広告業界用語の中に「パブリシティ」というものがあります。
パブリシティというのは本来「宣伝・広告」という意味で、
フリーパブリシティ、つまりお金を払わない広告のことを指します。
お金は払ってないけれど、たまたまテレビに取り上げられてお店を取材され、
それがお店の人気をあげてくれた、だとか
町おこしになった、だとかそういったことを「パブリシティ」と呼んでいるんですね。
それと反対の意味で「ペイドパブ」という言葉があります。
今回はこのペイドパブについて、広告代理店である弊社ライズアドバートが解説してみたいと思います。
ペイドパブとは
ペイドパブというのはペイドパブリシティ(Paid Publicity)のことを言い、
これはお金が発生するパブリシティ、という意味です。
テレビでは番組風を装っている広告のことを言い、
インターネットメディアなどでは記事風の広告のことを言います。
これは記事広告、なんて言われ方をすることもありますよね。
有料の広告ですが、メディア側が編集、制作するのでペイドパブリシティと呼ばれています。
関連記事:テレビCMとパブリシティ
テレビで見るペイドパブ
テレビでの広告、というとテレビCMを思い浮かべる人が多いと思いますが
テレビにもペイドパブというものがあります。
テレビ番組を見ていたら、その延長でその番組に出演している出演者が商品の紹介を始めたり
本編と同じスタジオなのに別脚本のような雰囲気の広告が入ることがあると思います。
これがテレビで言うペイドパブリシティです。
番組に出演している出演者が好きでその番組を見ている視聴者には
かなりの確率でリーチさせることができる広告であり、
テレビCMともまた別の枠ですから、チャンネルを変えられてしまう可能性が低いんですね。
ただやっぱり広告、という感じはしてしまうのはしょうがないでしょう。
テレビCMはテレビ番組本編との境界がかなりわかりやすいですが
テレビにおけるペイドパブリシティの場合はテレビ番組本編との境界線が曖昧であることが特徴です。
関連記事:テレビCMやネット広告はどの時間に見られる?時間帯ターゲティングの方法
記事広告
記事広告はインターネットメディアで広告としての記事を依頼する、というペイドメディアのうちの一つの手法です。
企業が運営しているメディアや
個人ブログなどでもこういった記事広告を行っているメディアがあります。
最近は芸能人でなくても、いわゆるインフルエンサーと呼ばれるような
インターネットの世界では強い影響力を持っている個人がたくさんいます。
そういう人に記事広告をお願いして、たくさんの人に記事を読んでもらう、というやり方ですね。
記事には「広告」「PR」といった表記がつきますが、
他の記事と同じように表示されるため、広告が別の記事と馴染んでさらに読んでもらいやすくなります。
また、記事はメディア運営側に制作を依頼し、基本的にはチェックをするくらいですから
メディア運営側が普段積み上げてきている信頼を借りることができます。
要は口コミ的な役割もある、ということですね。
こういった間接的な意見というのは消費者には刺さりやすい世の中になってきていると思います。
Amazonでお買い物をする時や、夜ご飯を食べに行くお店を探す時など、私たちは日常的に口コミ評価を元に消費行動の決断をしていると思います。
第三者からの評価、というのは消費行動においてとても大きな影響力があるんですね。
関連記事:タイアップ広告とは?そのメリットを広告代理店が解説
ペイドパブリシティのメリット
ペイドパブリシティは編集や取材、企画の中身まで、メディアの運営側に制作が委ねられます。
もちろんクライアント側があとから「修正してほしい内容はないか」というチェックはできますが
基本的には制作はメディア側に丸投げ、という形です。
テレビCMなどの純粋な広告の場合は企画やCM内容、その見せ方などもクライアントが考えますから
ペイドパブリシティはこういった点で一般的な広告とは大きく違いますね。
そのため、純粋な広告とは違って
広告ではないような広告を作ることができます。
テレビならテレビCMと違って、番組本編と繋がっていて、番組本編かのような広告を出すことができますし
インターネットメディアであれば、他の記事と同じように表示されるため非常にクリック率もよくなるんですね。
純粋な広告の場合は消費者は避ける傾向が強いのですが
これがペイドパブリシティの場合はより多くのユーザーにリーチさせることができるんです。
関連記事:ペイドメディアとは?その種類と強みを広告代理店が解説
ペイドパブで広告を出す
弊社ライズアドバートは広告代理店です。
広告を出稿したい、という企業の方の
ご予算やブランディングにあった広告プランをご提案させていただいております。
もともと番組制作会社として始まった、という経緯もあり、テレビ番組制作もグループ企業内で行っておりますので
広告枠の獲得だけでなく、映像制作も一緒に承ることができ、余計な中間マージンが発生することもありません。
まずはご予算のご相談から
下記フォーム、またはチャットよりお気軽にお問い合わせください。
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では今日はこのあたりで。