福岡は土地はさほど広くありませんが、居住しやすい面積割合が高い県です。
政令指定都市も二つあり、人口は約520万人。
47都道府県中9位の人口です。
人口的には兵庫県や北海道と近く、九州ではダントツに人口が多くなっています。
そんな福岡の地域的な特徴と、福岡でCMをするならどんな企業が向いているのか、またどのようにすれば良いかについて書いてみます。
福岡の県民性と特徴
福岡の県民性は「新しもの好きで、目立ちがり屋の県民性がある」と言えるでしょう。
これは男女共に言えることです。
男性についてはよく言えば明るく開放的、悪く言えば少々みえっぱり、短気で亭主関白タイプが多い県民性が特徴と言えます。
また新し物好きな反面、熱しやすく冷めやすい面もあり、全体的にかなり消費も多いです。
車好きが多いのも特徴でしょう。
またこれは九州全体について言えることですが、お酒が好きで強い人が多いことも特徴でしょう。
また女性についてはさっぱりした性格で、男性同様開放的、自己主張ができる県民性が特徴です。
福岡の女性は美人が多く、芸能関係者にも福岡出身者が多くいますよね。
福岡に美人が多いことは、福岡の人たちも感じていることのようで「美人が多いです」という男性からの言葉を、よく耳にしますね。
自己主張が強く美人が多いからか、芸能関係者が多いのもうなづける気がします。
また、女性はファッションや、アクセサリーにかける消費が多く、ブランド好き。
女性もお財布は緩めという県民性の特徴があります。
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福岡の特徴
産業
福岡はかつては筑豊炭田や八幡製鉄所があるなど、製造業を中心とした第二次産業が栄えた歴史がありますが、
現在ではそれもなくなり、産業面では第三次産業、いわゆる卸売りや小売り業がかなりの比率を占めているという特徴が見られます。
福岡は海苔の養殖や、鯛の漁獲といった漁業も盛んなのですが、県全体としてみると漁業、農業などの第一次産業は全体の1%にも満たない状況。
そして製造業や建設といった第二次産業の割合もそれほど多くなく20%未満程度。
最も多いのが第三次産業で、小売、金融、サービス業などという特徴があります。
人々の生活に密着した産業が盛んなのは、都市型の傾向ともいえます。
お財布が緩いとか、消費額が多いというのも、第三次産業が盛んな現れかもしれません。
大きな企業としてはTOTO本社が北九州市にありますね。
かつては八幡製鉄所も北九州市にありました。
焼き鳥屋さんが多い
面白い特徴としては、福岡は焼き鳥屋さんが多いこと。
また全体としても鶏肉料理が多く、鍋の水炊きも有名です。
一緒に消費されやすいお酒のCMとかもいいかもしれませんね。
若者が多い
そしてこの高齢化社会において、若者が多いのも福岡の特徴です。
その理由の一つとして福岡は大学が多いことがあります。
九州各地から福岡の大学にやってくる人が多いのです。
また仕事で福岡に来て住んでいる単身者が多いのも特徴で、
全体として働く世代が約70%という高い比率を占めています。
福岡県における65歳以上の比率は15%と言いますから、全国的にかなり少ない方です。
東京都内でも4人に一人、つまり25%は高齢者と言われる地域があることに比べると福岡に若い人が多いことがよくわかります。
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福岡のテレビ局とCMの混み具合
福岡でCMをする場合のテレビ局は
- 福岡放送(日本テレビ系列)
- RKB毎日放送(TBS系列)
- テレビ西日本(フジテレビ系列)
- 九州朝日放送(テレビ朝日系列)
- テレビ九州(テレビ東京系列)
の5つがあります。
ここ何年かの傾向として、全国的に日本テレビ系列のテレビ局の視聴率が好調なのですが、
福岡については必ずしもそうではなく、テレビ朝日系列の番組が根強い人気を保っています。
CMをしたい企業は、なるべく視聴率が良いテレビ局を選びたいという企業が多いのですが、
人気のあるテレビ局は、集中しがちなので、コスト面が上がる場合もあります。
そのため視聴率の良いテレビ局が必ずしも良いわけではないのですが、
そこらへんは代理店と相談しつつ、予算との兼ね合いで決めていくと良いと思います。
全国的に言えることは、3月や年末に近い12月は混み合う傾向にあり、
逆に1月と8月は空いている傾向があります。
混み具合がCMを出すコストにすぐに反映するかしないかは、テレビ局により異なります。
またテレビ局と企業との付き合いの年月や、予算感によっても変わってきますので、そこら辺も広告代理店と相談しながら進めていくと良いと思います。
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福岡でのCMが向いている企業、向いていない企業
テレビ局の中には、東京のキー局のように、電波塔からの電波が関東全域に流れる広範囲を網羅しているテレビ局もありますが、
福岡の場合は、基本的に福岡を中心に電波が流れています。
(実際には佐賀と山口の一部にもながれているのですが)
そのため福岡の人に商品などを認知してもらいたいと考える企業であれば、基本的にはどんな企業でもテレビCMは向いていると思います。
地元の企業はもちろんのこと、他県の企業や、インターネットのみを媒体としている商品も同様です。
また、福岡は第三次産業が盛んで、購買意欲が高い県民性があるため
直接買えるような商品は向いていると思います。
インターネットでのみ売っている新商品をお試し的にCMで売ってみる地域としても良いと思います。
ブランド商品を好む県民性があるので、ブランド品のCMも向いていますね。
車好きが多く、特に福岡に根差しているメーカーも無いので、車はもちろんのこと乗り物全般もいいでしょう。
また化粧品にかける費用が多い特徴がありますから、化粧品や体をケアする商品も良いですね。
人口のわりにスポーツ施設がさほど多くない県という特徴もありますから、
スポーツ関係の商品や施設もよいかもしれず、また
単身者が多いので、単身向けの商品や不動産なども向いているでしょう。
そして若い人が多い県なので、若い人をはじめ、働く世代向けの商品であればCMに向いていると思います。
逆に、向いていない商品というのはそれほどありませんが、
お茶商品は地元のものが強いので、他県の商品は厳しいかもしれません。
またTOTOの本社は福岡にあるので、他メーカーの物品は難しさがあると思います。
高齢者の割合が少なめなので、健康食品や、サプリメントなどの商品をお試しでCMする地域としては向いていないかもしれません。
全般に高齢者向きの商品より若者向けのものが良いと思います。
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福岡でCMをする際の金額と注意点
福岡でCMをする場合の注意点としては、お試しであってもあまり安い金額だと向いていないという注意点があります。
福岡は人口が多いので、どうしてもCMをする場合、コストが多くかかります。
同じ視聴率であっても人口が多い場合と少ない場合では見る人数が異なります。
そのためどうしてもCM1本当たりのコストは高くなります。
あまり少ない金額でCMをすると、15秒CMは埋もれてしまう可能性がありますので、
できれば100万以上で始めたいところです。
とはいえ、50万からCMをはじめて、そこそこの反響をつかんでいる企業もありますから
最終的にはやってみないとわからないのですが…。
福岡は明るく開放的な都市型の県です。
ぜひ一度CMを試してみてはいかがでしょうか。