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エアコンのCMをする時はどんなことを考えるべき?

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夏真っ盛りで絶対になくてはならないのがエアコン。

近年は人を感知して人がいる場所のみの温度をコントロールするものや、除菌機能があるものなど、色々な性能を兼ね備えたエアコンも登場していますよね。

ではエアコンのCMをする時はどのようなことを考えて、どんな内容にすればいいのでしょうか?

そしてどのような戦略でテレビCMを放送すればいいのでしょうか?

広告代理店の目線で、ライズアドバートが解説します。

エアコンを購入する際に意識されていること

【200人にアンケート調査】エアコンを買うときに意識していることは?どれくらいの価格帯を選ぶ?人気のメーカーや購入時に参考にするサイトを調査という記事によると、エアコンを購入する際に最も意識した・意識するポイントは、

  1. 価格(40%)
  2. 冷房能力値(18%)
  3. 対応畳数(14%)
  4. 消費電力(11.5%)
  5. 省エネ基準達成率(10%)
  6. フィルタ自動清掃(5%)
  7. 暖房能力値(1%)
  8. 電圧(0.5%)

という結果になっていました。

圧倒的に購入の基準となっているのはやはり価格となっていますね。

それ以外の2位〜5位にランクインしている、

  • 冷房能力値
  • 対応畳数
  • 消費電力
  • 省エネ基準達成率

など、ここのあたりをテレビCMでは押し出していくのが良いのかなと思いました。

エアコンは基本的には室内温度を管理するものであり、消費者からすると「違いがよくわからないもの」とされがちです。

そのため、エアコンを購入してもらうためには「このエアコンにする理由」を明確に感じてもらわなくてはいけないように思います。

価格が重視されることから、価格で勝負する、という方向性でも良いと思いますが、

「このエアコンだから」という何か特徴的な部分を押し出せる商品になっていれば、それをテレビCMでも全面的に押し出していきたいところです。

関連記事:テレビCM制作を初めてする時に決めておくべきこと

エアコンの普及率から放送エリアを考える

インターネットで商品が注文できるようになっていれば、全国どこでも注文ができるはずですので、ターゲットユーザーも全国、ということになるかと思います。

ただ最初から全国放送でテレビCMを放送する、というのはとても難しいことです。

全国放送となると数千万円の予算がかかりますし、本当にそのCMで効果が上がるかどうか、ということがわからないままに全国放送、というのはリスクが高いでしょう。

できればまずは、限定的なエリアでテレビCMを放送してみて、効果測定を行なってみると良いと思います。

テレビCM自体は数字を出せるものではありませんが、例えば商品サイトのアナリティクスなどを見れば、CMの効果がどれくらいあるものなのか、ということを数字的に見ることができるでしょう。

公式サイトのアナリティクスからテレビCMの効果を検証する方法 テレビCMというのは広く商品やサービスの認知度を上げるために有効な広告手段ですが、数字が出てきてデータを検証できるわけではないので、本...

いくつかのエリアで同時に放送してみて、一番効果の高いところで集中的にテレビCMを放送する、という企業さまもいらっしゃいます。

エリアの選び方ですが、

都道府県別エアコン普及率というものを見てみますと、

エアコン普及率は、

  1. 京都府
  2. 大阪府
  3. 兵庫県
  4. 滋賀県
  5. 三重県
  6. 愛知県
  7. 愛媛県
  8. 埼玉県
  9. 和歌山県
  10. 福岡県

といった順番になっていました。

やはり西側の暑い地域の方がエアコンの普及率が高いということがよくわかります。

CM放送枠はテレビ局の視聴可能人口に比例して高くなっていく傾向にありますので、

一番料金が高いのが関東エリア、次に近畿エリアで、その次に中部エリアに続きます。

近畿エリアでテレビCMを放送する場合は最低でも500万円前後はあると良いかなというイメージです。(制作費別)

これくらいの費用をかけられると、ある程度効果測定もできるのかなというイメージですが、最初から大きな予算をかけられないという場合は、

福岡県でテレビCMを試験的に放送してみるのが良いかもしれません。

福岡は人口が多いですが福岡エリアのみにしか放送されないので、費用としては150万円〜200万円程度で十分なボリュームの放送ができるかと思います。

県民性としても新しい物好きで購買意欲が高いので、試験的に放送するエリアとしてよく使われます。

関連記事:福岡でCMをする時に知っておきたいこと。向いている商材は?

広告媒体を複数使う

実はエアコンは「欲しい」と思ってから消費行動に移るまでに期間がとても短い商品です。

「欲しい」と思った時にはすでに日常生活で体感温度に不快感を感じている時ですからね。

「明日にでも欲しい」と思うものなのです。

そういった時に「パッと思いついてもらえる商品」である必要があります。

消費者が「欲しい」と思う前からアプローチをしていく必要があるんですね。

そのため、テレビCMはもちろん、SNSやブログ、YouTube、雑誌など、さまざまな媒体で発信を続けていくということが大切になってきます。

色々な媒体で同じ商品を見かけると、記憶に残りやすくなりますからね。

若い世代も一人暮らしをしていれば、自分でエアコンを購入することになりますので、ターゲットはファミリー層だけではありません。

むしろ一人暮らしの人がたくさん購入してくれれば、それだけ販売台数は増えますから、若い世代にもアプローチが欠かせないといえます。

プロモーションを行う時は、複数のメディアを使ってアプローチしていけると良いでしょう。

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長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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