マスコミ関係の仕事に就職したい、という方は
- テレビが大好きだから
- 芸能人と近い仕事だから
- 情報を発信したり、クリエイティブな仕事がしたいから
といった理由で志望されいてる方が多いと思います。
しかし、マスコミ業界と一口に言っても、
就職先はいろいろあります。
あまり表に出る情報があるわけでもないので、実際に仕事内容について、そしてマスコミ業界について
詳しく知っている人は多くはないでしょう。
今回はマスコミ関係の仕事に就職したい、という人のためにマスコミ業界についてお話ししてみたいと思います。
マスコミ業界の三大柱
マスコミ業界の大きな三大柱は
- テレビ業界
- 出版、新聞社
- 広告代理店
の三つになります。
それぞれ少し見てみましょう。
・テレビ業界
テレビ業界に就職したい、という人はテレビ番組制作に興味がある方だと思います。
その場合はテレビ局の正社員を目指している方が多いと思いますが、
実際はテレビ局の正社員にならなくてもテレビ番組制作に携わることができる働き方というはたくさんあります。
テレビ局はあくまで会社ですから、営業の仕事やデスクワークもありますし
制作の現場にいつも居続けたいと思うなら
番組制作会社に就職をした方がいいかもしれません。
テレビ局正社員の倍率はとても高いですし、キー局ともなれば数百倍〜数千倍ということもあります。
地方局に就職するにしても倍率は高いですから、
テレビ業界に就職するなら番組制作会社も視野に入れてみるといいかもしれません。
関連記事:テレビ局と制作会社はどう違うの?
・出版、新聞社
出版、新聞社もマスコミ業界に含まれます。
出版業界は
- 集英社
- 小学館
- 講談社
が三強。
新聞社は
- 朝日新聞
- 読売新聞
- 毎日新聞
- 日本経済新聞社
- 共同通信社
が有名どころです。
ニュースの情報源となっている共同通信社は
社団法人と株式会社の2つがありますので、就職活動をする際には注意してください。
関連記事:広告の種類とそれぞれの強み
・広告代理店
広告代理店は「広告を出したい!」という企業に
広告プランを提案し、実際の広告枠を獲得して提供する仕事をしています。
テレビのCMなんかもそれで、
テレビ局の放送事業というのはそもそも国の事業であり、国から許可をもらって行っている事業なので
CM枠をテレビ局が企業に直接売る、ということはできないのです。
なのでそこに広告代理店が仲介役として入るんですね。
就職先の選び方
マスコミ業界、と言っても就職先はたくさんあるということがわかっていただけたかと思います。
マスコミ業界からさらに細分化して業界を見てみても、
企業やテレビ局は全国にありますから、その中からどこに自分が就職するべきなのか、ということについて悩む人もいるでしょう。
一番留意しておきたいのは「人気がある企業やテレビ局が必ずしも自分にとって良い会社とは限らない」ということです。
誰もが知っているような大手というのはそれだけ仕事が大変だったり、
思っていた仕事とはギャップがある、なんていうこともあるものです。
自分の世代に人気があるような仕事をしたい、と考えて就職しても
最初に任される仕事はそういった仕事ではなく、これからの働き方を見据えた部署で、
自分が面白いと思うものとは違う、ということもあるでしょう。
大切なのは
- 業界のことをたくさん調べること
- 自分がやりたいことを明確にしておくこと
だと思います。
なかなかマスコミ業界というのは情報が出回っていないものですが
それでもかき集めれば判断材料になります。
OBやOGの先輩の話を聞くのもいいでしょう。
そして、世間的なイメージに流されず、
自分がどんな仕事をしたいのか、ということを軸に就職先を決めるようにしてみてください。
テレビ業界に就職したいなら、具体的にテレビ制作の現場で何をしたいのか。
どんなジャンルの番組を作っていきたいのか。
どんな仕事をしてみたいのか。
もし学生で、まだ就職活動までに時間があるのであれば、学生のうちからそういったマスコミ関係で仕事をしてみるのも良いでしょう。
インターンやアルバイトも就職を見据えて選んでみてください。
関連記事:テレビ局アルバイト募集について
マスコミ業界で内定をもらうには
マスコミ業界の中の大手に就職したい、となると
学歴ももちろん関係してきますし、就職活動は長期戦になることを覚悟した方が良いと思います。
倍率も高いですからなかなか内定をもらうのも難しいでしょう。
ネームバリューにこだわらないのであれば、
倍率もばらつきがありますし、自分の好きなことや興味があることにつながる仕事ができる会社も見つけやすいと思います。
大切なのは「自分が楽しいと感じることを仕事にすること」だと思いますので
ぜひ就職活動をする際は、「自分がどんな仕事をしたいのか」ということを基準に会社を見るようにしてみてください。
関連記事:テレビ局への就職倍率とその採用方法
では今日はこのあたりで。