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【テレビの仕事】カウント出し、キュー出しのやり方と注意点

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弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社です。

主に情報、報道番組の制作に携わっています。

今回は報道・情報番組で働くスタッフが業務の一環としてやることがある「カウント出し」「キュー出し」について解説してみたいと思います。

「カウント出し」「キュー出し」とは

報道・情報番組は生放送の番組が多いです。

放送時間が決まっていてやり直しの効かない生放送の番組では1秒のズレも許されません。

そのためフロアディレクターと呼ばれる、番組のディレクターの指示を伝達したり、リハーサル・撮影の進行管理を行うディレクターが、現場のスケジュールを把握し、管理します。

フロアディレクター(FD)は、インカムを通して聞こえる タイムキーパー(TK)のカウントを声と動き、カンペで出演者に伝えることで

  • CM に入るタイミング
  • CMが明けるタイミング
  • VTR 中のナレーションを読むタイミング
  • VTR が明けてスタジオに下りるタイミング
  • 番組の残り時間

を知らせます。

これらが「カウント出し」や「キュー(CUE)出し」と言われる作業です。

フロアディレクターはディレクターやアシスタントディレクターが務めます。

サブ(副調整室)からの指示が直接聞こえない出演者に対し、

声や動き、「カンペ」で指示を出し番組を潤滑に進めるための重要な役割です。

関連記事:報道系情報番組のアシスタントディレクターの日常業務

「カウント出し」「キュー出し」のやり方

残り時間が書かれた「カンペ」をカウントに合わせカメラのそばやモニター横で出演者に見せます。

CM中など声を出せる時は大きな声を出して、なるべくみんなに聞こえるようにします。

また、「10秒前」からは指を折っていきカウントします。

えいぞーさん

「10 秒前! 8、7、6、5秒前!!3!…」

(3以降、声は出さず指だけでカウント)

基本合図の「キュー(QUE)」に近い音の「9」は言わず、同じく音が近い「10 秒」は『とう秒』と言います。

最後まで数字を言ってしまうと、放送本編に声が乗ってしまったり、ナレーションなどと被ってしまう可能性があるので、声を出すのは3!まで

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ロケ現場ではアシスタントディレクターが行う

ロケ現場では、ディレクターはモニターで映像を確認しながら撮影を行うことがよくあります。

その場合はアシスタントディレクターが率先して「カウント出し」や「キュー出し」を行います。

ロケ現場には正確にカウントをするタイムキーパーは同行しません。

「5秒前、3…」や「では本番いきます! 3…」などのリズムで出演者のスタンバイの様子を見ながらキュー(合図)を出していきます。

リポートが詰まってしまったときなどは、何度かコメントを口に出して準備をする出演者をよく見かけます。

「NGだったから、すぐにもう一度!」ではなく、出演者の様子を見つつ、声をかけてから再開するようにすると良いでしょう。

番組制作はチームで行う仕事です。

一緒に番組制作をしているメンバーと呼吸を合わせることを意識してみてください。

また、リポーターなどの出演者には「しゃべり始め」の合図が必要です。

カメラマンを含めタイミングを確認する「リハ(リハーサル)」なのか、実際に撮影する「本番」なのか事前に声を出して伝えてから合図を出すようにすると良いです。

ちなみに、当たり前ですが一般の方を撮影する場合は、合図の意味がわからない人もいます。

特に報道・情報番組は街頭インタビューで一般の方にお話をうかがう機会も多いと思います。

飲食店や企業様におうかがして、撮影をさせていただくこともありますね。

その時は、『どんな動き』で、『どんなタイミング』で行動してもらいたいのか明確に伝えるようにします。

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ライズプランニングでは研修があります

「カウント出し」や「カンペ出し」についてはアシスタントディレクターも行うことがあります。

番組制作の現場に出て1年目でこういったことを任されることもありますが、カンペを出すだけならまだしも、声に出してカウント出しをするなんて…と緊張してしまう方もいらっしゃるでしょう。

特にそれが生放送になれば、少しでもタイミングを間違うと放送に影響が出てしまう可能性がありますからね。

いきなり現場でやってみる、というのは不安だ、という方のために、弊社ライズプランニングでは、STEP UPコースという研修を行っています。

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実際に現場で使われているカメラを使った研修になります。

また、情報・報道番組制作に携わる上で関わってくる機関の見学会も実施しています。

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長倉 さやか
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