今回は広島でCMをすることについてです。
広島の特徴、県民性を踏まえたCMのやり方や
はじめてCMをする際の金額の目安などについて書いてみます。
広島の特徴
土地柄の特徴
土地柄の特徴としては、広島は面積が約8479㎢で全国47都道府県の中で11番目になります。
そして人口が約284万人で、こちらは全国では12番目に人口が多い県です。
また面積は、中国地方では最も広い県になっています。
また人口的に見ても、関東、関西、東海の広域圏を除くと単独県の中では
北海道、福岡、静岡についで広島は人口が多い県となっています。
政令指定都市でもありますし、中国地方を代表する主要な県という特徴があります。
県民性
広島の県民性は端的に言うと陽気でのんびり気質ではないでしょうか。
豪雨の被害を受けて大変な時期もありましたが、一年を通してみると、比較的温暖で住みやすい土地柄と気候だと思います。
土地も広いので、のんびりした気質になるのでしょう。
どちらかというと派手好きで、楽しいことが大好きなので
楽しいことや遊びにお金を費やすことを厭わない。
男女で見ると、男性は基本的におおらかだけど熱しやすく冷めやすい面も。
保守的というより、新しいものが好きなところがあるので、新しい商品を売ってみて反応を見るには向いている県民性だと思います。
ギャンブル好きな面もあり、それは言い換えるとお財布が緩いということの現れかもしれません。
対する女性ですが、女性も基本的にはおおらかですが芯は強く頑固な一面があります。
ただ、陽気な県民性なので、あまり引きずらないさっぱりしたところがあります。
県の一部の女性は自分のことを「ワシ」というので、ちょっとびっくりする人もいるようですが、
それもおおらかな県民性のあらわれでしょう。
広島というと広島カープやサンフレッチェ広島も浮かびます。
特に広島カープについては、男女ともファンが多く、ファンの数だと、
- 巨人
- 阪神
- 広島カープ
と三番目にファンが多い球団です。
地元の人口だけでみると、日本ハムや中日の方が人口の多いのですが、
広島はカープファンの割合が高いことがわかります。
地元愛が強いということかもしれません。
日本の縮図と言われる広島
そんな広島は、新商品のお試しの地域としても選ばれることが多いです。
その理由は、日本の縮図のような県だからで、それについては静岡と少し似た立ち位置にある県です。
海があり、漁業や養殖業が盛ん。
一方で山もあり自然が多く、農業も盛んです。
特に牡蠣を代表する貝漁獲量では第1位です。広島牡蠣は有名ですよね。
産業も車のマツダの本拠地で、広島らしくお好み焼きのおたふくソースなども有名です。
農業、漁業、産業が平均的にあり、気候も寒すぎず暑すぎず日本の平均的な気候であること、
また人口も多すぎず少なすぎずというところが、日本の縮図と言われる所以だと思います。
関連記事:CMをするときの放映地域の決め方
広島でCMをするなら
広島のテレビ局
では広島でCMをするとしたら、どんなテレビ局があるのでしょうか。
広島の民放テレビ局は4つあります。
- 広島テレビ(日本テレビ系)
- 中国放送(TBS系)
- テレビ新広島(フジテレビ系)
- 広島ホームテレビ(テレビ朝日系)
テレビ東京系列の局はありませんが、4局網羅しています。
またラジオは
- AM中国放送
- FMは広島エフエム
- エフエムふくやま
などがあります。
中国放送はTBS系列のテレビ局ですが、ラジオも同じ会社です。
これはTBS系列のテレビ局に多い傾向なのですが、
テレビ局とラジオが一緒になっています。
他の系列局は、ラジオ部門はないところがほとんどなのですが、
TBS系列のテレビ局は、テレビとラジオを両方やっているというところが全国で結構あります。
もともとTBSといえばラジオが老舗で強く、年配の男性は今もTBS系のラジオをよく聞いているという人がいますね
CMに向いている企業
広島は人口的に少なすぎず、また関東や関西、東海のように
電波の範囲が広すぎる広域圏の局でもないので、CMのお試しエリアとしても上がるところです。
規模的には静岡とよく似ていますので、同程度の金額をかけて試してみるという企業もよく見受けられます。
広島でCMをする企業はどんな企業が多いかというと
- 広島に店舗、施設等があり広島の人に知ってもらいたい企業
- 全国展開している企業
- ネット企業やこれから全国展開したい企業がお試し的にCMをするパターン
広島の特徴として、楽しいことにお金を費やす、という延長線だと思いますが、
車の購入率が高く、比較的費用もかけるというデータがあります。
ただの移動手段というだけではなく、趣味としての車という意味合いもあるのだと思います。
だから車のCMに向いているかというと必ずしもそういうわけではなく、
広島はマツダの本拠地なので、マツダ車に乗っている人がやはり多くいます。
もちろん他のメーカーも参入していますが、マツダが強い地域にあえて他の車メーカーが広島に重点的にCMを打つという必要性はないかもしれません。
車のCMは頻繁に目にするCMの一つなので、全国CMをやっているかと思うとそうでもなく、
スポットで地域別にCMを流したりしています。
同じCMが同時期に流れているわけではないんですね。
基本的に広島に根付いている商品がすでにあるような商材について、新規でCMして顧客を取っていくのは難しいので、
お試しで広島を使う場合は、そのあたりを注意した方がいいと思います。
そういう意味では化粧品などはお試しでCMをするには、比較的おすすめの地域です。
というのも広島県は化粧品の購入額が多い県と言われているんですね。
広島の人は、美意識が高いんでしょうか。
車の購入率が高いので、車にまつわる商品などもいいかもしれません。
関連記事:車のCMはどうやったら魅力的?広告代理店目線から考える
初めてのCMの目安金額
では広島でCMをするならどれくらいの費用をかけるべきなのかについてです。
もちろん多くの費用をかけるほど認知度が上がりますが、
- そもそも商品自体に需要があるのか
- 商品自体に魅力があるのか
- CMはきちんと伝えているのか、問題はないのか
- ターゲットは間違っていないか
など一見して見えない問題が実は隠れている場合があります。
そのため効果を測りながら、テレビCMにかける費用を決めていくのがいいと思います。
最初の金額としては、最低50万、できれば100万程度が目安かなと思います。
それより低い金額でもCMはもちろん出せますが、もし可能なら50万以上でやってみると、それなりの本数は流せますので、
CMが埋もれてしまう可能性は低く何かしら反応を得られるのではないかと思います。
あくまで目安ですが、参考までにしてもらいたいと思います。
CMは一度やってみると、何かしら見えてくるものは必ずあると思いますが、数字を取って検証することも忘れずにやったほうがいいと思います。
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