CM・広告の仕組み

楽器のテレビCMをやる時に考えるべきこと

今回は楽器のCMについて書いてみます。

楽器関係のCMは最近あまり見かけなくなっていますが、楽器が人に与える効果を考えるとこれからもっと伸びても良い分野だと思います。

 

今回は楽器のCMがなぜ少ないのか、これから楽器のCMをするとしたらどんなやり方があるのかなどについて書いてみたいと思います。

 

楽器のCMはどんなものがあったか

 

以前から楽器のCMというのは多かったわけではないです。

それでも高度成長期は子供にピアノやエレクトーンを習わせる家庭が多かったので、当時比較的場所を取らないエレクトーンのCMがよく放送されていました。

またその後ヤマハのクラヴィノーバ(電子ピアノ)のCMなどもしばしば見かけたものです。

 

グラヴィノーバは本物のピアノよりは安かったとはいえ、発売当初はかなり高額でした。

そのせいか、鍵盤楽器は小型化し金額も安い電子キーボードが登場し、そのCMが多くなりました。

そして、さらに小型化した鍵盤ハーモニカもでてきてそのCMが流れていた時代もあります。

 

今では鍵盤ハーモニカは小学生の教材になり、CMすることもあまりなくなっているようですね。

 

また鍵盤楽器以外では、電子サックスや、80年代以降カラオケがブームになると、カラオケができるマイクなどもCMしていました。

 

また個々の楽器ではなく、楽器店全体としてのCMや音楽教室のCMもありました。

 

さて、現在では楽器関係のCMはあまり見かけなくなりましたが、その理由の一つにカラオケの台頭ということがあるようです。

人と楽器、あるいは人と音楽は遠い時代から切っても切れないつながりがあり、人間の緊張やストレスは楽器や音楽で癒されていた部分が多くありました。

 

それが1980年代ころからカラオケブームが巻き起こり、カラオケボックスが至る所にできると、それまでと違いいつでも好きな時に好きな音楽を歌うことができるようになりました。

歌うという行為は、受動的に音楽を聞いているのとは異なり、自らが楽器を演奏している時のような効果がもたらされるとも言われています。

つまりいつでも楽器を演奏しているかのように自ら歌うことができるようになったわけです。

 

最近楽器を演奏する人がそれほど増えないのはそんなカラオケ事情があるように思います。

 

どんな楽器が売れているのか

 

そんな中でもよく売れる楽器というのはあります。

ある調査によるとよく売れる楽器としては

  • アコースティックギター
  • 鍵盤ハーモニカ
  • キーボード
  • エレキギター
  • リコーダー

など。価格帯としては数千円~2万円以内の商品が最もよく売れているようです。

数は多くありませんが、最近の傾向でカリンバと呼ばれるハンドオルゴールなどもそこそこ売れているようですね。

また、やってみたい楽器は何かというアンケートについては

  1. ピアノ、オルガン
  2. ギター
  3. ドラム
  4. バイオリン

の順になっており、1位のピアノ、オルガンをやってみたいという人は男女とも4割程度と、今なお鍵盤楽器に人気があることがわかります。

 

また、ギターについては約3割程度の人がやってみたいと答えていました。

興味深いところでは、ドラムをやってみたいという人が男性役1割に対し、女性が1.5割と女性の方が多かったことです。

男性のイメージが強いドラムですが、女性もやってみたいという人が意外に多いわけですね。

 

その他和楽器をやってみたいという人も男女とも1割弱ですがいるようです。

 

また、楽器をやりたいと思わないという人は男女とも3%程度しかいないので、実は機会があればやってみたいと思う人が多いということが表れているように思います。

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楽器のCMを打つなら

 

実は楽器をやってみたいと考える人はかなり多いということがわかりますが、

楽器というのは人に良い効果があるということもわかっています。

中でも楽器を自ら演奏することはただ聞いているのとは別の効果があると言われています。

 

音楽を受動的に聞くということは覚醒状態を調整する作用があるといいます。

わかりやすい言葉で言うと、興奮状態ならそれを落ち着かせ、気持ちが落ち込んでいる時は気持をもとに戻してくれるような効果です。

ストレスを和らげ日々の暮らしを快適にしてくれるわけです。

 

早いテンポは緊張感や快感をもたらし、ゆっくりのテンポは気持が落ち着くというのはだれしも経験があることではないでしょうか。

また拍子によっても異なり、3拍子、4拍子、2拍子によってもそれぞれ自律神経に与える影響が異なり最も副交感神経に作用し落ち着かせてくれるのは3拍子の音楽であるなど、音楽が人に与える効果は大きいのです。

 

これに対して聞くだけではなく楽器を自ら演奏する場合は更にまた別の効果があるといわれます。

 

言語能力が向上する、言語的記憶が高くなる傾向があるとか

楽器を演奏することは、メロディ、リズムなど、音の要素を分解し脳内で構成しなおすので、脳内の複数の領域が一度に活発になると言われるのです。

ただ聞くだけより楽器を演奏することは、まるで全身運動のように、脳では複雑に入ってくる情報を驚くほど素早く同時に処理しているというのです。

これにより脳の機能を高め強化しているわけです。

 

これは小さい子供から高齢者まで共通している効果で全世代に良いのです。

これらを踏まえて考えてみると、楽器というのはまだまだ人々の中にもっと浸透しても良いものだと思うのです。

 

現在はネット上でなんでも買える時代になっています。

新型コロナウィルスの影響で自宅でできることが見直されている時代でもあります。

音が気になる楽器もカラオケボックスに行けば気兼ねなく練習することもできますし、

習いに行かなくとも、YouTubeで自主練習することができる時代です。

 

こんな時代だからこそもっと手軽に様々な楽器をCMしてみてはどうかと思います。

  • ネットで手軽に買える楽器をCMする
  • 楽器が人に与える良い効果を前面に出してCMする
  • アニメに登場した楽器等をCMして売ってみる
  • 番組とタイアップして番組内で使ってもらう
  • 番組に出てくれた人へのお土産品として扱ってもらう
  • 高齢者施設等に向けて積極的にCMする
  • プレゼント用に楽器を送るというコンセプトでCMをやってみる
  • ユーチューバーやインフルエンサーに使ってもらう

など。

 

楽器に関しては現在ほとんどCMが無いので、いろんな方法と可能性があると思いますし、人々にとって良いものだということは普遍ですので、伸びしろのある分野ではないかと思っています。

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長倉 さやか
長倉 さやか
テレビの広告代理店「ライズアドバート」の長倉です。テレビでCMを打つ、となると身構えてしまう人がたくさんいると思います。でも実はテレビ広告はやり方によっては手軽に、そして楽しく挑戦してみることのできる広告です。テレビの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆していきます。 番組制作を行うライズプランニングではサポートも行っています。

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