CM・広告の仕組み PR

テレビCM放送中にできるネットの戦略

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

最近はテレビCMを見て何か気になる商品やサービスがあった時に、一度インターネットで調べてからその商品の購入を検討するということが当たり前になってきています。

そのためテレビCMを行うときは、テレビCM放映中によりその効果を高めるためのインターネットでの仕掛けが必要になってきていると言えるでしょう。

企業がテレビCM放映中にネット上でどのような取り組みをしているのか、広告代理店である弊社が解説したいと思います。

 

公式ホームページの設置

 

まず公式ホームページの設置はマストだと言えます。

インターネットで商品やサービスを検索した時に公式ホームページは必ず見られると思った方が良いでしょう。

 

取り扱い商品が沢山ある場合は、公式ホームページだけでなくランディングページを用意するのも効果的です。

ランディングページとはその商品のためだけに作られたシンプルなサイトのことです。

基本的に他のページへのリンクなどをなるべく少なくした形で作られており、公式サイトとは違って特定の商品を紹介するためだけのサイトのことを指します。

 

商品名で検索したときにその商品の名前のサイトが出てくるとより安心感があるでしょう。

クリックもされやすくなります。

 

テレビCMで放送している動画素材を公式サイトに掲載するというのも忘れないようにしましょう。

公式サイトに訪れてくれたユーザーに「テレビCM放送中」という実績を見てもらえると、さらにブランドへの信頼が上がります。

 

ただしテレビCMをウェブサイトで流用する場合は権利の面について注意が必要です。

あらかじめCMを制作する時に制作会社に「ウェブでも動画を活用したい」という旨を話しておかないと、後でトラブルになる可能性があります。

関連記事:テレビCMを制作してWEBでも配信したい時に気をつけたい権利の話

 

リスティング広告

 

リスティング広告とは検索キーワードに応じて検索結果上に表示される広告のことを指します。

 

通常検索エンジンでのサイト順位というのはサイトを作る側で決めることはできません。

例えば「部屋干ししても臭わない洗剤」を売り出す時に、「部屋干し 洗剤」と検索して公式サイトやランディングページが一番上にでるようにすると、その商品を買ってもらいやすくなりますよね。

しかし部屋干ししても臭わない洗剤のランディングページを作っても勝手に検索結果の上位に入るわけではないのです。

 

そこにはSEO対策というものが必要で、一夕一朝でできるものではありません。
そこでリスティング広告を使います。

「部屋干し 洗濯」という検索キーワードにお金をかけて検索上位に意図的に広告を持ってくるんですね。

 

こういった仕掛けのおかげで検索をした時にサイトが上位に表示されるという導線を敷くことができます。

 

テレビCMをやる際にこのリスティング広告も併用するという企業はとても多いです。

リスティング広告についてはGoogleが提供しているキーワードプランナーというものを利用すれば、広告予算を設定するだけでどの企業でも広告を出稿することができます。

関連記事:ネット販売などEC事業を行う会社が売上を上げるためのテレビCM

 

YouTube広告

 

テレビCMように動画素材を作ったらそれをYouTube広告に使用することもできます。

もちろんこの場合も先ほどお話ししたように権利面には気をつけなくてはいけませんので、制作会社にあらかじめ話を通しておきましょう。

 

テレビCMとYouTube広告の大きな違いはYouTube広告の場合はターゲットをかなり狭い範囲に絞ることができるということです。

 

ターゲット設定を細くすることによって、より効果的な広告を打つことができるでしょう。

もちろん逆を言えばターゲット設定が細かくなってしまう分テレビCMの方が新規ユーザー獲得には向いていると言えます。

 

またYouTube広告はテレビCMと違ってスキップ機能があります。

最低でも5秒は見てもらえる広告になっていることが多いですが、スキップされないために動画の頭の部分にインパクトを持ってくることが大切です。

関連記事:広告を出すならYouTubeとテレビCM、どちらが良い?メリットデメリットを比較!

 

商品の取り扱いを増やす

 

テレビCMを見てインターネットで商品やサービスを検索しそこから購入をするという人が増えているので、

色々なもので決済を出来るようにしておくというのも対策になります。

クレジットカードですぐに購入ができるようにしておくことはもちろん、コンビニ払いなどにも対応していると良いです。

 

また商品の取り扱いを増やして、例えばAmazonや楽天などでも買えるようにしておくとよりユーザーにとって優しい設計だと言えるでしょう。

 

いつもAmazonや楽天などで買い物をする人にとっては、そこに自分のユーザー情報が紐付けられているため、

別のサイトで個人情報を入力することに抵抗を感じる人が多いです。

 

Amazonや楽天でも買えるのであればそちらで買ってしまおう、という気持ちになる人の方が圧倒的に多いのです。

 

どうしてもAmazonや楽天に出店をすると自社で取り扱うよりは手数料が多くなってしまう面があると思いますが、

それでも販売数を増やしたいのであれば、取り扱いを増やすというのが一番効果的でしょう。

関連記事:わかりやすいCMってなんだろう?広告代理店が考えてみた

 

テレビCM放送中にインターネット上でできる仕掛けはたくさんあります。

どれだけインターネット上の仕掛けをした上でテレビCMを放送することができるかということが効果にもつながってきますので、出来る限りのことをしてCMに臨むと良いと思います。

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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