テレビ業界の裏話 PR

テレビ局にはどんな部署があるの?

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テレビ局にはどのような部署があってどのような仕事をしているのでしょうか?

 

テレビ局の仕事と言うと、テレビ番組を作る仕事だと思っている人が多いと思います。

しかし実際のところは自局で作っている番組というのはかなり少なくて、約8割くらいの番組が番組制作会社に外注されているものなんですね。

 

そしてテレビ局は一つの会社組織でもあるので、制作以外にもやらなくてはいけない仕事があります。

具体的なテレビ局の中にどのような部署があるのかというのは「(テレビ局名)+組織図」とネットで検索すると見られる場合があります。

テレビ局ごとにどのような部署があるのかというのは細かな違いがありますので、どのテレビ局にも同じ部署があるというわけではないのですが、

大まかにどのような部署があるのかということを解説してみたいと思います。

 

まずテレビ局の部署は大きく分けて

  • 現場
  • 非現場

に分けることができます。

 

現場は実際に番組制作を行っている部署で、非現場は制作に実際に関わる仕事をしていない部署のことを指します。

 

現場

 

情報制作局

 

実際に番組を制作している人たちが所属する部署です。

バラエティ番組や歌番組、旅番組などではプロデューサーやディレクターが指示を出し、たくさんのテレビスタッフが関わって番組制作を行っています。

スタジオ収録だけでなくロケも行います。

撮影した素材を編集して放送したり、生放送で放送している場合もあります。

ドラマの場合は指揮をとるのがプロデューサーや監督となります。

 

バラエティ・ドラマ班と情報番組で部署が分かれている場合もあります。

 

スポーツ局

 

オリンピックやサッカー、ラグビーなどのワールドカップ、プロ野球など、スポーツ関連のビッグイベントや試合の中継などを行うのがスポーツ局です。

スポーツニュース番組の制作などを行ったりもしています。

 

報道局

 

政治、経済、医療など、様々な旬なニュースをスピード感を持って、正確に視聴者に伝えるのが報道局の使命です。

報道記者や報道カメラマンが現地で取材したものを元に、ディレクターが編集をしてニュース番組や報道番組で放送します。

 

選挙時や災害時にもっともテレビ局の中で忙しくなる部署で、正確な情報を伝えるために、全国各地に支局があることもあります。

もちろん国内だけでなく、海外にも支局があることもあります。

 

アナウンス局

 

ラジオやテレビでニュースを読んだり、実況を行ったりするアナウンサーが所属する部署です。

このアナウンス局のみ、採用が別枠になっていることが多いです。

 

逆を言うと、それ以外の部署は全て一般職として採用されるので、テレビ局に内定しても、どの部署で働くことになるかは入社してみないとわからないことがほとんどです。

 

技術局

 

  • カメラ
  • 音声
  • VE
  • CG
  • 編集
  • 報道技術
  • 回線
  • マスター(送出)
  • 4K
  • VR

など、制作や放送で必要になってくる技術的なことを担う人たちが所属しているのが技術局です。

多くの人がかなり専門的な知識を持って仕事をしています。

関連記事:制作プロダクションにするか技術プロダクションにするかの選択

 

非現場

 

総務局

 

改装や改築など社屋の管理をしたり、会社全体で行うイベントや株主総会などを取り仕切るのが総務局です。

一般的な会社にある総務と同じような働き方になるでしょう。

 

人事局

 

  • 採用
  • 研修
  • 勤務管理
  • 人事異動
  • 給与計算
  • 退職手続

など

一般的な会社と同じような人事の仕事がテレビ局でもあります。

 

経理局

 

こちらも一般的な会社の経理と同じような仕事になります。

会社のお金にまつわる管理は経理局の扱いになり、資産の管理や運用などを行います。

 

取引先との支払いのやりとりの管理も経理局の管轄です。

 

編成局

 

どの番組を何曜日のどの時間帯で放送するか、といった放送スケジュールを決めているのが編成局です。

新番組が始まる場合は編成局がスケジュールを考えます。

ターゲット層に合わせてスケジュールを決めていくため、戦略的に考える力が必要です。

大きな番組編成の改変は年に二回あり、この時期は編成局は忙しくなります。

 

営業局

 

テレビ局には営業の仕事もあります。

テレビ番組は家にテレビがあれば無料で見ることができますが、テレビ番組を制作するには莫大なお金がかかっています。

そのお金はどこからきているのかというと、番組のスポンサーとなってくれる企業のおかげなんですね。

テレビCMを放送したい企業がスポンサーとなることによって、テレビ局に利益をもたらしています。

 

だからこそ、テレビ制作をしている人は広告主であるスポンサー企業のために、視聴率の高い面白いテレビ番組を作ろうと日夜頑張っているわけです。

そんなスポンサー企業を獲得するお仕事がテレビ局の営業の仕事になります。

テレビ局は番組制作以外にイベント企画なども行なっていますので、そういったイベントの協賛に入ってくれる企業を探すのも営業の仕事です。

関連記事:テレビ局には営業のお仕事もある!その内容とは?

 

今回はテレビ局にどのような部署があって、どんな仕事をしているのか、ということについて解説してみました。

 

テレビ局というと番組制作の仕事のイメージがある人が多いかもしれませんが、それ以外にも色々な仕事があります。

自分がテレビ局に入社したらどんな仕事をしたいのか、ということを考えて就活にぜひ活かしてください。

関連記事:キー局への就活!どのような対策をしておくべき?

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。


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