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電動車椅子のテレビCMをやる時の広告戦略

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弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。

今回は電動車椅子のテレビCMをやる時の広告戦略について考えてみたいと思います。

どんどん高齢者が増えていく社会の中で、電動車椅子の需要はこれから増え続けるのではないかと思います。

ですが、電動車椅子を使うことに対してネガティブな気持ちを持っている方も多いようです。

テレビCMをする際は、電動車椅子を使ってみたいな、と思ってもらえるよう、ポジティブな側面を印象付けられると良いのではないかと思います。

ユーザーが感じる、電動車椅子を使うことへの懸念事項

地域実証の結果報告「電動車いすの利活用拡大に向けて」~高齢者が地域でいきいきと暮らし続けるためのモビリティ~(株式会社メディヴァ)では、

高齢者にとって、電動車いすは、「モビリティ」として日常的な移動に役立つのではないか?という実証実験を行っていました。

3週間電動車椅子を使ってもらって、どのような効果・影響があるのか、ということを調査しています。

そちらの内容を参考にしてみると、実証前の電動車椅子へのイメージは、

  1. 歩く機会が減ってしまう
  2. お金がかかりそう
  3. 操作が難しそう(運転する自信がない)
  4. よくわからない
  5. その他
  6. かっこいい
  7. かっこ悪い

というような結果になっています。

一番多い意見としては「歩く機会が減ってしまう」というもの。

「いつまでも元気でいたい」という気持ちが高い人ほど、こういった身体機能を補助する装置を使うのを嫌がる傾向にあるのではないかと思います。

どうしてもこういったものを使うと、いつもの外出が電動車椅子での外出にかわってしまい、歩く機械が減って、それによって身体能力が今よりも低下してしまうのではないか、という心配もあるのではないでしょうか。

関連記事:テレビCMの強みを広告代理店が解説します

利用してみたユーザーの声はポジティブなものに

実証実験の結果は実際どうだったかというと、

3週間の実証実験の中で高齢者の外出回数は増加しています。

なんと1週間あたりの平均外出回数は5.6回から6.4回へと変化し、14%の増加となっています。

実証参加者の声には、以下のようなものがありました。

(普段は家族などの送迎なしに出かけていなかったが、)ひとりで好きな時に出かけられていい。

免許返納後は(畑までの)移動は徒歩だったが、荷物運搬のためにリアカーを引いたり、知り合いにお願いしたりしていた。(電動車いすを使うことで)自分ひとりで荷物を運べるのは便利だし、とても楽になった。

イベントへの参加が楽しくて毎日電動車いすに乗って出かけた。外に出るのが億劫になっていたけど、おかげさまでよく外出できるようになってとても嬉しい。(実証が終了して)もう返さなければならないのが寂しい。今後も継続利用したい。

このように実証実験を通して、ユーザーがかなりポジティブな印象を持つように変わっていることがわかります。

ここでわかるのは「実際に使ってみてもらうことが大事」ということ。

また、ネガティブなイメージをどう払拭するか、ということが課題ですね。

例えばテレビCMで「2週間レンタル実施中」というような触れ込みをしてみるのも良いと思います。

大きなお買い物ではありますので、実際に使ってみてから購入するかどうかを決めたいと思っている人は多いでしょう。

そこで、レンタルすることができることが分かれば、興味を持ってくれる人も増えるのではないでしょうか。

また、実際に利用した人の声を取り入れたCMにしてみるのも良いと思います。

実際に利用してみることでかなり電動車椅子に対する気持ちが変わっているのが実証実験を見てもわかりますので、使ってみてどうか、という声が分かるCMだと、興味を持ってもらえるかもしれません。

関連記事:CM制作で商品の愛用者やその口コミ表現を使う時の注意

テレビCM放送エリア

対人口比で高齢者が多いエリアは、

  1. 秋田県
  2. 高知県
  3. 山口県
  4. 島根県
  5. 徳島県
  6. 山形県
  7. 青森県
  8. 岩手県
  9. 和歌山県
  10. 愛媛県

となっています。

これら全てのエリアが地方ローカル局の管轄ですので、50万円〜100万円程度からテレビCMを放送することができるエリアです。

こういったエリアでまずは試験的にテレビCMを放送してみる、というのが良いのではないでしょうか。

また、試験的にテレビCMを放送するのによく使われる地域としては、

  • 北海道
  • 静岡県
  • 福岡県

といったエリアがあります。

これらも100万円程度からテレビCMを放送することができるエリアで、人口がそれなりに多く、データがとりやすい地域です。

試験的に放送して反響を見つつ、CM内容を修正したり、CM放送条件をより反応の良いものへと変えていったりして、少しずつ放送エリアを拡大させていけるといいと思います。

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企画前段階でも構いませんのでぜひお気軽にご相談くださいませ。

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長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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