就活時、テレビ番組の制作会社の面接では、どんなことを聞かれるのか?
面接に対して不安を抱えている人も多いでしょう。
今回は番組制作会社の面接対策をまとめてみました。
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面接の服装について
テレビ番組制作会社は他の業種とちがい、自由でカジュアルな雰囲気の会社が多いです。
面接の案内では「普段着、あるいはカジュアルな服装でどうぞ」と記載されていることもあります。
これを真に受けていいのかな?と戸惑う学生も多く見受けられます。
その場合の考え方ですが、
バラエティ番組を制作している会社の場合は、自分らしさを全面アピールできる服装でも好印象でしょうし、
自分がリラックスできる服装や、自分なりの正装でも大丈夫です。
バラエティ番組を制作している人たちは、頭が柔軟ですから、個性的な服装は好感をもって受け止めてくれるでしょう。
情報番組や報道番組を制作している会社の場合、清潔感を感じる服装であれば、カジュアルなスタイルでも大丈夫です。
服装よりも、人柄はどうか。話し方は好感もてるか。思考が柔らかいか、という点を重視します。
服装で落とされるということはないと思います。
どんな番組を制作しているかよくわからない場合は、リクルートスーツでもカジュアルスタイルでもどちらでもいいと思います。
ただし、清潔感を感じさせる爽やかな服装で挑みましょう。
カジュアルや普段着でいいと言われていても、首回りがヨレヨレだったり、ボタンが外れていたり、ネクタイが曲がっていると、そこに視線が集中してしまいます。
外見の乱れは、見ている人にとって、本人が思っている以上のマイナスの印象を与えますので気をつけましょう。
面接官の人数
一般的な企業の面接だと面接官が3人ほど横一列に座っていて、学生はその前にある椅子に座って応対するようなイメージですが、
番組制作会社では4〜5人ほどの打ち合わせスペースで、テーブルを挟んで面接官二人と学生一人という感じが多いです。
会社のスペース自体がそれほど広くない会社も多いのです。
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面接で何を見られ、何を聞かれるか
面接官は、話の内容よりも、姿勢や発声、仕草をまず見ます。
テレビ番組制作の会社ではアシスタントディレクターからのスタートです。
声にハリがある、元気がいい、声が大きい、声が通る、というのは高評価。
最初のあいさつや自己PRは、声が大きければ大きいほど、印象に残ります。
元気がいい!体力がある!根性ありそう!というのは、ポイントが高いんですね。
面接のメーンは、質疑応答です。
聞かれる内容はテレビに関することと本人の趣味や嗜好についてがほとんどです。
- なぜテレビ番組制作をしたいの?
- どんな番組をつくりたい?
- どんな番組が好きか?
- 気になるニュースやトピックスは?
日本にある職業の数は、1万7000種類もあるんだそうです。
そんな膨大な数のなかから選んできてくれているわけですから、なぜテレビ制作という仕事を選んでくれたのか、というのは一番関心があるところです。
どんな番組が好きなのか
「どんな番組が好きなのか」という質問では緊張してしまって番組名が出てこない場合があります。
面接を受けている制作会社が制作していない番組かもしれません。
自社で制作していない番組名をあげて気を悪くするような人はいませんが、
あまりにかけ離れていると「本当にうちに来る気があるのかな?」と疑念が生まれます。
例えば
「タレントの〇〇さんが出ているトークバラエティが好きです」とか、
「外国を紹介しているような番組はつい見てしまいます」とか、
番組名を失念した場合にも対応できるような答えを用意しておくと安心です。
趣味や嗜好について
趣味や嗜好も聞かれることが多いです。
制作会社で多くの番組を手掛けている場合、本人が希望している番組に欠員がない場合があります。
ADが足りている場合、ほかの番組へ配属されるかもしれません。
もちろん会社の都合で番組は割り振るものですが、本人の嗜好からかけ離れた番組ではなく、
なるべく関心をもってくれそうな番組や好きになってくれそうな番組を考えます。
そのために面接時に趣味嗜好を聞いておくんですね。
テレビを見なくなった10代、20代が見たくなる番組とは?
ここ近年の傾向として、この質問が増えています。
若者のテレビ離れが年々進んでいる中
テレビを見ない世代にもかかわらず、わざわざ採用試験に来ている学生に、聞きたいことです。
当人はテレビが好きで見ているでしょうが、見ていない友達も多いでしょう。
友達にどんな番組だとすすめられるか、誰が出ていると見るのか、
「こういう時間帯にこんな番組をやってると見たくなる」など常に思っていることでもいいです。
同世代の視聴者が何を思っているのか、何が不満なのか、自分の意見を交えて回答しましょう。
メンタルの耐性や体力。休日出勤や深夜シフトがこなせるか?
メンタルの耐性や体力はどんな仕事であっても必要とされている要素です。
「部活で記録を残した」というような功績よりも、体育会系の部活動を休まずに続けてきた、早朝や深夜のバイトが無欠勤だった、ということが面接官にはグッときます。
学校や部活、バイトなどが無遅刻無欠席ならば、それをアピールしましょう。
テレビ業界の仕事は暦通りの休みではありませんし、収録前や放送前は自宅に帰れず、深夜も作業することが多いものです。
シフトも土日休みではないところも多いです。
自分ではそういう生活でも平気だと思っていても、家族や友人が企業の会社員や公務員の場合ですと、分かっていても馴染めないことがあります。
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逆に質問してみよう
面接の場所は「会社側がみなさんを選考する場」というだけではありません。
お互いによく知りあう場ですから、自分が疑問に思っていることや不安に感じていることを面接官に質問しても構わないのです。
例えばテレビ業界ならではの働き方については、面接官の人たちに逆質問してもいいかと思います。
先輩方は最初はどう感じたのか?どんなときに徹夜になるのか?どうやって慣れていったのか?土日休みの友人とはいつ会うのか?など。
面接が明るい雰囲気やお互いに笑顔がこぼれるような時間であれば、朗報がもたらされるはずです。
もし不合格であれば、何がダメだったのか聞いてみましょう。
テレビ業界は狭い世界です。
新卒でその会社に入れなくても、大型番組の制作で複数の制作会社が協働することもあります。
縁がつながっていってその会社で仕事をするということもあり得ます。
お互いにいい印象を残しておきたいですね。
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