので番組制作の現場でずっと働き続けることができ、より自分の好きなことにマッチした仕事をできる可能性が高いんですね。
弊社ライズプランニングでもテレビ局への派遣業務を営んでおります。
テレビ局でやりたい仕事が明確にあるなら、テレビ局の採用枠にエントリーするよりも、よりそのやりたい仕事に近い仕事ができるはずです。
ご質問等ございましたら下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。
では今日はこのあたりで。