テレビCMを新しく作る時にCMのイメージキャラクターを起用して制作をしたいと考える企業様もいらっしゃると思います。
有名タレントをイメージキャラクターとして起用する場合、費用相場はどれぐらいなのか、どのようにすれば良いのか、など
テレビCMもメインに扱う広告代理店である弊社ライズアドバートが解説していきたいと思います。
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有名タレントイメージキャラクターとして起用するメリット
まずは有名タレントをイメージキャラクターとして起用するメリットとデメリットをきちんと把握しておくことが大切です。
まずはそのメリットについて解説していきます。
商品や企業のブランドイメージがつきやすくなる
これから認知度を上げていきたいと思っている商品や企業は、まだ認知度がないことから単純にCMをするだけだとイメージがなかなか伝わりにくいと言う側面があると思います。
タレントにはすでに知名度がありますので、そのタレントを起用することによって先にイメージを先行して持ってもらうということができるんですね。
CMを思い出す時に「誰々がCMしているやつだ!」しているやつだという思い出し方をすることが皆さんもよくあると思います。
知名度のあるタレントをイメージキャラクターとして起用すれば、CM起用自体がひとつの話題になってSNSなどで拡散されることもあり、認知度がより上がりやすくなるかと思います。
タレントへの好感が商品や企業への好感につながる
タレントがイメージキャラクターを務める事によってそのタレントに対して持っている好感が、CM内容である商品や企業にスライドされます。
商品やサービスの内容によっては既にイメージが強く持たれている内容のものなどもありますので、それを払拭することができる可能性があります。
例えば最近だと仮想通貨のCMが顕著ではないでしょうか。
仮想通貨は新しく出てきたものですし、「怪しい」「怖い」「詐欺にあいそう」といったマイナスなイメージを持っている方も多いと思います。
そういったイメージに対して有名なタレントを起用することでポジティブなイメージに変えることができるという側面があるでしょう。
タレントの固定ファンが消費行動をとる
有名タレントを起用すればそのタレントに既についている固定のファンがタレントを応援するために商品を購入するなどといった消費行動をとってくれます。
そのためCMのターゲット層とイメージキャラクターとして起用するタレントのファン層は合致している方がより高い効果が得られると言えるでしょう。
関連記事:効果的なCM、2パターンで放送してみるというやり方
有名タレントイメージキャラクターとして起用するデメリット
タレントが不祥事を起こした時にイメージが悪くなったり、CMの出稿ができなくなる
タレントがもし不祥事を起こした場合イメージが悪くなり、イメージキャラクターとして起用していた企業のCM内容へのイメージもまた悪くなってしまいます。
また不祥事を起こしたタレントのCMをそのまま放送することはネガティブキャンペーンにもなりかねませんので、不祥事が発覚した時点でCMの放送は中止とするのが一般的ですが、
もちろんCMの放送枠というのはあらかじめ獲得しておいて放送をするわけであって、タレントの不祥事を理由に返金請求をすることはできません。
それらの金額が損害賠償としてイメージキャラクターを担当したタレントの事務所に行くような流れになっています。
特に有名タレントを起用したりすることがなければこのようなリスクは背負わなくて済みますので、有名タレントを起用することのデメリットとして挙げられるでしょう。
契約期間が決まっている
有名タレントをCMに起用する場合は、基本的には年間契約のような形で期間を決めて契約を行います。
テレビCMだけでなくWEBCMで露出がある場合も同じです。
特定の企業の広告塔になることによってそのタレントは類似企業の案件が受けられなくなるため、契約期間を定めてギャラが発生します。
そのため契約期間を過ぎるとそのCM素材を使うことができなくなります。
1年契約であれば1年間しか放送することができないということです。
有名タレントを起用せずにCM制作を行って権利をフリーにしておけば、一度制作したCMは何度も使用することができるのですが、有名タレントを起用しているとそういったことができません。
何年も同じCMを行っている歴史のある企業様なんかは有名タレントは起用されていないところが多いです。
CMを制作するにもお金がかかりますので、一度製作したものを将来的に何度も利用していくという使い方をした方がコスパは良いですよね。
関連記事:テレビCMを制作してWEBでも配信したい時に気をつけたい権利の話
タレントをCMイメージキャラクターに起用するの相場
タレントの知名度によって契約料金は様々なので都度問い合わせという形にはなりますが、
知名度がそれなりにあるタレントで年間600万円から1500万円くらいが相場となっています。
- 競合はどこになるのか
- 撮影やイベントなどで抑えなければいけないスケジュール日数
- 契約期間
などといった条件で金額の調整が行われます。
関連記事:CM制作費の相場はいくらか
イメージキャラクター起用のやり方
キャスティングのやり方ですが、大きく分けて三つあります。
- 直接交渉
- キャスティング代行会社に依頼
- 制作会社に依頼
直接交渉
芸能事務所に直接問い合わせて交渉をするという方法になります。
仲介手数料が発生せずキャスティングを行うことができますが、初めてテレビCM制作を行う会社が直接連絡を取ってやり取りをするというケースはあまりありません。
ノウハウがない場合権利関係などの知識も必要になってきますので、非常に重い作業になってくると思います。
コストは削減することができますが、そのぶん人件費がかかると考えた方が良いでしょう。
キャスティング代行会社に依頼
キャスティングを専門に行なっている会社があります。
そういったところにCMのイメージや内容を伝えていくつかタレントの候補を出してもらい、その中から選定していくということが多いです。
様々なタレントのプロフィールなどのデータベースをにしています。
キャスティングに関わる仕事を一任することができるので、仲介手数料は発生してしまいますがブランドイメージに合ったキャスティングを行うことができるかと思います。
制作会社に依頼
制作会社にキャスティングまで任せてしまうというやり方もあります。
キャスティング代行会社では主にキャスティングのみを行っていますが、制作会社であればキャスティングを行った上で映像制作も行うことができます。
キャスティングを行う際にどのような映像制作を想定しているのかといったことも共有した上で依頼をすることが可能です。
ただしイベント企業などの映像以外の部分で動くものがあるのであればキャスティング代行会社に代行お願いした方が良いかもしれません。
今回は有名タレントをCMイメージキャラクターとして利用するときの費用相場ややり方などについて解説してみました。
弊社ライズアドバートではCMの制作をから放送枠の獲得までワンストップサービスでご提供が可能です。
もちろん映像制作にはキャスティングも含まれております。
ご相談段階からでも構いませんのでお気軽にお問い合わせください。
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