CM・広告の仕組み

家電のCMをする時に知っておきたい今のトレンド

今回は家電のCMについて書いてみたいと思います。

 

現在家電は家電量販店で購入するという人が多いのですが、

インターネットの普及以来、家電量販店に行く前にネットで調べてから行く人、またはネットで見てから家電量販店で確認し、さらに再度ネットで見て購入するという人もいます。

 

それらを踏まえつつ今後の家電はどのようなCMが効果的なのかについて書いてみたいと思います。

 

今の家電CMの傾向とは

 

現在の家電CMの傾向は共働きの家庭向けを意識して、少し高いけど性能が良いという路線だと思われます。

 

家事を手伝うやさしい夫、妻と一緒に料理を作る夫、

働きながら家事・育児をこなす妻のために少しでも楽になるような家電がさりげなく示されるようなCMが多く見受けられます。

 

妻が主で夫は手伝うという等身大夫婦の形で、仲良く暮らせるのも便利な家電があるから、というメッセージが自然と映像で入ってくるようなCMですね。

 

また冷房や冷蔵庫のCMであっても別の家電もさりげなくリビングの部屋の中においてあるなど、知らず知らずのうちに視聴者の目に入るような作り方も見られます。

快適な空間を作るためにはただ安いよりも、多少高くても高性能の家電を使いましょうというメッセージが見えてきます。

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家電を買うきっかけは

 

ではそもそも家電を買うきっかけはどういうことなのかについてですが、

これについては約70%近い人達が、悪くなったからまたは壊れたから買おうと思ったと答えています。

  • 調子が悪くなってきた、壊れた  約70%
  • 古くなってきて汚い、傷がある  約30%
  • 古いので電気代がかかる     約25%
  • 便利なものが欲しい       約23%

 

中には買うきっかけとしてテレビで見て気になったという人も約10%いることから、注意、興味を喚起する媒体としては自然に目に入ってくるテレビが今だに有効であることもうかがえます。

基本的には壊れるまでなかなか買わない傾向がありますから、逆にいえば、壊れやすいかどうかというのは購入の際にとても気になることだとわかります。

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気になる家電

 

では次にどんな家電が気になるかについてですが、例えば最近の夏場の調査では

  1. エアコン・扇風機 約25%
  2. ダイソンやルンバなどの掃除機 約20%
  3. 冷蔵庫 約20%
  4. 洗濯機 約15%

の順になっており、テレビは10位につけています。

実は同じ質問について約10年前は全く違う結果が出ています。

  1. テレビ
  2. ブルーレイプレイヤー
  3. パソコン
  4. 洗濯機

というように、ブルーレイが一時人気があったのは記憶に新しいところではないかと思いますが今は全くなくなりました。

 

昨今の景気の影響か最近の気になる家電は生活必需品の家電に人々の興味が移行しているのがわかります。

また10年前も今も洗濯機については変わらず興味がある家電であることも注目すべきことでしょう。

 

実は主婦が嫌う家事仕事の代表に常に登場するのが洗濯にかかわるものです。

洗濯が面倒、しまうのが面倒、たたむのが面倒

など洗濯にかかわるストレスが多く、家電の中でも洗濯機が常に上位にあるのはそのためでしょう。

また家電について気になる事柄としては

  • お金は無いけど家電は良いものが欲しい
  • 家電の新商品は機能が良いのだろうと思う
  • 家電の新商品は新しいから長く持つのではないか
  • 家電の新商品は高いしレビューが少ないのでわからないから選ばない
  • 家電は故障が少ないかどうかが気になる

のように新商品について言えばプラスに考える人と、レビューが少ないという理由で買い控える人がいることがわかります。

また特に女性は家電の故障を気にすることもわかっています。

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何を見て家電を買うのか

 

では人々は何を見て家電を買うのかについてですが、

  1. 家伝量販店 約90%
  2. インターネット 約25%
  3. 街の電気屋  約15%

となっており、この中で世代別に見ていくと家電量販店は世代に関係なく利用しており、

インターネットの利用については60代以上は少なく、50代以下の利用が多い。

 

