広告業界の専門用語の中にSP(セールスプロモーション)広告というものがあります。
今回はこのSP広告について、
広告代理店である弊社ライズアドバートが詳しくお話してみたいと思います。
SP(セールスプロモーション)広告とは
SP(セールスプロモーション)広告とは、4マス広告と言われる
- テレビ
- ラジオ
- 新聞
- 雑誌
以外の媒体を活用する広告の俗称です。
あくまでセールスプロモーション、つまり売上を促進するための広告のことを指し、
具体的には
- ダイレクトメール
- チラシ
- 屋外広告
- 交通広告
- ポップ
- デジタルサイネージ広告
といったようなものが挙げられます。
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SP広告を行うために
セールスプロモーションを行うために一番大切なのは「市場調査」です。
初歩的なことですが、これが一番大切なこと。
さらにもう一つ大切なのは、市場を理解してからSP広告を行うまでのスピード感です。
市場調査をどれだけ具体的に行ったとしても、
その調査結果が出てから広告を出稿するまでに時間がかかってしまっては、トレンドがすでに変わってしまっている可能性もあります。
まずは、自社の売上を伸ばすために、
扱っている商材がどのような層をターゲットとしているのか、というところから具体的に設定し、仮説を立てるところから始めてみましよう。
ターゲットとしている層にどのようなものが流行しているのか、
ターゲット層は普段どんなメディアに触れているのか、といったことを調査していきます。
例えば、
とある月額課金制のサービスで、毎週欠かさずダイレクトメール、つまりメルマガを送る、というセールスプロモーションを行っているところがありました。
多分若い世代の人は「今時ダイレクトメールだとなんだか古い気がする、LINE@じゃダメなの?」と思うと思います。
正直ほとんどの連絡手段がLINEやチャットワークなどのチャットサービスに代行されていて、
今はビジネスシーンでもメールよりこういったチャットサービスを使う人が増えています。
しかしよくよく調べてみると、そのサービスがターゲットとしている層はビジネスに興味がある
50代〜60代の世代だったんですね。
この世代はインターネットが台頭してきた頃にはすでにもう社会人としてかなりキャリアを築いている世代ですから
やはりインターネットに抵抗があります。
さらにスマホなんてもっと使い慣れていません。
こういった世代には、どんどん情報が流れていってしまうチャットサービスよりも
検索もかけられて、必要な情報が一通一通くるメールのほうが、馴染み深く、使いやすいのです。
このように、ターゲットとする層によっても、
使う媒体というのは変わってきます。
ターゲット層に馴染みやすい媒体というのが必ずあるはずなんですね。
だからこそ、ターゲットを具体的に決めること。
さらにターゲット層の中でどのようなことがトレンドになっているのか、ということを詳しく調べることが大切なのです。
広告のその先を目指すSP広告
SP広告も広告のうちではありますが、
一般的に言う4マスでの広告とは少し部類が違います。
マスメディアで行う広告というのは、認知度をあげるための広告でもあります。
テレビCMを見ていても、具体的な商品を紹介しているのではなく、
その会社企業の名前を浸透させるためのCMというのをよく見かけると思います。
こういったものはSP広告ではありません。
セールスプロモーション、つまり売上を促進するための広告ではないからです。
SP広告というのはあくまで売上を促進させるために行う広告のことを指します。
大切なのは、広告を認知させた上でそれを成果、つまり売上に繋げることですね。
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SP広告の方法
ではSP広告には具体的にどんなものがあるのか、考えてみたいと思います。
- 商品を認知させるためのイベントを開催し、集客を行うイベントプロモーション
- 店頭などで試飲や実演などを行う店頭プロモーション
- 本屋でおすすめの本のオススメポイントを書くポップ
- 無料体験や割引券の配布などを行い、集客を行うキャンペーンプロモーション
といったようなものが挙げられます。
4マス広告とは違い、リーチ数はやはり低くなるかもしれませんが、
実際の体験や経験とともに商材の魅力を伝えていくプロモーションなどで、広告のリーチに対する成約率を高めることができます。
4マス広告と並行してメディアミックス的にSP広告を行い、広告効果をさらに引き上げていく、という手段もあります。
弊社ライズアドバートは広告代理店ですので、広告を出稿したい、という皆様のご予算、ブランディングに合わせて
広告プランのご提案をさせていただいております。
ご興味、ご質問等ございましたら、下記フォーム、またはチャットよりお気軽にお問い合わせください。
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では今日はこのあたりで。