今やほとんどの家庭に一台以上テレビがある時代。
でもテレビ放送がスタートしたのが1953年。
ほんの60年くらい前にできたテレビが、今は私たちの生活の一部となっています。
娯楽、と言われて一番最初に思い浮かべるのはやはりテレビが多いのではないでしょうか?
楽しいものを作っているテレビ局。
テレビ局に就職したいという人の数は、インターネットが普及してきてテレビはネットに変わってしまうのか、と言われている昨今でも衰えることはありません。
では
- テレビ局に就職するためには一体どんな志望動機を書けばいいのか
- 面接でどんな話をすればいいのか
今回はそんなことを話してみようと思います。
好き、という志望動機
テレビ局に就職したい時に一番アピールするべき志望動機は「自分の好き」という気持ちです。
数ある仕事の中からテレビ局に就職したい、と思う人は絶対にそこに「自分の好き」という気持ちがあるはずです。
それを隠さずに志望動機にたっぷりと盛込みましょう。
「好き」という気持ちは一番といっても過言ではないほど大切です。
好きという気持ちが強く、オタクであればオタクであるほどテレビ局では重宝がられるでしょう。
テレビは視聴者がまだ知らないことを伝える、視聴者に驚きを与える、ということをとても大切にしてテレビ番組を作っています。
だから一般大衆が知らないような少し踏み込んだ深い知識というものはとても貴重なのです。
私の周りにもいわゆる何かのオタクである人、というのは結構いて、
そういう人たちはやっぱりテレビ局の現場でそういう関連の仕事があった時に仕事を振られやすいんですね。
専門的なものを作るならやっぱり作り手にそういうオタク性のある人がいた方がいいんです。
オタク、というと少しマイナスな響きに聴こえるかもしれませんが、テレビ局ではオタク性のある人は本当に大切にされるんですよ。
テレビ局だとES提出や個人面接、集団面接、筆記試験等を含めると、7次くらい選考がある人もいるんですよね。
だからこそ、そこでどうやったら目立つ事が出来るのか?という事を考えるみる事も大切なのです。テレビが好きである事も当たり前の前提ですし、
その前提の上で何かのオタクであるという事は自分自身の強みにもなるんですよね。私たちもテレビ局に新卒者・転職者問わず派遣をしているのですが、
やりとりの中でも、「何か自分の好きなものがある人」というものを求めているんだな」という事は強く感じますね。
テレビ関係に就職したい人がやっておくべきことという記事では実際にテレビ業界を志望する人たちが何をするべきなのか?という事をテレビ業界に携わっている私たちが書いたものなので、
テレビ局の志望動機を考えているのであれば、見ておいて欲しいですね。
関連記事:テレビ局に採用される人の特徴
どのように働けるか
今までの自分の経験がテレビ局の仕事にどのように活かすことができるか、ということを志望動機に織り混ぜるといいでしょう。
就職活動ではどうしてもみなさん「いい子」でいようとしたり「真面目」な人でいようとしたりすることが多いように経験上思いますが、
テレビ局というのは面白いものを作る場所です。
「普通」ではだめなのです。
普通な人よりも個性的な人の方が、面白いものを作れそうな気がしませんか?
だから、「いい子」や「真面目な子」になろうとしないでください。
きっとその人らしさをそのまま志望動機に織り混ぜることができたら、個性的で魅力的な人にテレビ局側にも映ると思います。
テレビはエンターテイメントであり、エンターテイメントは人間同士が心で作っているものです。
だから心の豊かな人の方が、テレビ局には必要とされているんです。
面接とかでも、実際にどんな番組を作ったら、視聴率を取る事が出来るのか?という事を言えるようにしておく事も大切だと思うんですよね。
志望動機とかって似たり寄ったりになりがちだと思うのですが、そんな時に面接で「こんな番組を今考えています。」という事を提案出来ると、
面接官の印象というものも変わってくるのです。
また、そこで考えなければいけないのは「世の中のトレンドを捉えた番組になっているのか?」という事なんですよね。
若者が年金について不安に思っているという世の中の流れがある時には、「若者と年配の方を同時にインタビューして、ミニ議論をしてもらう」等の番組を考えるとか、
そういった誰もが「今」抱える問題を取り入れた番組を提案する事が大切になってくるのです。
アシスタントディレクターの仕事:無茶ぶりに応えるAD根性という記事では実際のADがどんな風に働いているのか?という事がインタビュー形式で書いてあるので、
どういった人が働いてるのか?という点を参考にしてみると良いですね。
関連記事:ADでも仕事の企画が通ることがある
どんな仕事をしたいか
先ほどもお話しましたが、テレビ局では「好き」という気持ちをとても大切にしてもらえます。
だからどんな仕事がしたいのか、ということを具体的に志望動機で言っておくことをおすすめします。
案外そういうのはテレビ局の採用側も覚えているもので、「あの子はあんな仕事がしたいと言っていたからこの仕事を振ってあげよう」となることが多いのです。
なので、テレビ局の仕事についてある程度前知識を入れておき、テレビ局に入れたらこういう仕事がしてみたいです、というようなことを志望動機の中で伝えておきましょう。
そうするとテレビ局側も「テレビ局の仕事についてある程度勉強してるんだな」と思ってくれるはずです。
テレビ業界にはどんな職種があるのかという記事でテレビ業界の職種について書いているので、こういった事くらいは最低でも把握しておいた方が良いと思いますね。
テレビ業界ディレクターの仕事:コーヒーが出てこない!等の記事でもテレビ業界での日常的な出来事を書いているので、テレビ局の志望動機を考えている方は是非参考にしてください。
ちなみに学生のうちからテレビ局でアルバイトをしてみる、というのも志望動機に繋がっていいかもしれませんね。
関連記事:バイトでテレビ局に入れるの?
自分とテレビのドラマを語る
テレビはドラマを映すのが好きです。
例えばCMとかでもドラマ仕立てのCMってありますよね。
青汁のCMなどは良い例だと思いますが、良い話だなぁと思って見ていたら実はCMだった、なんてことあるじゃないですか。
人は人のドラマに魅かれるんです。
だからこそ、志望動機でテレビと自分の関わりについてドラマを持っていくのが結構効果的だと思います。
あのテレビドラマを見て、人生が変わった、だとか
あの番組内で見た人に影響されてテレビ局で働きたいと思うようになった、だとか。
そういった話は、やっぱりテレビ局としては嬉しいわけです。
「この子と一緒に番組をやっていきたいな」と思ってもらうことが大切ですからね。
テレビ番組を作りたいなら
実は意外と知らない人が多いのですが、テレビ番組を作っているのはテレビ局だけではありません。
もちろん局で作ることもありますが、制作会社というのが別にあって、そこでテレビ番組を作ったりしています。
テレビ番組を作りたいなら、こういったテレビ番組の制作会社に入る、というのも一つの手です。
一口にテレビの仕事、といってもいろいろな仕事があるのです。
就活において志望動機を考えるのはとても重要なことで、悩むと思いますが、
テレビ局、テレビ業界に関しては、よりありのままのその人らしさというものを求めているところが多いです。
与えられた仕事をそのままやる人ではなく、
もっとこうしたら面白いものになるんじゃないだろうか、ということを考え、能動的に行動できる人が求められています。
テレビ業界にご興味がありましたらぜひお気軽に下記フォームよりお問い合わせください。
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関連記事:テレビ局に内定が決まる人の特徴
では今日はこのあたりで。
