弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回はエナジードリンクのテレビCMをする時にどんな広告戦略を実施すれば良いのか、ということを考えていきたいと思います。
実際にエナジードリンクに関する利用者のアンケートを見ながら考えていきましょう。
ターゲット層
テレビCMを放送する際はターゲット層をとにかく具体的に、明確にしていくことが大切です。
【 エナジードリンク 】に関するアンケート調査(第5回)(マイボイスコム株式会社実施/2021年5月/回答数10,042件)を見てみると、
エナジードリンクの飲用頻度では男性で比率が高く、10代〜40代で6割前後となっています。
飲用頻度のボリュームゾーンは月に1回未満が24.6%。
メインターゲットは10代〜40代の男性ということになりますが、
商品によっては女性がターゲットになることもあるでしょう。
PRしたい商品のターゲットがどこなのか、ということをCM制作を進める前に決められると良いと思います。
広告には自信がない、という場合はぜひ広告代理店にご相談ください。
相談しながら、ターゲットの細かい設定をしていければと思います。
同アンケートで、「エナジードリンクの飲用場面は(複数回答)」という設問では、
- 「疲れているとき」33.1%
- 「休憩中・休み時間」21.6%
- 「気分転換したいとき」「のどが渇いたとき」各2割弱
という結果が出ていました。
- 「疲れているとき」は女性
- 「仕事・勉強・家事をしながら」は男性10~40代
- 「眠気を覚ましたいとき」は10・20代
でそれぞれ比率が高くなっています。
テレビCMの放送をする時は、ターゲットを細かく設定するべき、というお話を先にしましたが、ターゲットを設定した上で、そのターゲットがどのようなシーンでエナジードリンクを飲むのか、ということも考え、それをイメージしやすいテレビCMにすると良いのではないかと思います。
関連記事:テレビCMをする時のターゲット層の決め方
何も重視して選ばれるか
同アンケートの「エナジードリンク選定時の重視点は(複数回答)」という設問では、
- 「味」55.5%
- 「価格」35.4%
- 「飲みやすさ」「効能・効果」「飲み慣れている」各20%台
『コカ・コーラ エナジー』『眠眠打破/強強打破/激強打破』『メガシャキ/ギガシャキ』主飲用者では、「効能・効果」が味や価格を上回り最も多くなっていることがわかっています。
映像で味を表現するのはどうしても直接的にはできないので、変わった味だったり、味こそに自信があるという場合は味を表現したテレビCMでいいと思いますが、
CMで伝わりやすい効能・効果を伝えるものにするのが良いのではないかと思います。
関連記事:CM制作をする時にヒアリングさせていただく5W1H
具体的な利用者の意見
同アンケートにある、エナジードリンクを飲みたい理由、飲みたくない理由をいくつか抜粋してみます。
<飲みたい>
・前の晩に寝付けなくて睡眠不足の状態で仕事をしなければならなくなった日に、仕事をしながら飲む。(女性29歳)
・夜勤や夜勤明けの時の眠気防止や疲れを癒したい時。(男性59歳)
・朝出勤の支度をしながら飲むのが癖になってます。(女性33歳)
これを見ると、仕事で気合を入れるために飲んでいる方が多いことがわかりますね。
休みたくても休めない、そんな時にサポートしてくれる心強い味方、という感じでしょうか。
これらの肯定的な意見に対して、飲みたくないと答えた人たちの意見を見てみましょう。
<飲みたくない>
・問題のある化学薬品等が入っていそう、コーヒー等と違って強すぎて危険という感じがするので、飲まない。(男性58歳)
・体に悪そうだし試供品がおいしくなかったから飲みたくない。(女性32歳)
・ほかにサプリメントを飲んでいるので、栄養の過剰摂取が怖い。(女性41歳)
・糖質制限をしていますので、エナジードリンクは糖質が高いイメージがあり、今後も飲まないと思います。(女性42歳)
飲みたくない、という人には健康面で気を遣っている人が多いように見えますね。
エナジードリンクで、健康にも良い、というイメージをつけられると、この辺りの層にもアプローチすることができそうです。
これら利用者の声を踏まえた上でCMの内容を考えていけると良いと思います。
テレビCM制作はどのような作り方をするかによってかなり金額が異なります。
例えばお持ちの画像素材を組み合わせてスライドショー形式にし、そこにナレーションやBGMなどをつける程度であれば30万円程度で制作が可能です。
それに対して、新規で撮影を行う場合は100万円程度〜。
イラストを使ったCMやアニメーションにすることもでき、やり方はさまざまですので、ご予算とCM目的に合わせて制作していけると良いかと思います。
ぜひお気軽にご相談ください。
関連記事:CM予算ごとに、できることを紹介します!