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東京キー局、5社の違いについて!CM放映時、テレビ局はどう選ぶ?

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テレビCMをする時に同じエリア内でも複数のテレビ局があるのでどのテレビ局を選ぶのかというところも悩みどころのひとつだと思います。

今回は主に東京キー局5社の違いについて、それぞれのテレビ局の特色や強いジャンルなどを踏まえながらお話ししてみたいと思います。

東京キー局は

  • 日本テレビ
  • テレビ朝日
  • TBS
  • フジテレビ
  • テレビ東京

の5社になります。

 

実は意外と知られていないことですが東京キー局の5社すべてが港区に集結しています。

フジテレビのお台場も港区です。

 

キー局と地方局

 

キー局は全国ネットで放送する権利を有している企業で、テレビ番組を作ってその番組内で広告となるテレビCMを放送し、その広告収入で売上を上げています。

 

地方局では系列局という言い方をし、キー局の系列としてキー局から番組をを購入し放送するような番組販売という形態をとっています。

それ以外にも地方局独自で制作して放送している番組は自社制作番組と呼ばれ、その地域でしか見ることができない番組などもあるわけです。

 

ですが系列局だからといって同じ会社というわけではありません。

あくまで同じ系列ではあるけれど別の会社という扱いになっていますので、どのテレビ局で放送するかによってコストが大きく変わってきます。

 

またCMも出したい企業が殺到する時期とCM閑散期と呼ばれる時期があったりもするので、同じテレビ局でも時期によってコストが異なる場合もあります。

関連記事:テレビCMの見積もりお出しします!どのような条件で金額が変わるのか解説。

 

公共放送であるNHKと民放の違い

 

日本で初めてテレビ放送を行ったのがNHKでこのNHKは日本放送協会の略称です。

初めてテレビ放送が公開されたのは1939年(昭和14年)の実験的な放送でした。

本格的なテレビ放送が始まったのは1953年(昭和28年)で民間によるテレビ局の放送は日本テレビが最初です。

 

公共放送であるNHKと民放の大きな違いはその財源です。

民放は広告収入を主な財源としていますがNHKは受信料という形で財源を確保しています。

そのためNHKにはCMが存在しません。

 

他の番組を紹介するための番宣などが番組中に入ることはありますが基本的に企業のCMなどは行なっていないのがNHKです。

そもそもビジネスモデルが大きく違うので公共放送と民放放送は別物ということですね。

必然的にCMを出稿する場合は民法でCMを出稿する形になります。

関連記事:NHKにCMがないのはどうして?番組の仕組みを解説!

 

民放5社の特徴と違い

 

日本テレビ

 

民放5社の中で営業利益と営業利益率が群を抜いているのが日本テレビです。

視聴率的にはテレビ朝日とも設定いるのですが営業利益に関しては日本テレビがテレビ朝日の約3倍となっています。(2019年現在)

 

初めてテレビ放送を民間で行ったのが日本テレビでその時行ったのはプロ野球中継でした。

後楽園で行われた巨人対阪神戦を中継したのが有名です。

 

2003年(平成15年)に、10年連続で視聴率4冠を達成し高視聴率をマークし続けているのが日テレで、最近ではやはり『イッテQ』が人気を独走し続けていますね。

さらに2018年の全テレビ局における年間視聴率ランキングで5年連続三冠を獲得しています。

 

またチャリティー番組である24時間テレビがあるのも特徴です。

視聴率が高いテレビ局で放送したい場合や、福祉公共事業などの場合は24時間テレビの広告枠などを利用してみると良いかもしれません。

 

テレビ朝日

 

テレビ朝日の前身は1957年に誕生した株式会社日本教育テレビであり実は元々教育専門のテレビ局でした。

1973年に総合番組局に移行したため、今では幅広いジャンルの番組を制作・放送しています。

 

サッカー日本代表戦の放映権を持っているテレビ朝日はスポーツ番組に強いです。

また最近ではサイバーエージェントと共にAbemaTVを増設したため、ネット放送にも強く新しいことに常に挑戦しているテレビ局だと言えるでしょう。

ネット放送の方はなかなか利益を出すのに苦戦をしているようですが他のテレビ局とは違うことをしようとしているという点で秀でているように思います。

 

良いコンテンツを作るために最短距離を行くというようなイメージがあり、制作に携わるスタッフの意見が反映されやすい環境でみんなが働いている雰囲気を持っているテレビ局です。

 

TBS

 

TBSテレビは株式会社東京放送ホールディングスのテレビ放送事業のひとつであり、ラジオ放送事業を行っているTBSラジオは民間のラジオ局第1号です。

系列局が全国に25箇所以上ありネットワークが強いのが特徴で、報道のTBSと呼ばれています。

 

また海外にも事業所を設置し世界的に放送授業を展開していることも特徴のひとつです。

 

会社としては非常に堅実でまじめな印象のある会社で、他のテレビ局に比べるとCM出稿の際も提出書類がきちんとしていたりマメな部分が多いと思います。

 

また報道以外にもドラマも強いです。

歴代ドラマ視聴率ランキングでは1位から4位までを独占しています。

ドラマ専用のスタジオである緑山スタジオ・シティというスタジオがあり、ドラマ専用のスタジオ持っているのは結局で唯一です。

 

フジテレビ

 

日本で初めてのアニメーション泊まる鉄腕アトムを放送したのがフジテレビです。

また国民的アニメーション番組サザエさんは1969年から始まりました。

 

バラエティ番組で成功してきた会社なので会社内も笑い第一という雰囲気があります。

イベントやコンテンツ事業なども積極的に行っているのが特徴です。

 

テレビ東京

 

東京12チャンネルとして1964年に開局したテレビ東京は元々は教育の専門局として開局しています。

テレビ東京とBSジャパンテレビ東京ブロードバンドの3社が合併したことにより誕生したため、地上波放送、衛星放送、インターネット放送の一体化や、独自性の高い放送を行なっているのが特徴です。

 

他の民放が全て同じニュースをやっているのにテレビ東京だけ別の内容の放送しているという状況がよくあります。

逆にそういったところに好感を持っている視聴者層もいるでしょう。

アニメーション番組が強いことでも有名です。

関連記事:CMのコストは地方とキー局でどう違う?

 

それぞれ民放キー局の特徴についてお話ししてみました。

今回はキー局にスポットを当ててみましたが、地域によって視聴率強いテレビ局の異なったりするものです。

エリアごとの視聴率や特徴については直接下記フォームにてお問い合わせください。

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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