弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回は電気シェーバーのテレビCMを作る時、どんな内容にしたらいいのか、またCMを放送する時にどんな条件にしたらいいのか、ということを広告代理店の目線で考えてみたいと思います。
電気シェーバーは男性はほぼ毎日利用するものだと思いますが、肌荒れの原因になったり、不満が出やすいものでもあります。
実際に利用しているユーザーの要望にうまくアプローチできるようなCMに仕上げられるといいですよね!
ユーザーがひげ剃りで困っていることは?
『電気シェーバー』に関するアンケート(インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチのDIMSDRIVE実施/2009年5月/9,897人回答)を見てみると、
「顔のひげを剃る際に、困っている事は何ですか。(複数回答)」という設問では以下のような結果が出ていました。
- 剃り残しが出てしまう…46.0%
- カミソリ負けする…25.7%
- 朝剃っても夕方には伸びてきてしまう…23.4%
- 剃った後に肌がヒリヒリする…22.9%
- うまく剃れない…19.1%
- 血が出てしまう…18.6%
- ひげが濃い…15.4%
- くせ毛で剃りにくい…13.5%
- 肌が乾燥する…11.9%
- 合う電動シェーバーが見つからない…6.5%
- 合うカミソリが見つからない…3.6%
- そのほか…0.9%
- とくにない…21.6%
一番の悩みは「剃り残しが出てしまう」というものですね。
とにかく剃り残しが出ない、というところを一番のアピールポイントとするテレビCMにしてみるといいかもしれません。
また、
- カミソリ負けする
- 剃った後に肌がヒリヒリしてしまう
- 血が出てしまう
- 肌が乾燥する
といった困りごとに対しては「肌に優しい電気シェーバー」があれば解決できると思います。
テレビCMでは「肌に優しい」というところをアピールポイントにしてもいいかもしれません。
テレビCMは15秒か30秒のものが一般的ですが、
短いようで、この尺の中で説明しようと思えば色々な要素を盛り込むことができます。
なので「できるだけアピールポイントを詰め込もう」とされる企業さまが多いのですが、
これだと逆に「何が一番言いたいことなのかよくわからないCM」になってしまいがちです。
テレビCMでは、「一番アピールしたいこと」を一つに絞り切るということが大事です。
印象に残るCMにするためには、とにかくわかりやすいCMであること。
視聴者にとってはたくさん並んで放送されているテレビCMのうちの一つですので、色々なCMの中で印象に残っていくためにはどんな作り方をすればいいのかということを考える必要があります。
関連記事:印象的なCMの特徴とは
電気シェーバーを選ぶポイントは?
同記事において、シェーバーを選んだポイントについては、以下のような結果が出ています。
- 価格…53.5%
- メーカー・ブランド名…36.0%
- 水洗いができる…28.9%
- 切れ味の良さ…14.2%
- 刃の枚数…12.2%
- 深剃りできる…11.3%
- 駆動方式(ロータリー指揮・往復指揮など)…10.8%
- 掃除・洗浄がラク…9.9%
- 店員の薦め…8.7%
- デザイン・形状…8.4%
- 自動洗浄機付き…8.0%
- 剃り残しが無い…6.7%
- 最新機種…6.6%
- 肌にやさしい・ヒリヒリしない…6.0%
- CM・広告…5.6%
- バッテリーの持ち…5.2%
- 肌にフィットする…5.0%
- くせ毛が剃りやすい…3.6%
- その他…3.3%
- とくにない…10.0%
価格に関してはテレビCMで取り扱うのはなかなか難しいですが、
重要なのはメーカーやブランド名が重視されているということです。
決して安くない買い物ですし、毎日使うもの、ということでやはり信頼できるメーカーやブランドの商品を選びたいという気持ちがあるのでしょう。
メーカーやブランドの知名度・ブランド力を上げるためのテレビCM、と考えてもいいかもしれません。
関連記事:テレビCMにおけるマーケティング戦略と期待できる効果
テレビCMと一緒にできる施策
電気シェーバーは人それぞれ好みも分かれるもので、肌質や髭の濃さによって向いている商品も異なりますよね。
自分に合っている商品がどの商品なのかわからない、という方もいらっしゃるので、例えば公式サイトを見てみると、自分の肌に合った商品を簡単に診断することができる、というようなサポートがあると良いのかなと思います。
テレビCMでも、「あなたにぴったりの商品をサイトで診断中!」というような促し方をすれば、サイトを訪れてもらいやすいでしょう。
こういった高額な商品は、テレビCMで見て「買おう」と決断する人はほとんどいません。
テレビCMで見て気になったのちに、クチコミや公式サイトをしっかり調べて、情報収集をしてから購入する人が多いです。
なのでテレビCMだけでなく、公式サイトやネット周りの広告、導線をしっかりと作り込んでいくことが大切です。
テレビCM用に制作した素材をweb広告にも流用する、というやり方も良いでしょう。
関連記事:テレビCMを制作してWEBでも配信したい時に気をつけたい権利の話
ご予算やCM内容に合わせてプランをご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。