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映像系の仕事がしたい!就職先はどうやって選べばいい?

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将来映像系の仕事がしたいと思ったらどのような就職先を選べばいいのでしょうか?

 

映像系の仕事と一口に言っても、色々な働き方がありますよね。

弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社ですが、映像系の仕事に携わる立場として、詳しくお話してみたいと思います。

 

映像作品にはどんなものがある?

 

映像作品には大きくわけて2種類のものが存在します。

一つ目は人を楽しませるために作られるエンタメ作品。

これはドラマやバラエティなどのテレビ番組や、映画、YouTuberによって作られるYouTube動画などが当てはまるでしょう。

 

そしてもう一つは広告動画です。

 

テレビで言えばテレビCM。

他にも最近はインターネットで流れる動画もありますから、ネットCMなどもありますし

街を歩いているとデジタルサイネージで動画が流れていたり、電車の中の交通広告の一つとして動画が流れていることもありますよね。

 

これらの動画は同じ映像作品ではありますが、目的が大きく異なるものです。

映像系の仕事に将来就きたいのであれば、「エンタメ作品を作りたいのか?」「商品やサービスの魅力を引き出すような映像を作りたいのか?」を考えてみると良いと思います。

 

それによって、大きく選択肢を絞ることができるかと思います。

関連記事:テレビ番組制作会社の志望動機はどんなものが多い?

 

広告に関する映像系の仕事の良さ

 

前述したような質問をすると、多くの映像系を目指す方が「エンタメ作品に関わりたい」と答えてくださいます。

やはりエンタメ作品に心を動かされて映像系の仕事をしたいと思う方は多いですからね。

 

ですが広告に関する映像系の仕事をするメリットもたくさんあります。

 

まずはプロジェクトの単位が小さい、ということです。

バラエティやドラマなどのテレビ番組はほとんどが30分〜1時間と尺が長いもので、一つの番組を作るのにもたくさんの人が関わり、同時にたくさんの時間が費やされています。

大きいテレビ局になればなるほど仕事も細分化されるので、一人一人が担うことができる仕事は細かく、より専門的になっていくんですね。

 

対して広告に関する映像作品であれば、テレビCMは15秒や30秒のものが一般的ですし

YouTubeで流れている広告動画も長いものでも数分程度のものが多いです。

 

単純に作品の規模が小さいので、プロジェクトに関わる人数も少なくなります。

かける時間ももちろん短いです。

15秒のテレビCM動画であれば1日で撮影が終わることも少なくありません。

そもそも予算があまりないCM動画であれば撮影は行わず、ありものの素材を編集して完成とすることもありますからね。

 

関わる人が少ないということはそれだけ一人一人に任せてもらえる工程も多くなるし、責任のある仕事を比較的早い段階で任せてもらいやすくなります。

 

一つ一つのプロジェクトも短期で終わるので、たくさんの作品を経験することができるというメリットもあります。

こういった理由から、映像系の仕事に就いて、とにかく経験値をあげたいという場合は、広告に関する映像系の仕事を選ぶと経験値は積んでいきやすいのではないかと思います。

 

実際、「将来映画監督になりたい」というような人は広告関係の会社で映像系の仕事をしている人が多いです。

関連記事:映像制作の基本的な流れとは?番組制作会社が解説!

 

エンタメ作品を作るメリット

 

テレビ局や番組制作会社で番組制作をしたり、映画を制作したりする仕事のメリットはなんといっても、プロジェクトが壮大である、ということでしょう。

特に映画関係の場合はプロジェクトが数年単位になることもあります。

 

多くの人と関わりながら、世の中を動かしていく力のある映像系の仕事ができるのはとても良い経験になると思います。

 

テレビ番組も同じで、弊社の場合は情報・報道番組が多いので全国放送の生番組を担当することも多いですが、

そういった番組に携わっているスタッフはやはり「緊張感がすごい」という話をよくしています。

 

生放送は編集するものではなく、今起きていることがそのままテレビ放送として全国のお茶の間に届けられるわけですから、やはり緊張感は桁違いですよね。

 

そして何よりも、エンタメ作品を作る楽しさは「自分のアイデアをゼロから反映させることができる」というところにあると思います。

何かを紹介したり、誰かの意向に沿った作品を作るのもそれはそれで楽しいです。

広告映像を作るのは、商品の魅力を最大限に引き出せるような映像が作れた時、広告主に喜んでもらえますし、売り上げに貢献できることも自分の喜びになるでしょう。

 

それに対してエンタメ作品の場合はゼロからのスタートです。

何かを紹介する、とかではなく、とにかくアイデア勝負なところがあります。

何もないところから人を楽しませたり、心を動かすことができるようなものを作っていかなくてはいけません。

 

これはとても難しいことですが、それができるようになるとまた違った喜びを感じることができるようになると思います。

ゼロからイチを作る仕事をしたいのであれば、エンタメ作品を作る仕事を選ぶといいかもしれません。

関連記事:テレビ局にはどんな部署があるの?

 

どちらが良いというわけではなく、どんな作品や仕事をしていきたいかによって就職先も絞られてくると思います。

たくさんの作品に触れて、自分がどういったものを作りたいのか、イメージできるようになったら、ぜひ会社の説明会やインターンシップなどで実際に会社に足を運んでみて

そこで働く人たちの雰囲気を見たり、話を聞いてみたりしてみてくださいね。

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。


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