テレビ業界に入って未経験の人はまずはアシスタントディレクター、つまりADとして働くようになると思います。
ADとして働き始めた時に苦労するであろうことについて少しまとめてみました。
最初は全てがわからない
アシスタントディレクターとしてテレビ業界に入ってくる人は、ほとんどが業界未経験の人です。
もちろん現場もそれを前提として動いていますから、未経験ではできない仕事というわけではありません。
しかしオンエアが終われば次のオンエアというように、スケジュールが詰まっている現場では
新人一人一人にきちんとついて仕事の研修を行うということができないのが現状でもあります。
なので最初は現場に入って、その現場で実際の仕事ぶりを見て、仕事を覚える、という流れになると思います。
自分で勉強していこう、自分も先輩のように動けるようになりたい、
という積極的な気持ちで学んで行こうとしないとなかなか仕事を任せてもらえるようにはならないので
そういったところは新人の方はみんな苦労するだろうなと思います。
ただ逆を言えば人から指示をされた時にきちんと動くことができる人であれば、仕事もすぐに覚えていくことができるでしょう。
無駄だと思ってしまう仕事も多い
テレビでは1時間の放送のため10時間のロケや収録を行うこともあります。
つまりはたくさん素材を集めた中で本当に放送されるのはとても少ない部分であるということです。
新人のうちは雑用ともとれるような仕事を任されることもあり、
さらに一生懸命仕事をしてもそれが放送で採用されずにバッサリカットされてしまうということもあるでしょう。
一生懸命仕事をやったのに結局オンエアで使われなかったとなればやはり落ち込むものですよね。
そういったことがやはり慣れないうちは苦しいのではないかなと思います。
何のために仕事をしているのか見えない、と自分が必要とされていない気がして苦しくなりますよね。
テレビの世界ではそういったことが起きやすいかもしれません。
しかし自分が企画を練る側になり企画を選ぶ側になることができれば、いつかは自分がどこをオンエアしどこをカットするのかということを選ぶ立場になることができます。
そこはものづくりを学ぶためだと思って乗り越えるべき壁とも言えるかもしれません。
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番組によって違う仕事の内容
一口にADと言っても番組によってADがになっている仕事というのは大きく違うものです。
ディレクターによって仕事が変わってくるとも言えるでしょう。
番組によって違うものを作っているのですから仕事内容が変わってくるのは当たり前の事なのです。
だからこそADの仕事にはなかなかマニュアルのようなものができないというのもあるでしょう。
業界に入ってから2年3年とキャリアを積むと、別の番組に配属になったり働き方を変えたりすることがあるかもしれません。
そうやって別の番組に入るとまた一から仕事覚えなくてはいけない部分もあり、そこも苦労するポイントかなと思います。
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周りと休みが合わなくなる
どうしても特殊な業界でスケジュールもバラバラに動いていますから自分のプライベートの友達とはなかなかスケジュールが合わなくなってしまうでしょう。
休みになっても自分のプライベートの友達と遊ぶことができずにそれがフラストレーションになることもあると思います。
一般的な会社とは違って、テレビ放送そのものには休みがありません。
テレビをつけたら何かしらのテレビ番組はやっていますからね。
もちろんそれぞれの番組では休みがありますし、働きづめになってしまうということはないですが、
シフトで仕事を回しているような形になるのでカレンダー通りの休みというわけにはいきません。
そこはこの業界に入る時覚悟しておかなくてはいけないことと言えるかもしれません。
ただ、弊社がメインでスタッフに入職していただいている情報、報道番組に関しては、ほぼ毎日放送があってそれをシフトで割り振っているような形になるので
比較的プライベートの時間を確保しやすいです。
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業界用語がわからない
テレビ業界に入ると自分が全くの新人であるという扱いをされるのは、最初の数日だけで
スタッフ一人ひとりの経歴を全てのスタッフが把握しているわけではありませんから専門用語を待ちながら話されることもよくあります。
指示を受けた時に専門用語がわからないということもあるでしょう。
分からない専門用語は自分で学んでいくか、積極的に質問をして学んでいくようにしなくてはいけません。
分かっている体で話されることが多いと思いますが、分からない時はきちんと質問できるようにしましょう。
忙しい現場ではなかなか難しいことですけどね。
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テレビ業界に飛び込んでみたいという方には是非チャレンジしてほしいです。
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では今日はこのあたりで。