最近はひと昔前に比べるとアパレルブランドのCMが増えたなという印象があります。
アパレルブランドのCMをするのは一時期はすごく難しいと言われていました。
というのも、四季のある日本ではシーズンごとに商品が入れ替わるため、
特定の商品をクローズアップしたCMにしてしまうとワンシーズンしかテレビCMを放送することができなくなってしまうのです。
長くテレビCMを放送するためにはシーズンごとに制作費をかけてテレビCMをするか、
もしくは商品をクローズアップせずに、イメージCMのようにしてブランド名を入れる、という方法をとるしかありませんでした。
しかし最近では、テレビCMからインターネット上の公式サイトに誘導する、という方法があります。
テレビCMでブランドの詳細を伝えきることができなくても
とにかく印象に残って、ブランドの名前を覚えてもらいさえすれば、
CMを見て気になったユーザーはブランドを検索してくれるようになったのです。
こうした流れからアパレルCMをやるのも昔ほど難しくなくなってきました。
では最近流行っている人気のアパレルCMにはどんな特徴があるのでしょうか?
今回は広告代理店である弊社ライズアドバートの視点からお話してみたいと思います。
可愛くておしゃれ
とにかく人気のアパレルCMの特徴は「可愛くておしゃれ」、この一言に尽きます。
CMプランナーなどの制作スタッフにも女性を起用し、より女性が「あんな風になりたい」「素敵だ」と思えるようなCMにまとめているのが特徴と言えるでしょう。
最近はユーザー層の大半を占めるInstagramも流行っていますが、
このInstagramでも「可愛くておしゃれ」な写真にいいねがつきやすいです。
女性は男性に比べるとテキスト情報より画像や映像情報に目が行きやすいと言われていますので、
CMを制作する時もテキスト情報は多く入れない方が良いでしょう。
Instagramと相性もいいので、アカウントを設立し、並行してCMを行っていけると、さらに効果があがるかもしれません。
関連記事:男性脳と女性脳を考慮したCMの作り方
有名女性タレントの起用
人気のアパレルブランドCMの特徴として、有名女性タレントを起用する、というものが挙げられます。
- earth music&ecologyは宮﨑あおい
- Ne-netは能年玲奈
- E hyphen world galleryはトリンドル玲奈
- Right-onは蒼井優
このように人気アパレルブランドは女性有名タレントをCMに起用しています。
有名タレントを起用することによって、より「可愛い」を引き立たせることができ、
「あんな風になりたい」というユーザー層の心を掴むことができるでしょう。
しかし、有名女性タレントを起用する場合はメリットだけでなく
デメリットももちろんでてきますので、CM制作の時はこのデメリットを把握した上で制作することをおすすめします。
女性が共感できるストーリー
アパレルCMの中にはストーリー性のあるCMもあります。
女性にとって洋服や身につけるものというのは自分の感情、気分に大きく影響してくるものだと思うんですね。
つまりその感情部分に訴えることができるCMはターゲットである女性の購買意欲をうまく引き出すことができるようなCMになっていると言えるわけです。
例えば雨の降るどんよりとした天気でも、
可愛いレインブーツを履いて、おしゃれなレインコートを着ていくだけで、雨の日が楽しくなる。
むしろ雨の日が待ち遠しくなる。
そんな経験を女性ならきっとしたことがあると思うんです。
そういったストーリーを感じることができるようなCMになっていると、
実際の商品のもっと背景にある、物語に動かされて、そのブランドの商品を買うようになる女性が増えるはずです。
ターゲットはF1層
先ほど例に挙げたアパレルブランドがターゲットとしているのはF1層と呼ばれる20歳から34歳までの女性の層です。
つまり明確にターゲット層が決まっています。
それによって、CM内容を企画するのは格段に楽になっています。
なぜなら「どのような人に買ってほしいのか」ということがはっきりわかっていれば
「その人たちが好みそうなCM」を作ればいいのですから。
アパレルブランドによってターゲットにしている層は異なると思いますが、
CMを制作する時は、より一層そのターゲット層を明確にすることが求められます。
アパレルCMを制作するなら
弊社ライズアドバートは広告代理店ですが、もともと番組制作会社として始まったため、
グループ企業内で動画制作から広告枠の獲得をワンストップサービスでご提供することが可能です。
これにより余計な中間マージンが発生することもありません。
また、動画を制作しているのは今でも現役でテレビ番組を作り続けているスタッフたちで、
もともとCMやドキュメンタリー番組を長く担当してきている経緯があり、ストーリーに特化した動画を制作することを得意としております。
ブランディングを考えたCM制作をさせていただきますので
ご興味がございましたら、下記フォーム、またはチャットよりお気軽にお問い合わせください。
予算段階でのご相談もお待ちしております。
関連記事:CM予算はどうやって決めるべきか
では今日はこのあたりで。