テレビ業界は数ある職業の中でも特に服装を気にしなくていい珍しい職業です。
大体は就職するとスーツを着て仕事をしなくてはいけない仕事がほとんどですが、スーツどころかオフィスカジュアルからも程遠いのがテレビ業界の仕事。
私服で仕事をすることができるのでアシスタントディレクターにはおしゃれさんも多いです。
実際スーツで仕事をするというのはかなり窮屈ですよね。
実は私も毎日スーツを着て仕事をするというのが耐えられなくて、
スーツでなくてもできる仕事を、と思い仕事を選んだ人間です。
テレビ業界にもそういう人が結構多くて、服装だけでなく、仕事は多いですが出社時間も緩かったりするので
自分のペースで仕事をしていきたいという人にとっては、テレビ業界の仕事というのはやりやすい仕事なのではないかなと思います。
もちろん入る現場によっては大変な現場も沢山ありますけどね。
ただ服装は自由だからといってどんな服を着ていてもいいというわけではありません。
アシスタントディレクターでもクライアントの会社にお伺いすることもありますし
ロケに行くときはそれなりの格好をしていかないと、ロケの邪魔になってしまうこともあります。
今回はアシスタントディレクターがやってはいけない服装について紹介してみたいと思います。
リュックスタイル
まず荷物なのですがリュックはNGです。
荷物が多くなってしまう時は、リュックでもいいのですが、現場に着いてからずっとリュックを背負いっぱなしというのはいけません。
というのもリュックというのは背中に荷物が来てしまうので、それが別のスタッフや機材などにあたってロケを邪魔してしまう可能性があるんですね。
ちょうど満員電車なんかではよくリュックを前に持ち直す人がいますが、リュックは手はあくものの
実は周りに結構迷惑になることが多い持ち物でもあるんです。
そのためADは肩掛けのバッグを持っている人が多いです。
肩掛けだと荷物を取り出しやすいというメリットもあるので、現場ではなるべく肩掛けのものを使うようにしましょう。
アシスタントディレクターが持っておくと便利なものについては別の記事でもまとめています。
関連記事:ADの持ち物紹介!持っておくと仕事で役立つものとは?
ヒール
制作部を出ないぶんにはヒールでも良い時もありますが、どこかに出かけたり、ロケに行く場合はヒールは好まれません。
そもそもアシスタントディレクターには動きやすい格好が求められるので、現場ではスニーカーを履いている人がほとんどです。
ただベテランの編集マンともなると、ビーチサンダルで出社してくる、なんていう人もいます。
基本的にはスニーカーが好ましいと思いますが特に外に出る予定がない場合は、ラフな靴でも大丈夫です。
関連記事:テレビ番組ロケの現場はどんな雰囲気?同行の際、注意する事とは?
汚れてはいけない服はNG
アシスタントディレクターは臨機応変に仕事をしていかなくてはいけない部分があるので服が汚れると思っていた方が良いでしょう。
自分の服が汚れたからといっていちいち騒いでいては、アシスタントディレクターとして使いにくいと思われてしまいます。
演者さんではないわけですから、おしゃれをするのはもちろん自由ですけど、服が汚れたと言って騒ぐのはNGです。
場合によっては雰囲気を乱すこともあるので汚れたくない服装で出社するのはやめておきましょう。
高級すぎる服
服が汚れてはいけないという観点からもそうなのですが、目上の人を立てるという意味でも高級すぎる服を着て行くのは良くありません。
ちょっと古い考えだなと私も思ったりするのですが、
やはり役職と比例して高級な服を着ているということが多く、ディレクターやプロデューサーよりも高い服を着ているとアシスタントディレクターが目立ってしまいます。
目上の人もいい気分もしないでしょうし、
自社の人間しかいない時はまだしも、クライアントがいるような現場だと
クライアントからも不思議に思われてしまったり、よくない目で見られてしまうこともあるので、少し考えた方がいいかもしれません。
とはいえ着たい服があるならしたいだろうし、古い考え方だなとも思うので、
現場の雰囲気を見ながらで少しチャレンジしてもいいと思いますけどね。
逆に奇抜な服を着ていると人に覚えてもらいやすかったり話のネタになったりもするので、何が正解かはよくわからない業界です。
関連記事:テレビマンには本当に怖い人が多いのか
防寒対策が必要な時も
ロケによっては極寒の中で仕事を何時間もしなくてはいけないという時もあります。
そんな時に風邪をひいてしまっては
他の仕事をできなくなってしまうのでロケでの防寒対策も大切です。
極寒の中でのロケの場合は登山服などが役に立ちます。
モンベルやパタゴニアなどの登山服ブランドのものを一つ持っておくと重宝するかもしれません。
関連記事:テレビ業界への就職!イメージと実際のギャップとは?
今回はアシスタントディレクターの服装についてお話ししてみました。
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では今日はこのあたりで。