弊社ライズアドバートは広告代理店ですが、グループ企業内でテレビCMやテレビ番組の制作も行なっています。
初めてテレビCMを放送する場合は、CMの枠取りはもちろんですがCM素材(実際に放送するCM動画)の制作をしなくてはいけません。
CMの撮影はどのような流れで進んでいくのでしょうか?
CM撮影の大まかな料金
CMは撮影をするかしないかによって大きく料金が異なります。
実は、企業様のお手持ちのスチール写真の組み合わせにナレーションをつけるような形で、撮影なしでCMを制作することができます。
そういった撮影なしのテレビCMであれば、だいたい20万円前後で制作をすることができます。
撮影ありの場合は、スタジオをレンタルし、撮影クルーが必要になってきますので最低でも100万円ほどは制作費がかかってしまいます。
CM制作をする時に、撮影ありにするかなしにするか、というところが一つ大きな料金のボーダーラインだと言えるでしょう。
さらに有名タレントなどを起用する場合は出演料で金額が膨らみます。
CGを使ったり特殊効果を使ったりすることもできますので、制作費は上限がありません。
CM撮影まで
CM撮影までにCM内容のご提案をさせていただきます。
- 商材の売り出したいポイント
- CMに絶対入れたい文言
- ターゲット層
- 好きなCMジャンル
などをうかがった上で、絵コンテと呼ばれるイラストでCM内容を描いたものをご提案させていただき、相談しながらCMの中身を練っていきます。
CM撮影当日
内容が決まったらCMの撮影をしていきます。
CMの撮影は多くの場合がスタジオで行われますが、ものによっては屋外での撮影もあります。
15秒のCMであれば、撮影は1日で終わってしまうことが多いです。
撮影には何日もかかると思っている方が多いのですが、意外とあっさり終わってしまうものなんですよね。
スタジオにはもちろんクライアント企業ご担当者様にも来ていただけます。
その場で画を確認しながら「もう少しこうしたい」というようなことを言っていただいた方がいいんですね。
撮影自体はその場で終わってしまい、あとは編集することになるのですが、
編集段階になってから「こういう画が欲しかった!」となってももう一度撮り直すことはできません。
厳密に言えばできなくはないのですが、スタジオをもう一度レンタルして撮影クルーも組んで、という形になってしまうので、コストがかかってきてしまいます。
撮影をしてから
CMの撮影をしてからだいたい1週間〜1週間半くらいで編集が完了します。
実は編集自体もそこまで時間がかかるものではありません。
仮の状態で編集が出来上がったものを仮編(かりへん)と呼び、まずはこちらを企業様にご確認いただきます。
この段階では編集の修正などの対応はできるので、例えばテロップを直して欲しいだとか、カットの順番を変えて欲しい、といった修正は承ることができます。
しっかりチェックして間違いがないか、満足いくものになっているか、確認していただければと思います。
関連記事:テレビCMを制作してWEBでも配信したい時に気をつけたい権利の話
完パケができたらCMの考査
修正に対応して完パケ(完成バージョンの素材)ができたら本格的にCM考査に入っていきます。
CMの考査とはテレビ局にCM素材を入稿して、「視聴者に誤解を与える表現などが使われていないか」というようなことを審査してもらうことを言います。
ここまで全体で1ヶ月〜2ヶ月くらいです。
絵コンテ状態、仮編データ状態でも考査にかけることはできるのですが、その状態で考査を通っても最終的に完パケ状態で考査に通らないと意味がありません。
特に医薬品や化粧品などは薬事法に抵触していないか、といったようなことが考査で見られるため、慎重にならなくてはいけないジャンルです。
出稿するテレビ局があらかじめ決まっていれば、テレビ局の方と相談しながらCM制作をしていくことができますので、
せっかく作ったのに考査が通らなくてCM放送できなかった、ということにはならないように配慮してあります。
この考査の基準ですが、全てのテレビ局で共通、というわけではなく
テレビ局それぞれで基準が異なります。
大まかなところでは同じなのですが、テレビ局は全ての局が別会社、という扱いではありますので、考査の基準も異なるのです。
一般的に、独立局やBS、CSは考査が通りやすいです。
その次がローカル局。
キー局は一番考査が厳しいと思っておいた方が良いでしょう。
そういった部分も広告代理店と相談しながら進めていくことができますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
CMしたい内容に合わせて、プランをご提案させていただきます。