また街の電気屋は思ったより多い印象ですが、利用する理由として

急な時に対応してくれる、故障が少ないかどうか、故障の際に部品も多いから対応しやすいなどがわかる、思ったより安い、なんでも教えてくれるなど

しかも高齢者だけではなく40代程度の人にも根強い人気があることがわかっています。

 

家電量販店を利用する理由としては、ポイントがあるからという人が多く

また家電量販店でも店員さんにきちんと話を聞けたときは納得して買うという答えもありました。

 

家電量販店については店員の対応が様々なので印象は様々なようです。

 

いずれの場合もインターネットで調べると答えた人がほとんどで、参考にするのは

価格比較サイト、商品比較サイトなどの家電比較サイトは必ず見られている傾向があります。

 

ただ、最近は比較サイトがビッグになりすぎて見にくいと感じる人も多く、結局家電量販店や街の電気屋でも話を聞き、かつ比較サイトでもみて落としどころを決めていくという全体の流れが見えいます。

関連記事:CM制作で商品の愛用者やその口コミ表現を使う時の注意

 

効果的に家電のCMをするなら

 

多くの商品はCMの業界でもF2~F3と呼ばれる35歳~50代あたりの女性の決定権が左右されるといわれますが、

家電の場合も女性が主体で使う商品なので、CMは女性がターゲットと考えて間違いないでしょう。

 

また選ぶ際に気にすることとして

  1. メーカー名
  2. 安さ
  3. 使いやすさ
  4. 電気使用量
  5. メンテナンスのしやすさ

が上がっているので、知名度やイメージアップとして家電にCMは効果的なメディアであるのは今も変わらないようです。

 

できれば安いほうが良いが良質なものが欲しいということが根本にあるので、可能なら高いものが欲しいというのがターゲットである女性の本音でしょう。

 

また、女性の傾向として、トラブルを嫌がる、現状維持を望む気持ちが男性以上に強いことがわかっています。

 

必需品である家電に対してはなおさらトラブルが起きたら困るというのが最も女性が避けたい事象です。

 

そのため、現在のCMのようなほんわかしたアピールはメーカーの名前を憶えてもらうには良いかもしれませんが、なぜこの商品が良いのかというのは正直なところきちんと伝わってこないという難点も抱えていると思っています。

 

そこでCMにおいて最も女性が懸念することを解消する言葉として

  • 壊れにくい、丈夫である
  • 安心して長く使える
  • 万一壊れてもすぐに対応、待たせない
  • 電話でもネットでも即対応を保証

など、安心をもう少し強く伝えるのが効果的ではないかと思っています。

 

また10年前も現在も4位に洗濯機が入っていることから洗濯機への変わらない興味の高さを考えて

家電の中でも洗濯機に重きを置いてCMするのも一つの方法だと思います。

 

さすがに取り込む、たたむまでやってくれる洗濯機は当分難しいと思いますが、

まとめて洗剤や柔軟剤をまとめて入れておけるなどの機能を持つ洗濯機はまだまだCMにより伸びしろがあるのではないでしょうか。

 

スポットでCMを投下する場合の時間帯としては女性がターゲットなので全日またはヨの字、働く女性を特に意識するならコの字もいいでしょう。

また女性が望むドラマやバラエティ番組に特化したタイムのCMも効果が見込めます。

 

家電は季節性が高いものが多く夏はエアコン、扇風機、冬はヒーター、空気清浄機など季節によって売れ筋がはっきりと分かれるので、遅れないように暑いときに冬物家電の用意、寒いときに夏物家電の用意が必要ですが、

年中流す商品として、常に気になる家電である洗濯機などを投下していくとメーカーのプラスの知名度が上がっていくでしょう。

 

最新のモデルについては、買いたい反面、レビューが少ないため様子を見たい人も多いので最新モデルをCMした場合は、少し時期をずらしてアフィリエイト、インフルエンサーなどを使っていき、ネットでの評価を確立し、少し遅れての売り上げアップを望みたいところです。

いずれにしても家電に最も求められるものは良質な商品、壊れにくい商品であるということを再認識してCMを作って流していくと良いのではないでしょうか。

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