テレビを見ていて車のCMを目にすることは多いと思いますが、
車のCMというのは車に興味がある人にしか見られていません。
なかなか車に興味がない人にはリーチしにくく、
逆をいえばとてもターゲット層をしぼりやすい商材だと思うんですね。
今回は車のCMをする時のCMの作り方を広告代理店の目線で書いていきたいと思います。
車のターゲット層
車に興味がある人、というのは
- 男性より女性
- 都心より地方
という特色があります。
都心の場合は車を持っていなくても移動手段が確保できているため、車を持つのは必須ではありません。
対して地方の場合は車がないと移動手段がない、というところもあります。
なので都心よりは地方の方が車の需要はありますよね。
しかし、地方の場合はほとんどの人が「移動手段として」車を購入したいと考えているはずですから、高価な車よりは安価の車の方が需要が高いと言えるでしょう。
対して都心の場合は「趣味として」車を購入したいと考えている人が多いでしょうから、高価な車のCMをするなら都心方が良いと思います。
さらに、地方の場合は男性からも女性からも車の需要があるかと思いますが、
都心の方では女性に比べると圧倒的に男性からの方が車の需要が高いでしょう。
こういったことを考えると、
- 安価な車の場合は地方で主婦層も見る時間帯のCMをする
- 高価な車の場合は都心で男性向けにCMを作る
というCMのやり方が考えられるんですね。
CMは地域限定で放映することによって全国CMよりは安価に放映することができますし、
放映時間帯もターゲット層に合わせた時間帯で組んで行った方がより効果の得やすいCMになります。
まずはそういったところからCM放映の方法を考えていくと良いかと思います。
買った後の未来を演出
車というものは、買い物としては決して小さくない買い物です。
安価な車を買うにしても、あまり悩まずに車をポンと買ってしまう、という人はあまりいないでしょう。
つまり、多くの購入者がいろんな吟味を重ねて、たくさんイメージを膨らまして買う買い物なんですね。
そこでCMをする時に大切なのが、「この車を買った後にどんなことができるようになるのか」ということを、車の購入を検討しているお客様に見せることだと思うんです。
例えば、すでに車を持っているけれど新しい車を買おうか検討しているお客様に対して
CMをする車が「とても低燃費である」ということをCM内で伝えるとします。
つまり「家計に優しい」ということが伝わるようなCMを作るんですね。
そのCMを見たお客様は、
「この車に変えれば、いまよりももっとガソリン代が浮いて、さらに車を使いやすくなるかもしれない」という想像ができるようになると思うんです。
車のガソリン代が思ったよりもかかってしまっていて困っているお客様なら、
そのCMに魅力を感じて、それが購入の決め手になるかもしれません。
その車が他の車と比べてどう違って、どう良いのか、というところから
ではその車を購入して乗るようになったらどんな未来が待っているのか、ということをうまくCMで魅せることができれば
きっとその未来に心を動かされたお客様がCMした車を購入してくれるでしょう。
車のCMにおいて大切なことは未来を魅せることなのです。
ブランディング
車のCMで大切なのはブランディングです。
特に高価な車、
つまり都心で男性向けにCMをする場合は、男性の興味をくすぐるCMに仕上げなくてはいけません。
趣味として車が欲しいと思っている男性の場合は、車のメーカーや車種にとても詳しい方が多いです。
そうすると、他のメーカーとの差がどこにあるのか、そのメーカーらしさとはなんなのか、ということをある程度理解している方が多いでしょう。
つまりそれが崩れてしまうようなCMをしてしまうと、メーカーを認知してくれているお客様にとって不親切なCMになってしまうのです。
新しいスタイルに挑戦していくことは常に大切なことであるとは思いますが、
やはりメーカーの今までの軌跡を大切にしたCMをすることが、ひいては今までメーカーを応援してくださっているファンのようなお客様へのアピールにも繋がるでしょう。
車のメーカーにはそれぞれ押し出したいブランドカラーがあると思いますので、
そこはCMを作る上でも大切にしていくべきポイントなのでは無いかなと思います。
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