テレビCMを放送して商品を売りたい!
弊社ライズアドバートでは、そういった企業さまからご依頼をいただき、テレビCM制作・テレビCM放送枠の獲得を行っています。
テレビCMを放送する時に意識した方が良いことの一つに「カスタマージャーニー」というものがあります。
これは広告業界でよく使われる用語ですが、簡単に言えば「顧客がどのような過程を経て商品を購入するのか」ということです。
どのような広告媒体で広告を出稿する場合でも、このカスタマージャーニーを考えるということはとても重要なことですが、
今回は商品を売るために広告を出そうとしている企業のケースを想定して、カスタマージャーニーについて解説してみたいと思います。
カスタマージャーニーとは
カスタマージャーニーとは、顧客が商品を知ってから実際に購入するまでに辿る体験を旅に例えたものです。
例えば、
- テレビCMを見て「この商品いいな」と感じる
- ネットで検索してみて、その商品のクチコミを調べたり、他の商品と比較したりする
- 電車の広告でも同じ商品の広告を見て、「やっぱり欲しいな」と感じる
- 店頭に出向き、商品を目で見て購入
- 商品の利用
- 実際に使ってみてよかったので、再度購入
といったようなプロセス、これら全ての体験をカスタマージャーニーと呼んでいます。
このカスタマージャーニーを具体的にイメージすることによって、
どのような広告の出し方をすればいいのか、どのプラットフォームが適切か、あとひとおしの顧客に対してどんなアプローチをするか、といったさまざまな施策を考えやすくなります。
商品を売るために広告を出す時、ぜひ考えたいことです。
ちなみにカスタマージャーニーを考える前に考えたいのはメインターゲットとなる人物像を具体的に設定するペルソナと呼ばれるもの。
ターゲットとなる人の性別や年齢、職業、趣味などを想像ですが具体的に設定して、
それに合わせて広告の条件などを考えていきます。
これも商品を売るための広告を考える時に大切な要素になりますので、ぜひ一緒に考えてみてください。
詳細は別の記事で詳しく解説しています!
テレビCMはどんな役割を果たす?
テレビCMの放映をする時は、カスタマージャーニーにおいて、どの時点でテレビCMが顧客にリーチするのか、ということを考えます。
テレビの媒体としての強みはやはり、瞬間的に多くの人に見てもらうことができるというところ。
老若男女限らず、一度に多くの人にリーチすることができるメディアなので、「商品をまず知ってもらう」ということを目的とする時に向いています。
また、長く愛されている商品なのであれば、「商品を思い出してもらう」という目的でCM放送がされることもあります。
地方のローカルCMで、昔からずっと流れている商品CMなんかは良い例で、
認知度もすでに充分すぎるほどあるけれど、顧客に長く使ってもらうために、思い出してもらうことを目的にCMを放送していたりします。
CMを放送する時に、ユーザーがどの段階にいるのか、
- 初めて商品を知る人なのか
- すでに商品を利用したことがある人なのか
といったことをまずは具体的にしましょう。
ほとんどの場合は、「初めて商品を知る人」がターゲットになるかと思います。
関連記事:テレビCMをする時のターゲット層の決め方
テレビCMを見たその後の行動を考える
次に、テレビCMを見た人がどのようなプロセスを経て購入に至るか、ということを考えます。
テレビCMを見ただけで商品を購入することはできません。
テレビCMを見て商品が気になったら、ネットで調べてオンラインで購入したり、店舗に出向いて商品を見て購入したり。
どのような経路で購入するのかを想像します。
昨今はほとんどの場合、気になった商品というのはネットで一度調べられることが多いので、
CMを見た人が検索するであろうキーワードで商品がひっかかるようにしておきます。
あるいは、テレビCMの最後に「〇〇で検索!」というように、商品を検索するためのワードを掲出しておきます。
CMでは最後のカットを「ぶら下がり」と言いますが、このぶら下がりカットで検索窓を置いているCMはよく見かけますね。
公式サイトを開いた時に、
「現在テレビCM放映中!」として、動画を見られるようにしておくと、
テレビCMを見た人が「あ、テレビで見たあの商品のサイトで合ってるな!」と認識しやすくなるでしょう。
また、こうしておくことで、テレビCMを見ていない人がサイトを訪れた時も、
「テレビCMをやっている商品なのか」と思ってもらえると思います。
購入の導線はとにかく分かりやすくすること。
「買いたい!」と思ってから「実際に購入するまで」の経路が簡単であればあるほど、成約確率は上がります。
テレビCMを放送する際は、テレビCMを見た後の行動を想像し、その導線をうまく作ってあげることで、より高い効果を得られますので、
ぜひカスタマージャーニーをしっかりと描いてみてください。
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