最近は都心でカーシェアリングサービスをよく見かけるようになりました。
一般的にもかなり認知が高まってきている気はしますが、まだまだ車は購入する時代、という意識が強いようにも思います。
今回はカーシェアリングのテレビCMをする時に、どんな内容にしたらいいのか、ということを広告代理店である弊社ライズアドバートが考えてみたいと思います。
カーシェアリングのユーザー層は?
<アンケート調査:カーシェアリングサービスの認知率や利用意向>という記事によると、
カーシェアリングサービスについてまず知っているかどうかについて、
- 名前を見聞きしたことがある…40%
- サービス内容を知っている…33%
という結果が出ており、全体の7割以上がカーシェアリングサービスを認知しているということがわかりました。
また、世代別に認知率を見てみると、
- 若年層…68%
- ミドル層…72%
- プレシニア層…75%
- シニア層…77%
となっており、意外なことに世代が上がるにつれてカーシェアになじみがある、という結果になっています。
※若年層:20~34歳、ミドル層:35~44歳、プレシニア層:45~59歳、シニア層:60~69歳
私の周りでは、年齢が高くなるほど
- 運転するのが怖くなってきたので、必要な時だけの運転でいい
- あまり運転する機会が多くないので、維持費などがもったいない
という声が多いです。
通勤通学など日常的に車を利用しているなら良いですが、
そうでない場合は「ずっと乗らないと車のバッテリーが上がってしまう」などの理由で、仕方なく車を走らせている人などもいて、車を保有することが億劫になってきている人が少なからず存在するのではないかなと思いますね。
withコロナでカーシェアサービスに新たなニーズ?カーシェア業界Webサイトの最新動向を調査という記事によると、
カーシェアリングサービス大手3社のユーザー層は、
- 【タイムズカーシェア】…これまで20代ユーザーに支持されていたが、コロナ禍でさらに若年層のユーザー数が増加
- 【カレコ・カーシェアリングクラブ】…コロナ以降50代、60代以上のユーザーが増加。直近3ヶ月で一番多い層は60代。
- 【オリックスカーシェア】…20代が増加傾向。50代、60代は減少傾向。
という結果が。
サービスによってもユーザーの年代層はまちまちなのかもしれません。
どのような年代にアプローチするか、ということを先に決めてからCM戦略を考えて行った方が良いように思います。
関連記事:CM制作をする時にヒアリングさせていただく5W1H
カーシェアリングサービスの利用理由から読み解く、サービス需要
「J.D. パワー 2021年カーシェアリングサービス満足度調査℠」(2021年3月発表)を見てみると、
カーシェアリングサービスの利用理由は、
- 自宅近くにステーションがあったから
- 24時間いつでも借りたり返したりできるから
- すぐに出発・返却できるから
となっていました。
利用目的は旅行が多いですが 、日常的な買い物や家族の送迎などもあり、
短時間での利用もあります。
そう考えると、カーステーションをいかに認知してもらうか、ということが肝になりそうな気がしますね。
サービスを展開するエリアで、とにかく初動をあげるためのテレビCM、というやり方が効果的なように思います。
テレビCMと放送エリアについて
とにかくカーステーションがあるエリアで厚めにテレビCMを放送する、というのが最初は良いと思います。
東京であれば関東ローカル、ということになりますが、
関東全域にカーステーションがないのであれば、キー局でのテレビCMだと無駄打ちになってしまうものが多くなります。
なのでTOKYO MXなどの独立局を利用するのがおすすめです。
基本的には都道府県に対応する形でテレビ局がありますので、
そのエリアのテレビ局でCMを放送する、というのが最初になるでしょう。
また、すでに車を持っている人、車に乗っている人にCMを届けたいのであればラジオCMもおすすめです。
ラジオは運転中に聞かれていることが多く、すでに運転されている方にはやはりカーシェアリングサービスも利用してもらいやすいので、広告効率が良いですよね。
テレビとラジオで並行して広告を出稿することで、
同じ人に違うアプローチをすることができる可能性も高まります。
違う媒体で同じサービスの広告を見ると、より印象には残りやすくなりますね。
広告業界ではこのように複数の媒体を使って広告を出稿することをメディアミックスと言います。
弊社ライズアドバートでは、広告素材の制作から広告枠の獲得までをワンストップサービスでご提供することが可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。