今回は口紅・リップのテレビCMをする時の広告戦略について考えてみたいと思います。
弊社ライズアドバートはテレビCMをメインとして取り扱う広告代理店で、グループ企業内で映像制作も承っており、
CM放送時はCM制作から放送枠の獲得までをワンストップサービスでご提供することが可能です。
テレビCMを制作する時に大切なのが、実際のユーザーの声から内容や表現を考えるということです。
今回は口紅やリップに関するアンケート調査などをもとに考えてみました。
メイク用品で一番使われるのは口紅・リップ、複数本所持が当たり前
リップの平均所持数は約5本となっていました。
また、メイクをする際のリップ使用率は、
- 10代…94.5%
- 20代…84.3%
- 30代…66.6%
となっていました。
年齢が下がるほどリップを使用する人が多いということです。
ちなみにリップの所持数は、
- 10代…5.6本
- 20代…5.1本
- 30代…4.1本
一人が複数所有するのが当たり前、こちらも年齢が若い方の方が所有本数が多いことがわかります。
ちなみに私は気分やお洋服の色味でリップを変えるので10本以上持っています笑
使用するリップの種類ですが、
- 口紅
- グロス
- リップティント(10代・20代)orリキッドルージュ(30代)
となっています。
このように複数所有が当たり前、ということは、
「こういう気分の時はこういうリップ、少しイメージチェンジしたい時はこんなリップ」というようなCM内容にすることで、「どちらも欲しい!」と思ってもらえるかもしれないですね。
口紅・リップはカラーバリエーションが豊富ですから、一つの色を紹介するのではなく、
いくつかの色をピックアップして紹介するようなCMにしてみるのも良いかと思います。
さらに、シリーズものにしておいて、CM素材を分けて作る、という方法もあります。
AカラーはこのCM、BカラーはこのCM、CカラーはこのCM、というように、複数素材があるのも面白いです。
企業さまによっては段積みと言って、異なるCM素材を15秒ずつ、系30秒で続けて放送する、というようなやり方を行っていることもあります。
視聴者からすると「また同じ商品のCMだ!」と思って少し印象に残りやすくなりますね。
関連記事:段積みとは?CMの放送の仕方について、広告代理店が解説!
口紅・リップを購入したくなるタイミング
口紅・リップを購入したくなるタイミングについて、
リップに関する情報の入手源は、
10代
- SNS
- 友人・家族
- 口コミサイト
20代
- SNS
- 店頭
- 口コミサイト
30代
- 店頭
- 口コミサイト
- SNS
となっており、購買意欲が促されるタイミングについては、
10代
- SNSで情報が流れてきた
- 新商品が発売された
- 友人や家族が使用していた
20代
- SNSで情報が流れてきた
- 新商品が発売された
- 友人や家族が使用していた
30代
- 新商品が発売された
- CMを見て
- SNSで情報が流れてきた
といった結果になっていました。
タイミングとしては新商品が発売されるタイミングでテレビCMを放送するのが一番効果が出そうです。
また、SNSでの情報を参考にしている人が10代〜20代は多いですので、CM放送のタイミングでインフルエンサーにも広告をお願いしてみるのも良いでしょう。
複数の媒体からアプローチすることで、より効果が高まります。
また、これは個人的な意見ですが、
私は季節の変わり目だな、と感じると新しい口紅やリップが欲しくなります。
これは季節によってお洋服が変わったり、全体のコーディネートの色味が変わるからです。
季節の変わり目、特に気温が変わるタイミングでテレビCMを出稿してみると効果が高まる可能性があります。
関連記事:テレビCMの納品スケジュールについて広告代理店が解説!
口紅・リップを選ぶ時に重視すること「自分の肌に合う色か」
リップを購入する際に重視すること、という項目では、
10代
- 値段
- 色味
- 発色
20代
- 色味
- 値段
- 発色
30代
- 色味
- 値段
- 発色
となっていました。
全年齢で値段・色味がかなり重要視されていることがわかります。
リップ1本の値段で高額だと感じる金額は、
10代
- 2,000円程度
- 3,000円程度
- 4,000円程度
20代
- 2,000円程度
- 3,000円程度
- 4,000円程度
30代
- 2,000円程度
- 3,000円程度
- 4,000円程度
と全ての年代でランキングは変わりませんでした。
2,000円以下で購入できる口紅・リップが購入しやすいと考えられているということです。
また、色味については「自分の肌に合う色」という回答が全年齢で1位となっており、
ここは面白い結果だなと思いました。
最近「イエベ春」「ブルベ冬」というような、肌の色を表す言葉をよく目にするようになりましたが、
多くの女性が、自分の肌の色がどんな色に合うのか、ということをわからないままにメイク用品を選んでおり、それで失敗した経験があるものです。
つまり、「こういう肌の色の人はこの色がおすすめ」というような、メイクレッスン風のCMになると、興味を持ってもらいやすいのではないかと思うんですね。
これは私個人が見たい・知りたいものでもあるのですが笑
どちらかというとイメージCM的なものが多い印象の口紅・リップのCM。
まだまだ開拓余地があるように思います。
ご予算に合わせて広告プランをご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。
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