テレビを見ていて、「文化人」という言葉を聞いたことはないでしょうか?
テレビ業界ではタレントと呼ばれる芸能人とこの「文化人」は区別されており、出演料にも少し違いがあったりします。
情報番組なんかではコメンテーターによく文化人を招いていることがありますよね。
この文化人とタレントの違いについて説明して見たいと思います。
文化人とタレントは違う
テレビに出演している人はみんなタレントだ、と思っている人も多いと思いますが
実は文化人と呼ばれる人たちはタレントではないんですね。
情報番組などではよく「経済評論家」や「政治評論家」というような肩書きを持った人がコメンテーターとして招かれていると思いますが
ああいった肩書きでテレビに出演している人は大体の場合が文化人です。
文化人という言葉の意味としては、芸能人やタレントも文化人のうち、なのですが
テレビ業界では文化人とタレントは区別していて、
テレビ業界で言う文化人というのは作家や評論家というような著作家の人たちや、大学教授などの学者といった人たちです。
タレントとは違い、テレビに出演することが本業ではなく、それ以外に別の本業がある人たち、と言うとわかりやすいかもしれません。
こういった文化人の方達はその本業の方が専門分野なので、
一般的な人に比べて、専門分野に特化した知識を持っています。
なので、コメンテーターとして番組に招き、番組で取り扱うネタに対しての意見を述べてもらうことで、番組により深みが出る、ということなんですね。
タレントの場合はテレビに出演することが本業で、芸能事務所やタレント事務所に所属し、
マネージメントを受けながらテレビ出演をしていることがほとんどです。
大まかに言うのであれば、
文化人はテレビ出演以外に自分の得意とする専門分野で本職を持っている人、
タレントは事務所に所属し、テレビ出演を本職とする人、
と言えると思います。
関連記事:芸能人に会いたいからテレビ関係の仕事を目指す人も多い。
文化人の出演料は安い
実はタレントと文化人だとテレビ出演料も差があったりします。
文化人のギャラは「出演料」としてよりも、「謝礼」や「お車代」として支払われることが多く、
テレビ業界においては文化人の出演料の相場があって、その文化人枠の予算でギャラが支払われているんですね。
大体1コーナーあたり2〜3万円ほどの出演料が相場かな、と思います。
それに対してタレントの場合は出演料はピンキリで、
デビューしたての若手の場合は文化人枠の方よりもギャラが安いこともありますし、逆に売れっ子のタレントさんであれば桁が一つ二つ、変わってくることもあります。
芸能事務所に所属してテレビに出演している場合は、出演料がそのまま自分のものになるわけではなく、
そこから事務所にマージンを引かれ、税金関係も引かれた後にそれがお給料として振り込まれる形になります。
同じようにテレビに出演している文化人とタレントでも、お仕事の形は結構違うものなんですね。
文化人からタレントに転身する人も
最近では文化人の方がテレビに出演する機会が増えてきて、
文化人枠でテレビに出演していた方が芸能事務所に所属して、タレントに転身する、というケースも増えてきました。
例えば今、色々なテレビ番組で引っ張りだこのマツコ・デラックスさんももともとはコラムニストだったんですね。
ちなみに会社員扱いであるテレビ局のアナウンサーがフリーに転身することもよくありますが、
アナウンサーの場合は事務所に所属してタレントとして活動する方がほとんどなので、文化人ではなくタレント枠になります。
関連記事:アナウンサーになるにはどんな方法がある?
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実は芸能人に会ってみたいからテレビ業界で仕事をしたい、という方も少なくなく、
情報番組だと、ミュージシャンが生放送で楽曲を披露してくれたり、番宣などでタレントの方が番組に来てくれたりすることも多いので
楽しい現場だと感じられるのではないかと思います。
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では今日はこのあたりで。