CM・広告の仕組み PR

CMと視聴者数と料金の関係

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テレビのCMをすると、どれくらいの人が見てくれるのか、という視聴者数についてと、その地域差、

それによって変わってくるCM料金について、書いてみたいと思います。

テレビ局の視聴者

 

スカイツリーが2012年にできてから、関東の電波は、スカイツリーから出ています。

 

東京はビルが多く、電波が届きにくいことや、視聴者の範囲が大きいので、あれだけ巨大な電波塔が必要になってくるんですね。

 

視聴者数というのはテレビを見る人の数のこと。

 

テレビのチャンネルは複数あるので、見るチャンネルもあれば見ないチャンネルもあるわけで、

そのため、最大どれだけの人が見ることができるかは、可能視聴者数となります。

 

さらに、一人が一つのテレビを見ているわけではなく、家族で見たり、二人で見たり、いろいろなので、

通常広告を打つ際は、視聴者ではなく、世帯で考えるが多いです。

 

最大どれだけの人が見ることができるかは、視聴可能世帯、となるわけです。

 

テレビ局によってどれくらい視聴者の数が違うかということをわかりやすくするために

今回は世帯ではなく、視聴者数で見てみたいと思います。

 

現在の東京都の人口は1400万人弱ですが、

東京のテレビ局は、東京だけに電波を送っているわけではなく、

  • 東京都
  • 埼玉県
  • 千葉県
  • 神奈川県
  • 栃木県
  • 群馬県
  • 茨城県

という広範囲に電波を送っているため、

東京のテレビ番組をみることができる、可能視聴者数は,約4000万人にも上ります。

 

日本全体の人口が12000万人強なので、

関東だけで約1/3もの人口が集まっていることになりますね。

 

次に多いのが大阪のテレビ局で、可能視聴者数は、約1600万人弱程度。

3番目は名古屋のテレビ局で、可能視聴者数は、約1100万人程度。

 

ではそれ以外の地域についてはどうなっているかというと、

大体人口で考えれば良いと思います。

 

上記の、東京、大阪、愛知以外のテレビ局については、

基本的には、テレビ局がある県だけに電波が行くからです。

 

もちろん、電波なので、境目の近隣地域などは電波が入りますが、基本は人口で考えておけばいいと思います。

 

例えば、

  • 静岡は、約380万人。
  • 広島は、約280万人。
  • 宮城県は、約230万人。
  • 新潟県も、約230万人。
  • 鹿児島は約170万人。
  • 福井県は約80万人。

一つの県だけなので、上記の東名阪の3地域に比べると、ぐっと少なくなります。

 

一つの県でも比較的、可能視聴者数が多いのは、福岡や北海道で、

福岡は、可能視聴者数が約670万人。

そして、北海道は、人口約550万人。

 

これを見てわかるように、福井県が約80万人というのに対し、

東京のテレビ局の可能視聴者数が約4000万人で、約50倍になっています。

 

同じようにCMを出しても、テレビ局によって値段が違うのは、この違いのためなんですね。

関連記事:CM単価の目安は?料金はどうやって決まるのか。

 

CM料金と視聴者数

 

同じような時間帯に同じCMを流しても、CMの料金が異なるのは、可能視聴者数がそもそも異なるからです。

 

例えば、東京のテレビ局で視聴率10%のところにCMを1本流すと、理論的には、最大で約400万人の視聴者が見ることになり、

一方、福井県のテレビ局で、視聴率10%のところにCMを1本流すと、最大で8万人の視聴者が見ることになります。

 

この違いが、テレビ局ごとの金額の違いになるのです。

 

これだけの違いがあるのに、両者が同じ金額だとしたら、逆におかしいですよね。

 

テレビのCMがびっくりするほど料金が高いという、イメージを、もし持っているとしたら、

それは東京のテレビ局が、ダントツに可能視聴者数が多いために、料金も高くなっているという部分だけを見ているのかもしれません。

 

また、東京と、大阪と、名古屋のテレビ局の可能視聴者数が、抜きんでて多いのは、

その3カ所だけが、複数県にまたがって電波を送っているから、ということがあります。

 

東京都一つだけでも、1400万人近くの可能視聴者がいるのに、周りの県まで広範囲で電波を送っているので、多くなっているわけですね。

 

ただ、逆に言えば、広範囲で電波を送っているのは上の3カ所だけなので、

それ以外の地域については、人口で基本的にはそれほど多くないと言えます。

 

そう考えると、テレビは意外に、明解ともいえるのではないでしょうか。

 

もしCMしたい商品が、地域をさほど選ばない場合や、お試しでCMの効果を測ってみたい、という場合は、

三つの広域圏を外して、CMをやってみるのも良いわけです。

関連記事:CMのお試しをしてみませんか?

 

CM地域の選び方

 

CMで認知してもらいたい商品が、ある一定の地域の場合は、CMの地域も限られてしまいますが

そうではない場合は、可能視聴者を考えつつ、エリアを選択して、行くとよいのではないでしょうか。

 

インターネットで販売するようなものについては、地域を問わない場合がほとんどなので、

地域を選んで検証していくことをおすすめします。

 

数十万円からでもテレビCMをすることは十分できますので、どれほどの反響があるかを検証できると思います。

 

ではその地域の選び方ですが、

売りたい商品、認知してもらいたい商品に興味を持ちそうな県を選んだほうが良いと思うので、

例えば、健康食品なら、健康志向が強い鹿児島県などを選んでみるとか。

 

新しいスマートホン用の、サービスであれば、スマートホンの普及割合が高い福井県を選んでみるとか、

 

化粧品であれば、美容に興味を持つおしゃれな女性が多い、福岡県にしてみるなど。

 

保温効果がある商品なら、寒い地方を狙ってみるとか、

暑いときには食べたくないチョコレートのようなものは、涼しい時期が多い北海道にしてみるなど。

 

また、新し物好きの県民性なのか、保守的な県民性なのか、なども、参考にしたいところですね。

関連記事:テレビ局と番組表は地域でどう違う?

 

弊社ライズアドバートは広告代理店ですので、テレビCMをやりたい、という企業の方へ、広告プランのご提案をさせていただいております。

CM素材がない場合は、グループ会社にて、映像制作を承ることも可能です。

 

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では今日はこのあたりで。

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