今回はテレビの仕事をやってみたい、転職したい、チャレンジしたいという方のために
アシスタントディレクターの求人ってどうなっているのか。
求人はいつが多くて、どうやって選べばいいのか、また求人が見つからないときはどうすればいいのかについてです。
アシスタントディレクターの求人が出やすい時期
アシスタントディレクターの求人というと、リクナビネクストや、エン・ジャパン、などの求人サイトをまず見る人が多いのではないかと思います。
ではこのような求人サイトでアシスタントディレクターの求人が掲載されているのはいつが多いのかについてですが、
結論から言うとはっきりとは決まっていません。
というのもアシスタントディレクターは急に欠員が出たり、人が不足したりするような場合がしばしばあるのですが、
求人サイトに掲載するためにはそれなりの準備期間がありますから、必ずしもタイミングがぴったりと合っているというわけではなく、
また掲載する企業もいつ載せるかはいろいろ需要を予想して載せている場合が多いからです。
ただし、全体としての傾向はあります。
番組制作の大幅な改変は4月が最も多く、次に大きい改変は10月なので、この時期は人の異動が多くなる時期です。
このため4月には新卒採用の人たちが多く入るので、その代わり転職者はあまり採らない傾向があります。
もし転職で番組制作のアシスタントディレクターを目指すのであれば、秋の改変の時期の頃かもしくは
新卒採用の時期とは少しずらした5月以降が良いと思います。
5月以降になると、思ったより人が足りないからもう少しアシスタントディレクターが欲しいという番組が必ず出てくること、
またこの時期になると、残念ながらやめてしまうという人が出やすく、求人が多くなります。
いわゆる5月病もこの時期ですよね。
そんなわけでもしアシスタントディレクターの求人を探すのであれば5月以降もしくは
秋の改変の少し前の8月、9月頃がねらい目といえるかもしれません。
年末近くになると特番も増えるので意外にこの時期も求人が出ることがあります。
最初は特番から入って別の番組へというのもありかもしれないので、秋から冬にチャレンジしてみるのもありだと思います。
番組の小さな改変は常に行われていますし、人の異動もありますからこれ以外の時期も気を付けて探してみると良いと思います。
関連記事:テレビ関係の求人はどんなポイントを見て応募すればいいのか
アシスタントディレクターの求人サイトの賢い選び方は?
求人サイトを見ると色々出てくると思いますがどこを選べばいいのか、どうやって選んだらいいのかについてです。
まずいろいろ見ていると給与については最も気になるところかもしれません。
でも、求人サイトに載っている数字はあくまで目安です。
というのも、給与は経験者か未経験者かにもよりますし、未経験でも社会経験が全くないとのある程度あるのではやはり違うものです。
また経験者についてもどんな番組をどれくらいこなしてきたかによってその人の経験値はまちまちなわけです。
アシスタントディレクターの求人を探すときは、給与もそうですが、
どんな番組を扱っているのかということの方をより気にしてみると良いかもしれません。
生番組なのか完パケなのか、バラエティなのか、ニュースなのかによってかなり現場はことなりますし、
自分がやりたい番組かどうか、好みに合っているかどうかが違ってくるのです。
ところが求人サイトに載せるときは、あまり詳しい番組名まで書いてないことも多いです。
求人サイトの掲載には多少の時間的タイムラグがあるので、
実際に番組名を載せたものの、すでに需要が無くなっている時や、新たな需要がある場合も多いです。
または書ききれない場合もあるでしょう。
そのため、求人サイトで募集している会社を見つけたらその会社がどんな傾向の番組を作っているのかを自分で調べてみるのも一つの方法です。
なんなら直接会社に聞いてみればいいでしょう。
また社会保険が完備されているか、社員の形態もチェックしておくといいと思います。
求人している会社が派遣型の会社なのか、自社制作だけをやっている会社なのかというのもできれば見たほうがいいと思います。
派遣型の場合いろんな番組に出向できますから、選択範囲が広がるメリットはあるでしょうが自社制作の場合は請け負っている番組に就くのが基本になります。
関連記事:番組制作会社の中でも派遣型の会社の勤務体系ってどうなっているの?
アシスタントディレクターの求人が無くても可能性は沢山ある
ではアシスタントディレクターの求人を探したけど残念ながら見つからなかったとか、
行きたい番組が載っていなかったという時はどうしたらいいのかについてです。
結論から言うと、もし思ったような求人が無いからといって需要が無いわけではありません。
求人サイトというのは実際の需要とは少しタイムラグがあるので、今すぐに需要があるときだけ掲載しているわけではないです。
実際には別の番組でも求人があってそっちの方が希望に近かったとか、思っていた番組はもう満員だったので無理というようなこともあるのです。
会社側はこれくらい人が必要だろうという予想で掲載したり、
または今需要があるなしにかかわらず良い人材は欲しいということから定期的に掲載する場合もあります。
いろんなケースが実はあるんですね。
そのため今自分が希望する番組が載っていないとか、自分が就業したい場所や地域の求人が無いというような場合もあきらめる必要はないと思います。
インターネットサイトで知った会社に直接問い合わせてみるとか、Twitter上に上がってきた会社にあたってみるなど、方法はいろいろあると思います。
アシスタントディレクターになりたいけど、どんな番組に携わることができるのか、今需要があるかを聞いてみると良いと思います。
仮に今すぐに希望するような番組がないとしても、
必ず番組編成は変わりますし、それによって人の移動はありますから、少し待ては希望の番組に空きが出て入れるかもしれません。
少し待っても良いくらいのつもりで探すとよいでしょう。
いずれにしてもアシスタントディレクターの求人は、サイトに掲載されていることは一部の情報だけだということを知っておくと良いと思います。
関連記事:アシスタントディレクターの志望動機はどうやって書けばいい?