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海外ロケの仕事!どんな準備がいる?何が大変?

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仕事で色々なところに行ける!

それがテレビ番組制作の仕事の良さでもあります。

色々な場所に行ってみたいからテレビの仕事を選んだ、という人もいるくらい。

そういった人からすると、やはり海外ロケほど楽しいものはないでしょう。

私も海外は大好きです。

ここ最近は新型コロナウイルスの影響もあってなかなか海外ロケは難しくなってしまっていますが、コロナ禍に突入する前はナスDの南米アマゾンロケなんかも話題になりましたよね。

番組を知っている人は、いかに海外のロケが過酷なものなのか、ということがよくわかったのではないでしょうか。

U字工事さんも一緒にロケに同行していましたが、部族に発砲されるシーンなどもあり、緊張感のあるロケでした。

今回はそんな海外ロケについて、どんな準備が必要でどんな大変さがあるのか、というお話をしてみたいと思います。

現地に行くまで、実際のところがよくわからない

海外ロケで一番大変なのは、現地に行くまで実際のところがよくわからないということです。

もちろん準備は全て日本にいるうちに行うわけですが、現地を見れないままにスケジュールを組んだり、撮影の想定をしていかなくてはいけません。

しかしロケ地がマイナーな場所であればあるほど、出てくる情報はとても少ないんですね。

南米のアマゾンなんて、日本で調べても全然情報が出てこないです笑

最初は現地にいるコーディネーターと呼ばれる人に話を聞くところから始まります。

コーディネーターというのは、海外で行われるテレビ番組や雑誌取材、CM撮影のアレンジをしたり、海外でのビジネスのサポートをしたりする職業の方です。

ナスDの番組ではホルヘさんがコーディネーターさんでしたね。

具体的には

  • 撮影場所、取材対象の選択
  • 撮影スタッフの宿泊先や食事のアレンジ
  • 現地スタッフ・機材の手配
  • 撮影期間や制作費などの交渉

といったお仕事をします。

もちろんコーディネーターは現地にいますので、知っていることもたくさんありますし、現地の人たちとコミュニケーションをとることができるので、一緒にロケについてきてくれたら安心です。

ですがテレビのロケで行くような場所というのは現地の人でも日常的に行くような場所ではありません。

南米の部族にコンタクトをとる、なんてことは現地に住んでいてもしないわけです。

ある程度の情報はコーディネーターさんから聞き出せても、ロケとして本当にカメラを回しに行く場所のことは、実際に行ってみないとなかなかわからないということです。

関連記事:街ブラロケって事前許可は取っているの?

海外ロケの準備:リサーチと渡航準備

海外ロケに行く際は色々な準備が必要になります。

日本で行える準備のほとんどをリサーチャーやADが担当することになるわけですが、

リサーチと並んで大変なのが、ビザの取得や予防接種、航空券の予約や宿泊先の手配などです。

ビザの取得は本当に提出書類も多いですし、提出してからも抜け漏れがあったり、コロナ禍になってからは必要書類が増えたりもして本当に大変なんですよね。

航空券の予約や宿泊先の手配なども、日付を間違えたりするとロケが滞ってしまいます。

さらに、タレントがいる場合はタレントのスケジュールも考慮しなくてはいけません。

忙しいタレントさんだとスケジュールが定まるのも直前、ということもありますので、

そういった場合はそのスケジュールに振り回されることも多々あります。

そしてこれらの準備と合わせてやっておかなくてはいけないのが予防接種。

海外に行くとどうしても感染症のことを考えなくてはいけないんですね。

マラリアに何度もかかったことがある、というようなスタッフもいますし、

現地の屋台で水を飲んだだけで肝炎にかかってしまう、というようなこともあります。

南米アマゾンなんて言ったら、もう色々な予防接種をしておく必要があります。

しかもこういった予防接種、一度摂取すればいい、というものでもありません。

期間をあけて3回にわたって摂取しなくてはいけない予防接種などもあります。

タレントさんはスケジュールがとれなくて、結局1回しか摂取できないままにロケへ、なんてこともあります。

海外ロケの場合はあらゆるお薬、非常食を持って行くようにします。

関連記事:ロケ当日、ADの仕事である荷物チェック!何を持っていくの?

海外ロケで持っておくと良いもの

おどすようで申し訳ないですが、海外だと物を盗まれたり、カメラや機材などによってくる人というのはたくさんいます。

どうしても日本人はそういう危機意識が低い人が多く狙われやすい、というのもありますので、

怖い目にあった時に自分を守れるためのグッズは携帯しておいた方が良いです。

こちらはパラコードと呼ばれるパラシュートなどに使われる頑丈なヒモを編んで作られているブレスレット。

例えば止血なんかにも使えますし、ファイヤースターターとしても使えるので、暖をとりたいけれど周りに電気もガスもない、みたいな時に火を起こすこともできます。

サバイバル要素が強くなりますが、こういったものをお守りとして持っておいてもいいんじゃないかなと思います。

常に危険が伴う海外ロケですが、とてもやりがいのある仕事です。

ロケの内容によって靴を変える人もいて、そちらはまた別の記事で紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

関連記事:ADやカメラマンが仕事の時に履いてる靴

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。


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