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予備校のテレビCMにはどんな特徴がある?放送するなら?

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弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。

今回は、予備校のテレビCMについて考えてみたいと思います。

放送されている予備校のCM、どんな特徴がある?

まずはこれまで放送されてきている予備校のCMの特徴について考えてみたいと思います。

奇抜でインパクトのあるみすず学苑

やはり多くの方に印象に残っているのはみすず学苑のCMではないでしょうか?

ヤマトタケルや縄文太郎というキャラクターに扮したコスプレをした人たちが「怒涛の合格みすず学苑!」と連呼するみすず学苑のCMを「なんだこのCMは!?」と思ったことがある人も多いのではないかと思います。

えいぞーさん

とても勉強をする予備校のCMとは思えない作りです…!

印象に残る、という意味ではとても戦略的に成功しているテレビCMなのではないかと思います。

実はみすず学苑、あれだけCMをしていて9校舎しかない少人数制の予備校で、他の有名予備校に比べると規模は小さいんですね。

ですがCMのインパクトで言うと、有名予備校と変わらない規模なのではないかと思ってしまいます。

また、CMの意味について、公式サイトで丁寧な説明もしています。

みすず学苑の校風は、大変明るく、楽しく、面白いものなのです。だから、今までの2倍の勉強時間、3倍の学習量をやっても、ちっとも苦にならず、深刻にもならないのです。

また、15秒、30秒のテレビCMや、ポスター等では、「何か珍しいCMがあるな、みすずのCMだな」と、学校名やキャッチコピーを覚えてもらえばいいのです。短いCMでは、名前や存在を覚えて頂くことが、まず大切です。

あのCMを見て、「何となく面白そうだな」と感じる、シャレの分かる、明るくて素直な子に来てほしいのです。つまり、他の予備校は、「学力」で生徒を選別しますが、みすず学苑は、CMによって「性質」を選別してるのです。

CMにきちんと意図があることがわかりますね。

  • 楽しい校風をアピールしたい
  • あのCMを見て面白いと思う人に来て欲しい
  • CMで認知度を上げたい(覚えてもらいたい)

という理由からあのCMになった、というわけですが、

かなり秀逸に目的から逆算してCMが作られていることがわかります。

関連記事:印象的なCMの特徴とは

先生を全面的に押し出した東進ハイスクール

東進ハイスクールはオンライン授業をかなり早いうちから取り入れている予備校でした。

私も学生時代に体験しに行ったことがありますが、

ブースに入って単元を選び、それに対応した映像を見て学んでいきます。

これによって人気講師の授業を平等にみんなが受けられる形態になっているわけですが、

この人気講師の面々がとっても奇抜なんですよね笑

テレビでもよく見かけるようになった林修先生も元は東進ハイスクールの人気講師です。

髪が長くてサングラスをかけた先生や、見た目がかなり奇抜な先生がCMにたくさん登場します。

その講師面々の見た目が印象に一番残るようなCMの作りになっています。

「面白い先生の授業を受けることができる」という印象を与えるのが東進ハイスクールのCMの特徴だと言えるでしょう。

生徒にフォーカスをあてた駿台予備校・河合塾

大手の駿台予備校や河合塾は、生徒目線で作っているCMになっています。

生徒の目線で授業を受けていたり、

その悩みに寄り添って、一緒に頑張っていく、というようなメッセージが込められています。

CMの中で使われている教室や自習室の様子から、実際にこの予備校に入ったらどういうところで勉強をすることになるのか、ということがすぐにイメージできるようになっていますね。

これはみすず学苑や東進ハイスクールとはまた違う見せ方になっているな、と思います。

関連記事:テレビCMで使われている心理学の話

塾・予備校を選ぶ時に学生が重視するポイントとは?

塾・予備校に関する調査レポート【首都圏在住の高校生対象】を見てみると、

塾・予備校を選ぶ際に重視する点で、

<高校1年生>

  1. 成績の向上…73.3%
  2. 通いやすさ…59.4%
  3. 授業料…50.5%
  4. 知名度…24.8%
  5. 授業の人数…28.7%

<高校2年生>

  1. 通いやすさ…65.5%
  2. 成績の向上…59.5% 
  3. 授業料…51.7%
  4. 授業の人数…37.1%
  5. 知名度…25.9%

という結果になっていました。

通いやすさ、という点においては広告ではなかなかフォローしづらい部分ではありますが。

成績向上のために行っている施策などがあれば、それを押し出したCMにしてみるのも良いかもしれません。

また、知名度というのはやはり大切ですね。

ある程度名の通った予備校であれば、安心感があるというのがあるのだと思います。

そのためにも、ある程度通年でテレビCMをしていくのが良いのかもしれません。

関連記事:テレビCMの効果には「信頼」もある

予備校が出稿を検討するべき広告媒体

予備校の広告は、テレビCMだけに限らず、さまざまな媒体で行われていることが多いです。

複数の媒体を組み合わせることによって、違ったシーンでも同じ広告を同じ人に見てもらうことができるので、記憶に残りやすくなるという効果が期待できます。

学生の普段の行動パターンを考えて広告出稿を検討してみてはいかがでしょうか。

  • 通学で使うバスや電車などの公共交通機関での広告出稿
  • 大学受験関連や学習系のポータルサイトへの広告掲載
  • 近い予備校に通う生徒が多いため、チラシ・ポスター・新聞広告も効果的

広告を出稿する際は、他の予備校と比べてどこが差別化ポイントになるのか、ということを考え、

さらにどんな学生をメインターゲットとするのか、ということも明確にしておくと良いです。

関連記事:CM制作をする時にヒアリングさせていただく5W1H

ご予算に合わせた広告プランをご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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