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テレビ業界の裏話

テレビ番組から取材申し込みが入ったら?その受け方は?

番組制作をする際、お店や会社を取材することがありますが、

取材の打診をしても断られることがあります。

 

取材を受けてくれるのか、断られるのか、は、五分五分。

みながみな、取材を歓迎してくれるわけではありません。

 

取材先候補10件集めたら、半分は断られる。

残りの5件のうち、内容が実際に使えそうなものは、2件か3件。

 

面白そうだなと感じる候補が10件集まれば、放送にのせられるのは、2件ほど。そのくらいなのです。

 

飲食店やグルメの情報ってお金かけてないよね!と思われるのですが、企画に沿ったお店や会社を探して、取材して、放送まで、いくつもの過程があり、ふるいにかけたり、かけられたり。

なかなかストレートにはいかないのです。

 

もし、取材の打診があったら、気にとめておいてほしいことを書いてみます。

 

電話での質問や、ロケハンの対応

 

ネットや雑誌で、企画にピッタリあてはまる記事を見つけたら、おお!この店、この会社に詳しい話を聞いてみたい!と、意気揚々と電話をします。

最初のアプローチでは、胡散臭い!と思われることが多いと思います。

 

というのも、取材の打診を行うのは制作の中でも新人のことが多いんですね。

新人のADは社会人になるまで電話をしたことがほとんどありませんから、電話するということ自体に慣れていないので言葉が出ません。

知らない人にいきなり話しかける経験もありません。

 

緊張マックス状態で電話をして、たどたどしい言葉遣いで番組名を名乗っても、説得力はないものです。

質問内容も支離滅裂。

 

「取材の電話はプロが連絡してくるんでしょ!」と思われがちですが、若葉マークの社会人が最初のアプローチをすることも多々あります。

何をしゃべってるか意図がわからない。質問の内容も分からない。

そういうときもありますが、可能な範囲で対応してほしいのです。

 

ロケハンともなれば、ディレクターが訪れます。今までのたどたどしいリサーチャーやADとは違い、30代40代のディレクターが来ます。

ディレクターは、頭の中で、どういう風に撮影したいのか、大まかな流れのイメージがあります。

番組の特色によっては、店主さんの意に反することもあります。

 

例えば、中華料理店で、それほど注文が多くないチャーハンを取り上げたい!とか、

タレントのスケジュールがあって、開店前に撮影したいと相談されるかもしれません。

 

バラエティ番組で、取り上げられたくないところを誇大にいじられるかもしれません。

 

番組名を聞いても、どんな番組なのか、誰が出ているか、分からないことも多々あるでしょう。

 

そういうときは、何曜日の何時放送のなんていう番組で、誰が出ていて、どんな内容なのか、教えてもらい、

取材して欲しいと思える番組かどうか、きちんと確かめた方がいいと思います。

関連記事:お店を取材されたい!と思ったら?テレビはこんなお店を紹介したがります。

 

ロケ当日

 

ロケの日程が決まったら、撮影隊の到着時間が伝えられます。

その日の撮影が、そのお店だけなら予定通りに到着できるのですが、1日に何か所も撮影場所がある場合は、予定時間に遅れることがあります。

 

前もって連絡が入るかと思いきや、その連絡もない、ということがあります。

例えば、タレントさんの町歩き系の番組。

  • モヤモヤさまーず
  • 純さんぽ
  • 有吉さんぽ
  • テレビ静岡のくさデカ
  • 名古屋のウドちゃんの旅してごめん
  • 札幌のタカトシ牧場

など。

 

タレントさんのスケジュールもあり、1日で2回~4回放送分の撮影をする場合もあります。

 

1日で複数、多いと10か所、撮影することもあります。

現場では、ADさんが、現場でのダンドリや取材先との対応にてんやわんや。

 

次の取材先に連絡したくても、現場の作業で忙殺されてしまう…なんてこともあります。

 

到着予定時間は、あくまでも、目安で、予定だと思っておいたほうがよさそうです。

もちろん、ちゃんと連絡してくれる番組もありますが。

関連記事:テレビの情報番組で取材してもらう方法

 

特別なことはしなくていい。

 

食材の仕入れを撮影したい!料理の仕込を撮りたい!とか、特別なメニューを作ってほしい!といった相談をされるかもしれません。

 

もし、食材や調味料は公にしたくないな、と思ったり、わざわざ特別なメニューを作る気持ちがなかったら、そのように伝えて大丈夫です。

 

新しいメニューを作るつもりがあれば、作ってもいいかもしれません。

メディアに取り上げられるのは、どんなメニューなのか、どんな食材で、どんな味、どのくらいの量なのか、知ることができるチャンスかもしれません。

 

カメラを目の前にすると、みなさん緊張されます。

生放送でない限りは収録ですから、撮り直しは何度でもしてくれます。

 

また、VTRの尺(時間)は限られています。

コメントを全部使うと、オーバーしてしまいます。

 

ディレクターは、コメントのなかから、変な間があったり、噛んでしまったり、誤解されそうな言葉、伝わりづらいことばはカットして、短く編集してくれます。

 

うまく答えられなかったとしても、気にすることはありません。

前もってコメントを用意する必要もありません。

 

そのときに感じたこと、常に思っていることをありのままに話せば大丈夫です。

関連記事:街歩き番組のロケ、撮影に許可は必要?公道と私道で違う対応方法。

 

放送日のこと

 

取材されたら、番組スタッフが放送日を知らせてくれます。

 

ただし、前もってお客さんにお知らせしたり、SNSで発信するのは、ちょっと、待った!がかかります。

というのは、どの番組でどんな店や会社が、いつ放送されるのか、放送日前に露出されると、ライバル番組への情報提供になりかねないからです。

 

また、放送予定日に放送されない可能性もあります。

例えば、大きな事件や事故が起きた場合や災害が起きたときには、その特別番組に差し替えられます。

 

放送日の告知は、いつからオープンにしていいのか、は、番組によっていろいろです。

放送日のお知らせの連絡がきたときに、いつその情報を解禁していいのか、スタッフに確認しておくといいでしょう。

 

取材させていただくのもご縁です。

 

撮影が入ると、いろいろと面倒だったり、撮影隊が邪魔だったりと感じられるかもしれません。

ですが、稀なことだと思いますので、撮影自体を楽しんでいただければと思ってます。

 

私は、取材させていただいた方から、おたくに取材してもらってよかった。自分が思っていることを表現してくれた。と言ってもらえるととても嬉しいです。

 

お店や会社に取材の打診があった時、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:個人飲食店で集客する時にやるべき方法

 

では今日はこのあたりで。

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テレビ制作歴25年。テレビの業界の内側と、テレビ番組の裏側をわかりやすく発信していきます。


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